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ポケモン強弱の変動記/タイプ別/あく - (2011/11/21 (月) 19:54:53) の編集履歴(バックアップ)


悪タイプの歴史



悪タイプの性能

攻撃面 防御面
弱点 エスパー・ゴースト 弱点 かくとう・むし
半減 かくとう・あく・はがね 半減 ゴースト・あく
無効 なし 無効 エスパー
その他 技「ミラクルアイ」を受けるとエスパーが無効から等倍に変わる。

攻撃面

エスパー・ゴーストキラーに特化した相性。
全体として見れば等倍ばかりで結構安定したタイプであるが、高威力技は無い。
ノーマルタイプのポケモンが対ゴースト用のサブウエポンとして採用することもある。

格闘タイプだけは多くの場合どうしようもない。

防御面

エスパー技無効なのが最大の特徴。
しかし近年ではエスパーは一致専用となりつつあり、
耐性が少ない事、大幅に強化された虫や特に格闘を弱点に持つ事から、
悪タイプが防御に向いているとは言い難い。

種族値平均

(最終16体)
HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早 合計
平均 77 102 78 84(81) 75 80(78) 496(491)
最大 110 134 115 135(125) 130 125 600
最小 50 65 40 45 40 35 380
()内はダークライ除外時

もともと特殊攻撃扱いだったが、あくタイプのポケモンは何故か登場した頃から攻撃のほうが高い傾向。
とは言っても両刀型のポケモンも多い。一撃が重い者が多数だが、耐久が高めなのはごく一部。

種族値ランキング

合計値

順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 バンギラス 600 10 ドラピオン 500
ダークライ 12 キリキザン 490
サザンドラ 13 ズルズキン 488
4 ブラッキー 525 14 ミカルゲ 485
5 マニューラ 510 15 ダーテング 480
ゾロアーク 16 スカタンク 479
バルジーナ 17 ノクタス 475
8 ワルビアル 509 18 シザリガー 468
9 ドンカラス 505 19 アブソル 465
10 ヘルガー 500 20 サメハダー 460

能力別

HP 特攻
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 バルジーナ 110 1 ダークライ 135
2 スカタンク 103 2 サザンドラ 125
3 バンギラス 100 3 ゾロアーク 120
ドンカラス 4 ノクタス 115
5 ブラッキー 95 5 ヘルガー 110
ワルビアル 6 ドンカラス 105
7 サザンドラ 92 7 バンギラス 95
8 ダーテング 90 サメハダー
9 ヘルガー 75 9 ミカルゲ 92
10 ジヘッド 72 10 ダーテング 90
シザリガー
攻撃 特防
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 バンギラス 134 1 ブラッキー 130
2 アブソル 130 2 ズルズキン 115
3 ドンカラス 125 3 ミカルゲ 108
キリキザン 4 バンギラス 100
5 サメハダー 120 5 バルジーナ 95
シザリガー 6 ダークライ 90
マニューラ サザンドラ
8 ワルビアル 117 8 マニューラ 85
9 ノクタス 115 9 ヘルガー 80
10 ゾロアーク 105 10 ニューラ 75
サザンドラ ドラピオン
防御 素早
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 ズルズキン 115 1 マニューラ 125
2 ブラッキー 110 ダークライ
バンギラス 3 ニューラ 115
ドラピオン 4 レパルダス 106
5 ミカルゲ 108 5 ゾロアーク 105
6 バルジーナ 105 6 サザンドラ 98
7 キリキザン 100 7 ヘルガー 95
8 ダークライ 90 サメハダー
9 シザリガー 85 ドラピオン
10 ヤミラミ 75 10 ヤミカラス 91

種族値ランキング

最終形態のみが対象。

合計値

順位 ポケモン 種族値
1 ヤミラミ 380
2 レパルダス 446
3 サメハダー 460
4 アブソル 465
5 シザリガー 468
6 ノクタス 475
7 スカタンク 479
8 ダーテング 480
9 ミカルゲ 485
10 ズルズキン 488

