ゴーストタイプの歴史
ゴーストタイプの性能
攻撃面 |
|
防御面 |
|
弱点 |
エスパー・ゴースト |
弱点 |
ゴースト・あく |
半減 |
あく・はがね |
半減 |
どく・むし |
無効 |
ノーマル |
無効 |
ノーマル・かくとう |
その他 |
技「みやぶる」「かぎわける」を受けた場合ノーマル・格闘の無効が等倍に変わる。 相手の特性が「きもったま」の場合も同上。 技「のろい」を使う場合、効果が変わり自分の体力を半分削り相手を「のろい」状態にする。 |
攻撃面
ノーマルに無効にされること以外普通。あくタイプには手が出ず、エスパーに強い。
最高威力は物理が70、特殊が80しかない上、特殊な効果がある技もないので、基本的にはタイプ一致でしか使われない。
しかし、有効範囲は悪技と全く同じなのでノーマルポケなどがサブウェポンとして用いる例もある。
また、格闘技と組み合わせる事で全てのポケモンに等倍以上のダメージが与えられるのも特徴
(これが悪の場合だとメジャーな格闘のドクロッグとヘラクロスの両方に半減になってしまう)。
防御面
防御面は2つの無効タイプを持つのが最大の利点で、弱点も2つ。かなり特殊なタイプ相性を持つ。
ふゆうで地面無効となり無効が3つになっているものも多く、ゴーストポケをパーティに入れるだけでそれなりの交代読みを強制させる効果がある。
平均種族値
|
HP |
攻撃 |
防御 |
特攻 |
特防 |
素早 |
合計 |
平均 |
83(71) |
82(77) |
82(78) |
90(86) |
85(81) |
74(72) |
489(460) |
最大 |
150 |
124 |
145 |
145 |
135 |
110 |
680(525) |
最小 |
1(45) |
50 |
45 |
30 |
30 |
30 |
236 |
()内はギラティナを除いた時。HPはヌケニン除外で計算。
霊体だからなのかHPは低い。
第3世代までは何故か物理技扱いだったためか、攻撃もなかなか高く、第3世代でこれが低いと言えるポケモンはいない。
種族値ランキング
合計値
1 |
ギラティナAF |
680 |
11 |
ユキメノコ |
480 |
ギラティナOF |
ブルンゲル |
3 |
ヨノワール |
525 |
13 |
ジュペッタ |
455 |
4 |
シャンデラ |
520 |
サマヨール |
5 |
ゲンガー |
500 |
15 |
ムウマ |
430 |
6 |
フワライド |
498 |
16 |
ゴースト |
405 |
7 |
ムウマージ |
495 |
17 |
ヤミラミ |
380 |
8 |
ミカルゲ |
485 |
18 |
ランプラー |
370 |
9 |
デスカーン |
483 |
19 |
フワンテ |
348 |
ゴルーグ |
20 |
プルリル |
335 |
能力別
HP |
特攻 |
順位 |
ポケモン |
種族値 |
順位 |
ポケモン |
種族値 |
1 |
フワライド |
150 |
1 |
シャンデラ |
145 |
ギラティナAF |
2 |
ゲンガー |
130 |
ギラティナOF |
3 |
ギラティナOF |
120 |
4 |
ブルンゲル |
100 |
4 |
ゴースト |
115 |
5 |
フワンテ |
90 |
5 |
ムウマージ |
105 |
6 |
ゴルーグ |
89 |
6 |
ゴース |
100 |
7 |
ユキメノコ |
70 |
7 |
ロトム |
95 |
8 |
ジュペッタ |
64 |
デスカーン |
9 |
ゲンガー |
60 |
ランプラー |
ムウマ |
10 |
フワライド |
90 |
ムウマージ |
|
|
|
ランプラー |
|
|
|
シャンデラ |
|
|
|
攻撃 |
特防 |
順位 |
ポケモン |
種族値 |
順位 |
ポケモン |
種族値 |
1 |
ゴルーグ |
124 |
1 |
ヨノワール |
135 |
2 |
ギラティナOF |
120 |
2 |
サマヨール |
130 |
3 |
ジュペッタ |
115 |
3 |
ギラティナAF |
120 |
4 |
ヨノワール |
100 |
4 |
ミカルゲ |
108 |
ギラティナAF |
100 |
5 |
ムウマージ |
105 |
6 |
ヌケニン |
90 |
デスカーン |
7 |
フワライド |
80 |
ブルンゲル |
ユキメノコ |
8 |
ギラティナOF |
100 |
9 |
ヤミラミ |
75 |
9 |
ヨマワル |
90 |
カゲボウズ |
シャンデラ |
防御 |
素早 |
順位 |
ポケモン |
種族値 |
順位 |
ポケモン |
種族値 |
1 |
デスカーン |
145 |
1 |