能力別

HP 特攻
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 ヤミラミ 50 1 ズルズキン 45
ミカルゲ 2 バルジーナ 55
3 シザリガー 63 3 ブラッキー 60
レパルダス 64 グラエナ
5 アブソル 65 ドラピオン
ズルズキン キリキザン
キリキザン
攻撃 特防
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 ブラッキー 65 1 サメハダー 40
バルジーナ 2 レパルダス 50
3 ヤミラミ 75 3 ドンカラス 52
4 レパルダス 88 4 シザリガー 55
5 ヘルガー 90 5 グラエナ 60
グラエナ ダーテング
ドラピオン ノクタス
ダークライ アブソル
ズルズキン ゾロアーク
防御 素早
順位 ポケモン 種族値 順位 ポケモン 種族値
1 サメハダー 40 1 ミカルゲ 35
2 ヘルガー 50 2 ヤミラミ 50
レパルダス 3 ノクタス 55
4 ドンカラス 52 4 ズルズキン 58
5 ダーテング 60 5 バンギラス 61
ノクタス
アブソル
ゾロアーク

悪タイプをもつ複合タイプとその主なポケモン

複合タイプ 主なポケモン(というか全て) 複合タイプ 主なポケモン(というか全て)
ノーマル (なし) 格闘 ズルズキン(1)
ヘルガー(1) エスパー (なし)
サメハダー・シザリガー(2) 飛行 ドンカラス・バルジーナ(2)
ダーテング・ノクタス(2) (なし)
電気 (なし) バンギラス(1)
マニューラ(1) ゴースト ヤミラミ・ミカルゲ(2)
スカタンク・ドラピオン(2) ドラゴン サザンドラ(1)
地面 ワルビアル(1) キリキザン(1)

複合タイプは23種中17種と比率的には結構多め。
またタイプの組み合わせ自体も12と割と多い部類に入る。

但し作品ごとに登場する複合タイプのばらつきはかなり大きく、同タイプでの種族数も少ない。
第2世代の悪炎・悪岩・悪氷は未だ1種ずつのままである。
第3世代・第4世代では同じ複合タイプの新種が同時に2種登場する場面も見られた。
他方、第5世代では新たな組み合わせが多数見られたが、
組み合わせごとの新種は各1種ずつ、既存の組み合わせも1種のみとなった。

上手く弱点を相殺する組み合わせも有り、毒悪は地面のみ、悪霊はなんと弱点なし。
だが近年では弱点の少なさより耐性の多さが重要視されるため、
メジャーの多くが等倍のミカルゲは評価が落ち込み気味である。

悪単はブラッキー、グラエナ、アブソル、ダークライ、レパルダス、ゾロアークの6種。


悪タイプの主な技

技名 直接攻撃 物理特殊 威力 命中 PP 対象 追加効果・備考
あくのはどう × 特殊 80 100 15 単体(遠隔) 20%で怯み
かみくだく 物理 80 100 15 単体 20%で防御↓
ふいうち 物理 80 100 5 単体 先制技(優先度+1)・相手が攻撃技を出していないと失敗する・相手より先に攻撃できなくても失敗する
つじぎり 物理 70 100 15 単体 急所ランク+1
かみつく 物理 60 100 20 単体 30%で怯み
しっぺがえし 物理 50(100) 100 10 単体 後攻ならば威力100
おいうち 物理 40(80) 100 20 単体 交代されようとしている相手には威力80
なげつける × 物理 最大130 100 10 単体 持ち物によって威力・効果が変わる(130はくろいてっきゅう)
イカサマ 物理 95 100 15 単体 相手の攻撃力を利用して攻撃

第4世代まででは特殊技は「あくのはどう」しかない。
悪ポケモンは、攻撃は高いのだが、物理技の威力が最高80(「しっぺがえし」は100にもなるが)なので倒しきれないことも多い。
技の追加効果が独特なものが多いことも特徴。
最近の注目株は「のろい」との相性が良い「しっぺがえし」、プラチナで教え技になった「ふいうち」「はたきおとす」といったところか。
「かみくだく」と「つじぎり」は安定したダメージを与えられるために重宝される。
ロマンあふれる「なげつける」は「くろいてっきゅう」を持たせると最大威力130となるし、持ち物しだいで様々な追加効果がある。
「かみつく」を使って俺のターンを狙うポケモンがたまにいる。
「おいうち」はPtHGSSでのバグが確認されているため、これらのソフトで対戦する時は注意すること。