ゲンガー |
110 |
2 |
ヨノワール |
135 |
ユキメノコ |
3 |
サマヨール |
130 |
3 |
ムウマージ |
105 |
4 |
ギラティナAF |
120 |
4 |
ゴースト |
95 |
5 |
ミカルゲ |
108 |
5 |
ロトム |
91 |
6 |
ギラティナOF |
100 |
6 |
ギラティナAF |
90 |
7 |
ヨマワル |
90 |
ギラティナOF |
シャンデラ |
8 |
ムウマ |
85 |
9 |
デスマス |
85 |
9 |
ゴース |
80 |
10 |
ゴルーグ |
80 |
フワライド |
|
|
|
シャンデラ |
80 |
ゴーストタイプをもつ複合タイプとその主なポケモン
複合タイプ |
主なポケモン(というか全て) |
|
複合タイプ |
主なポケモン |
地面 |
ゴルーグ(1) |
|
炎 |
シャンデラ(1) |
電気 |
ロトム(1) |
|
虫 |
ヌケニン(1) |
毒 |
ゲンガー(1) |
|
ドラゴン |
ギラティナ(1) |
飛行 |
フワライド(1) |
|
悪 |
ヤミラミ・ミカルゲ(2) |
氷 |
ユキメノコ(1) |
|
水 |
ブルンケル(1) |
+悪が2種、単ゴーストが3種と棲み分けされているので、タイプ的には個性を出しやすい。
防御面ではもともと優秀なタイプのため+悪の弱点がないこと、+飛行の無効タイプが3つあることが特徴か。
攻撃面での相性は+虫と毒が半減タイプに対し、弱点をつくことができる。
第4~第5世代にかけて7種類と大幅に複合タイプが増加した。
ゴーストタイプのおもな技
技名 |
直接攻撃 |
物理特殊 |
威力 |
命中 |
PP |
追加効果・備考 |
シャドーボール |
× |
特殊 |
80 |
100 |
15 |
20%で特防↓↓ |
シャドークロー |
○ |
物理 |
70 |
100 |
15 |
急所ランク+1 |
シャドーパンチ |
○ |
物理 |
60 |
必 |
20 |
特になし |
かげうち |
○ |
物理 |
40 |
100 |
30 |
先制技(優先度+1)・接触技 |
ナイトヘッド |
× |
特殊 |
‐‐‐ |
100 |
15 |
自分のレベルと同じ数値のダメージ |
最高威力でもわずか80と、火力としては低い。
そのため余程特攻が高いかタイプ一致、効果抜群などでなければ打っても大ダメージにはならないのが欠点。
ダイパから入った先制技の「かげうち」は、いままで先制技を無効化していたゴーストに抜群である点で価値の大きい技である。
ナイトヘッドは固定ダメージを与える技なので耐久型などが重宝するが、ポケモンの数が多いノーマルにダメージを与えられないのが玉に傷。
変化技名 |
直接攻撃 |
命中 |
PP |
追加効果・備考 |
みちづれ |
× |
100 |
5 |
自分に止めを刺したものを瀕死にする |
うらみ |
× |
100 |
10 |
相手が最後に使った技のPPを4削る |
あやしいひかり |
× |
100 |
10 |
相手混乱 |
のろい |
× |
‐‐‐ |
10 |
自分のHPを最大値の半分消費して相手を呪い状態にする・まもる無視(他のタイプでは攻撃・防御↑、素早さ↓) |
補助技は強力なものがそろっている。「みちづれ」は素早いゲンガーなどが暴れた後でさらにもう1体葬る時によく使う。
「うらみ」はプラチナから教え技として登場。高い耐久からガリガリ削るヨノワールなどが有名。
「あやしいひかり」は命中率100%の混乱技と強力。交換を誘うなど用途は多彩。
「のろい」は第四世代まではタイプ???であったが、第五世代からゴーストタイプとなった。(効果は変更なし)
呪い状態は非常に強力だが交換で解除されてしまう為、黒い眼差しなどで交換を出来なくしてから使う。
もしくは交換を読み、出てきた相手に「いたみわけ」をかけて減少した体力を一気に回復する戦法がよくとられる。
技名 |
直接攻撃 |
物理特殊 |
威力 |
命中 |
PP |
追加効果・備考 |
シャドーダイブ |
○ |
物理 |
120 |
100 |
5 |
1ターン目回避、2ターン目攻撃・まもる見切り無効化・ギラティナ専用技 |
↑はマイナー技。ギラティナ専用技のシャドーダイブは、
①守る見切り無視攻撃
②1ターン目には破れた世界みたいなところに逃げ込むため、ノーガード以外の技を受け付けない、実質絶対防御。
③高い威力
を誇るものの、伝説系であることとやや足が遅いこともあり、ギラティナ自体あまり出てこない。
だがGSルール下ではダブルバトル+どちらを狙っているのかばれない事もあり、スカーフを持たせての守る見切り牽制として活躍する。
登場ポケモン早見表
ゲンガー