技名 直接攻撃 命中 PP 対象 追加効果・備考
おきみやげ × 100 10 単体 自分を瀕死状態にし、相手の攻撃↓↓+特攻↓↓
ダークホール × 80 10 周囲の敵全体 相手を眠り状態にする・ダークライ専用技
ちょうはつ × 100 20 単体 3~5ターンの間相手をちょうはつ状態にする
わるだくみ × --- 20 自分 特攻↑↑
つめとぎ × --- 15 自分 攻撃↑命中↑

「おきみやげ」はアタッカー潰し、「ちょうはつ」は受け潰し、と使う対象は違っても役割は大体一緒。
「わるだくみ」は自分の特攻を上げる数少ない手段の1つ、問題点は使用者に紙耐久のポケモンが多いことか。
「ダークホール」は禁止伝説であるダークライの専用技だが、ダブルバトルでドーブルに大人気である。
爪とぎは高威力・命中不安定な技と相性がいい。

技名 直接攻撃 物理特殊 威力 命中 PP 対象 追加効果・備考
どろぼう 物理 40 100 10 単体 相手の道具を奪う
はたきおとす 物理 20 100 20 単体 相手の持ち物を使えなくする
ふくろだたき × 物理 10 100 10 単体 味方全員が1回ずつ攻撃・種族値でダメージ計算
ナイトバースト × 特殊 85 95 10 単体 40%で命中率↓・ゾロアーク専用技
バークアウト × 特殊 55 95 15 周囲の敵全体 100%で特攻↓・音技・ポケスマゾロアークが覚えている
うそなき × 変化 ‐‐‐ 100 20 単体 特防↓↓
すりかえ × 変化 --- 100 10 単体 自分と相手の持ち物を入れ替える

使用者が少ないorマイナーな技。アイテムを奪う・使えなくする「どろぼう」「はたきおとす」「すりかえ」には注意。

登場ポケモン早見表

  • 第1世代
(なし)
  • 第2世代
ブラッキー、ヘルガー、バンギラス(+ヤミカラス、ニューラ)
  • 第3世代
グラエナ、ダーテング、ヤミラミ、サメハダー、ノクタス、シザリガー、アブソル
  • 第4世代
ドンカラス、スカタンク、ミカルゲ、ドラピオン、マニューラ、ダークライ
  • 第5世代
レパルダス、ワルビアル、ズルズキン、ゾロアーク、キリキザン、バルジーナ、サザンドラ

第1世代

エスパーが猛威を振るっていたこの時代、まだ悪タイプは存在してなかった為、
今後に悪タイプに関わってくる格闘タイプ・虫タイプ・エスパータイプの話を。

当時の格闘タイプは技に恵まれておらず(まともに使えそうなのが地獄車くらい)、
天敵のエスパータイプが特殊攻撃にも関わらず、この時代の格闘タイプは総じて
特殊能力が低かった為、先手のサイコキネシスで簡単に倒される等の原因が重なり、
現在からは信じられない程のマイナー扱いを受けていた。
虫タイプの攻撃技もまたろくなものがなく(よくてスピアー専用のダブルニードル)、
まともな虫技の使い手であるスピアーは素早さ等の点から、エスパーキラーになり得る事が無かった。
他の虫タイプにいたっては殆どがタイプ一致の攻撃技さえ無いと言う散々な状況だった。

一方、エスパータイプはミュウツー等を筆頭とし、殆どのエスパーポケモンがかなり高い特殊能力を持っていた。
加えてタイプ一致のサイコキネシスは威力もさることながら、当時では重要な特殊能力を1段階低下させると言う追加効果もあり、
当時のエスパーの強さを象徴していたと言える。

ちなみに、このころの噛み付くはノーマルタイプの物理技だった(追加効果は同じ)。

第2世代

初代で暴走していたエスパータイプと、何かと不遇だった格闘タイプのバランスを取るために悪タイプが登場。
これにより、悪・格闘・エスパーの三すくみが出来上がった。
この時代では、悪タイプの攻撃技はすべて特殊攻撃だった。
技のタイプ見直しもあってか、噛み付くは悪タイプとなった。
新技としては、噛み砕く、だまし討ち、追い討ち、袋叩き、泥棒あたりが追加。

追加されたポケモンは、ブイズに耐久力の高いブラッキー、
+炎で特攻が高く、晴れソーラーを放てるヘルガー、
後に進化することになる+飛行のヤミカラスと+氷のニューラ、
カイリューと対をなす立場となる攻撃力の高い+岩のバンギラスが登場。

しかし、虫の強化などの様々な要因と共に、エスパー抑制に一役買いはしたが、
肝心の悪タイプの技の使い手は(泥棒を除き)主にヘルガーで、たまにバンギラスが入れておくぐらいだった。
そもそも悪タイプ自体、攻撃<特攻になっているポケモンがヘルガーしかいなかった。
ニューラにいたっては、ライバルの先鋒という大役にも関わらず、特攻35でタイプをまるで生かせていなかった。

余談だが、第2世代ではジムバッジを所持していると、各リーダーと対応したタイプの技を使った際の与ダメージを上げる効果があったが、悪タイプは唯一ジムリーダーが存在しなかった為、その恩恵を受けることはなかった。
(正確には地面タイプのリーダーも存在しないが、前作でのトキワリーダーがサカキだった為、グリーンバッジには地面技の威力を上げる効果がきちんとある)

第3世代

特性の登場によりバンギラスが砂嵐を起こしたり、ヘルガーを炎受けとして使えたりするようになった。
新ポケモンは、グラエナ、アブソル、シザリガー、サメハダーなど、総じて攻撃が高めで耐久が低い。
砂パ向けのノクタスや、晴れパで大爆発要員となるダーテング、悪/ゴーストで弱点のないヤミラミもこの世代から登場。
しかし、追加されたポケモンの中に特攻>攻撃のポケモンがなぜか一匹たりともいない。
悪技は特殊にもかかわらず明らかに攻撃のほうが高い上に、脆く、素早さも微妙な連中が多いこともあってだろう、
まともに使用されたのはダーテング(主にダブル)ぐらいで他のポケモンは活躍の場が少なく、
これとヘルガー、ブラッキー、バンギラスの計4体を除く悪ポケモンの大半が不遇扱いという凄惨ぶりが、
相対的にエスパーの株を上げてしまっていた感はある。

「いちゃもん」「ちょうはつ」等、悪タイプの補助技はこの時代に増加。

第4世代

技ごとに物理/特殊が設定されるようになり、既存の悪攻撃技が全て物理化、
多くの悪ポケモンの高い攻撃力が活かしやすくなった。代わりの特殊技には悪の波動が追加。また、紙耐久の多い悪タイプにとって、気合のタスキや高威力一致先制技不意討ちの登場は、他のタイプ以上の恩恵を受けたと言える。
ただ、悪タイプの技はダークホール以外全て命中率100%という安定感はあるが、
ロマン技の投げつけるを除くと、最高威力は80(後攻しっぺがえしは100)。
火力インフレの激しい現在の環境を考えるとやや物足りなくもある。

新ポケモンには、ヤミラミを強化したような能力値を持つミカルゲ、毒/悪で弱点と耐性のバランスが優秀なドラピオンやスカタンク、ダークホールと特性が、特にダブルで脅威的な禁止級、ダークライなどが登場。
前世代までは見向きもされなかったニューラとヤミカラスも進化することで強化された。

この4世代でようやくマシな程度に強化された悪タイプだったが、周りの環境は依然として向かい風であった。
実践で活躍できる格闘タイプが大幅に追加されたのだ......
速いしなんでもできますゴウカザル、ガチ環境のダブルでも活躍できるドクロック、ハリテヤマ、エルレイドが登場し、デメリット無しも同然の技インファイトをほとんどの格闘ポケが習得。教え技で不意打ちが安売りされ悪の強みは薄れた、格闘タイプまでもが不意打ち、しっぺ返しを習得し、エスパータイプにも対抗できるようになるという超VIP待遇であった。

しかも今までカモだったエスパータイプの一部が対抗出来る気合玉やミラクルアイを習得。紙耐久の悪は、エスパー技読みで交代すると不一致とはいえ威力120の気合玉の一撃で落とされるケースが増えた。命中不安な技だが基本鈍足な悪タイプは、無償光臨に成功しても2発目の気合玉を打たれることになったり、不意打ちもで狩ろうにも、みがわり、トリック、アンコールなどでかわされがちで、逆に相手を助けてしまうパターンが多く、せっかく攻撃が活かしやすくなったのに、不意討ち頼みではエスパーに対して不利な読み合いが発生してしまう。

バンギラスは砂嵐の性能向上や、噛み砕く、三色パンチ物理化、ストーンエッジ習得等で強化。さらにはHGSSでのフラット解禁によって増加し、ガブリアスとのシナジーが注目された。ラティオスの流星群2連打を耐えられるので、ラティメタとして使われたのも大きい。ただしバトレボ以外でおいうちするとバグ確定という残念すぎる欠点も持っていた。

プラチナで不意討ちが教え技になったが、
マニューラやバンギラスやドラピオンなどタイプ一致で覚えなかった者は余り覚えなかったりする。
そのかわりアブソルが馬鹿力を、ドンカラスは熱風まで習得し、鋼タイプに対抗できるようになった。

ダブルバトルではこれまでダーテング以外見向きもされなかったが、
07では催眠術が使え弱点の無いミカルゲが、07~09では最速のねこだまし使いのマニューラが、
GSダブルでは、天候操作、ホウオウ、ギラティナ、クレセリアなどに強いという理由でバンギラスが流行したが、
結局はダブルでのマニューラ、ダーテングとバンギラスを覗くとほとんど第一線で活躍するのは厳しい立場であった

第5世代

新ポケモンには自信過剰が強いワルビアル、金銀で新登場した悪鋼を併せ持つキリキザン、
攻撃面で優秀な上に、格闘タイプとしては耐久力の高いズルズキン、素早さが他のドラゴンより低い
という点で残念扱いされていたが、技の豊富さや耐性の多さ、ソーナンスに強いといった点で評価され始めた
2匹目の悪600族サザンドラ、猫ポジションのレパルダス、ドンカラスと同タイプの耐久ポケモンバルジーナ、
映画の看板であり、特性が厄介なゾロアークが登場。新ポケモンの多くが新しい組み合わせである。

ゾロアークはBWどちらのソフトとも通常プレイでは入手不可能(一応姿だけは見ることができる)
そのため、DSから映画特典のセレビィや三犬を連れてくるか、GTS経由等で入手するしかない
なお、BW発売当初のGTSではビクティニ等と交換されていたあたり出現方法が不明だった時のミカルゲを彷彿させる。
また、ポケモンサンデーの後継番組ポケモンスマッシュではルカリオから部長の座を譲り受ける。
ロバートの3人と共に番組でも活躍が期待される。


技では物理技にイカサマ、特殊技にナイトバーストとバークアウト、変化技にさきおくり、つめとぎが追加。
ただし特殊技はナイトバーストはせっかくの威力80超えなのにゾロアーク専用技。
また、PtHGSSに存在したおいうちバグが修正されバンギラスはラティを逃がさずに狩れるようになった。
一方前作技マシンだった悪の波動が技マシンから除外された為、サザンドラが大地の力と両立できないといった弊害も生じている。

その後、ポケモンスマッシュにてバークアウトを覚えたゾロアークが配布された。
元々わざマシンで覚えさせる技であるため、一部のポケモンは遺伝させることで習得可能となった。
遺伝経路のない3犬やブラッキーは技マシン95の解禁を待つしかない。

既存ポケモンではシザリガー、サメハダー、ヤミカラスが強力な夢特性を得て強化されたが弱体化した面々も。
ブラッキーは黒い眼差しバトンが意味を成さなくなりしっぺ返しの仕様変更も痛い。
ダーテングは大爆発弱体化によりダブルバトルで使われることはまず無いだろう。
マニューラは使用率が下がってはいないが夢ニョロトノの登場による雨パだらけの環境で噴火バクフーンのサポートとしての使い方は困難になった。

さらに5世代でも格闘タイプの強化は止まらなかった。
「ドレインパンチ」「とびひざげり」「とびげり」の威力が上方修正された。
シングル、ダブル、ローテどのルールでもなんでもござれのローブシン、ゾロアークを狩ってやんよと言わんばかりの素早さを持ち、悪技を半減するどころか特性の正義の心で攻撃力まであげてしまう3闘神など天敵は増えるばかりである。
しかもこの4匹は第一線で活躍できるスペックを持っている。
だがダブル・トリプルではこの特性を利用して、マニューラが味方のテラキオンの攻撃力を袋叩きによるフレンドリファイアで一気に上げる戦術が可能になった。

また、虫タイプの強化が続いているのも悩みどころ。
種族値の優秀さもさることながら、特攻・特防・素早さを同時に上げるチートな積み技蝶の舞を覚えてしまう強敵ウルガモスが新たなメジャー虫として対戦界隈に君臨したのは痛手。

ダブルでは、夢特性により天候の奪い合いが加速したためにバンギラスの価値は上がり、トップクラスの使用率を持つもち、
マニューラがテラキオンにふくろだたきを使えるようになったことと、ヤミカラス・ヤミラミが強化された
相変わらずエスパーは大人気だが、相変わらずエスパーで一番人気のメタグロスは悪に弱くなく、補助ばかりのクレセリアにはふいうちが効かずと
それ以外の既存組が厳しいのも変わらず。ダーテングに至ってはだいばくはつ弱体化でキュウコン登場にも関わらず姿を消した。
グラエナより優秀ないかく要員のワルビアル、いかくに強いキリキザン、ねこだましを使えてエスパーに強い格闘のズルズキンなど
かつてないほどに新顔が頑張っているが、肝心のサザンドラはその素早さゆえに600族の中ではカイリューとに底辺争いをしている。

悪特有の読み合いや嫌らしいトリッキーな戦いだけでは、技の威力や種族値不足を補うことは限界に来ているのか、
活躍できる悪タイプはゴリ押しできるスペックがある600族2種、特性が特殊なゾロアーク、優秀なタイプのズルズキンと大分限られる。
エスパーの暴走を止めるために生まれた悪タイプは、今や格闘にカモにされエスパー狩りも不安定という状況。
はたして改善される時は来るのだろうか…?

その他

ちなみにポケモン本編では悪タイプを専門に扱っている四天王は現時点(BWまで)でカリン、カゲツ、ギーマと3人もいるが、
逆に悪タイプを専門として扱っているジムリーダーは存在していない唯一のタイプでもある。

歴代の主な悪使い

第二世代にカリン、第三世代にカゲツ、第五世代にギーマが登場した。
唯一ジムリーダーのタイプエキスパートとなっていないタイプである。
カリンは「つよい ポケ(ry」で非常に有名な四天王。
カゲツはモヒカン頭が特徴の四天王。全体的に紙耐久である。
ギーマは勝負師。先発は♂、それ以外は♀という変なこだわりを持っている。このため、ズルズキンは性転換を余儀なくされた(?)。

議論所


「一方、一部のエスパー~」のくだりで気合玉が2回書かれていたので修正

主な技を追加。修正or削除よろしく。
↑マイナー技を分離した。

細々と修正・追加してみました。修正or削除があったらお願いします。
第3世代にグラエナが入ってなかったのでついか

流石にブラッキーがブースターに肩を並べたは誇張表現過ぎじゃね?
↑まぁブースターに比べれば強い
それとマニューラはテラキオンをぶんなぐる重要な仕事ができたので使用率は下がってない
エルフーンじゃラティを直接縛れない