(ムウマ。第5世代時点での最終形態は無し)
ヌケニン、ヤミラミ、ジュペッタ(+サマヨール)
フワライド、ムウマージ、ミカルゲ、ヨノワール、ユキメノコ、ロトム、ロトムFC各種(この世代限定。第5世代ではゴーストが別タイプに変更)、ギラティナ
デスカーン、ブルンゲル、シャンデラ、ゴルーグ
第1世代
当時のゴーストタイプは、ゴース、ゴースト、ゲンガーの3体のみだったが、
ゲンガーは当時猛威を振るった破壊光線を完全に止められる唯一の存在だった(読み間違えるとケンタロスの場合は地震で返り討ちだが)。
催眠術と夢食いのコンボは非常に強力。下手すれば、一度も行動させずに倒すこともある程だった。
1999年の公式大会においてはゲンガーの代わりにゴーストが活躍し、同じポジションをつとめた。
ちなみに初代のゴースト攻撃技は固定技の「ナイトヘッド」と威力が20しかない「したでなめる」のみ。
しかもゴースト技はノーマル、エスパータイプのポケモンに無効だった。
ちなみにノーマルタイプに「ナイトヘッド」は有効なのだが、これは当時のLvダメージ技が無属性扱いだったため。
逆に言えば「ちきゅうなげ」もゴーストに当たる。
第2世代
威力80でタイプ一致の「シャドーボール」が追加された。
金銀から初の単ゴーストタイプのムウマが登場。
当時のムウマは、最強とされていたカビゴンを止められる数少ないポケモンであり黒眼滅びのコンボで猛威を振るった。
なお、一世代で活躍したゲンガーは、特殊のステータスが特攻と特防に分かれ、
「シャドーボール」や悪タイプのポケモンの登場によって弱体化することに。
しかしムウマより素早さは上で、大爆発やパンチ系の技を覚えるため攻撃の幅は広い。
第3世代
新登場のサマヨールは耐久力の高さと技の豊富さで、主に味方のサポートや相手の妨害を得意とした。
ヌケニンはHPが1、弱点の技しか受けない異色のポケモンだが、相手のチーム次第では完封することが出来るため注目を浴びた。
ジュペッタはゴーストタイプ随一の攻撃の高さ、
ヤミラミは+悪の組み合わせから弱点が存在しないのを売りにしていたが、
種族値の関係で表に立つ機会は少なかった。
ゲンガーは特性「浮遊」によって苦手としていた地面タイプを完全に克服して表舞台に舞い戻ったが、
タイプ一致の技は物理技なので、特にダブルでは特攻130を捨てて物理に走る者が多かった。
またゴーストタイプの技ではないが、相手を火傷状態にする鬼火の使い手も当時はこのタイプに多かった。
特に耐久の高かったサマヨールとの相性も良好で、一部の物理受けに一役買っていた。
ダブルバトルでは封印サマヨールやアンチ雨のヌケニン、素早いゲンガーが注目されるが
防御や攻撃に偏りのあるステータスが嫌われたのか、いまいちメジャーにはなれなかった
第4世代
サマヨールがヨノワールに進化。元々高い耐久が少し上昇し、更に攻撃も大きく伸びたため、物理アタッカーの可能性も出てきた。
重複ポケモン不可ルールでのダブルバトルでは、サマヨールと同時に出せるようになった。
ユキワラシの進化形ユキメノコは素早さの高さと特性「雪隠れ」から霰パーティで活躍することに。
またムウマはムウマージに進化し、嫌がらせな技を活かした戦術が注目を浴びるようになった。まさに魔法使い。
ただし、ヨノワール等の耐久型のポケモンと比べると覚えられる技が少なめのため上級者向けといった感がある。
+電気のロトムはタイプと特性が優秀で、更にプラチナでフォルムチェンジが
できるようになり、五種専用技を扱えるようになった。
新ポケモンで新しいタイプの組み合わせである+飛行のフワライドも登場。
特性「軽業」を生かした戦法や仕様変更した蓄える、新技のチャージビーム、怪しい風などからバトンをつなぐ面でも優秀。
同じく新ポケモンで新しいタイプの組み合わせである+ドラゴンのギラティナも登場し、
プラチナでフォルムチェンジができるようになった(がアイテム固定なのが痛いか)。
弱点なしで耐久力高め、特性「プレッシャー」で補助技、嫌がらせ技豊富のミカルゲも一躍注目を浴びた。
またヌケニンも気合の襷の登場により必ず技が一回は出せるようになった。スリップダメージなどの例外も多いが。
物理特殊の分離によりゲンガーがタイプ一致でシャドーボールやヘドロ爆弾を使いこなせるようになった。
ジュペッタは一応新特性「お見通し」がトリックとの相性はいいのだが、
ただでさえ進化の有無で差が広がっていた上にプラチナでのヨノワールの不意討ち、トリック獲得により
拘りトリックからの不意討ちや追い討ちがアイデンティティーとなりにくくなっている。
ヤミラミも、新特性後出しの登場でしっぺ返しが常時威力150相当になったが同タイプで種族値では1ランク勝るミカルゲの登場で存在が危ぶまれている。
しかし、HGSSでフェイントを覚えたため、手助けが使え、大爆発無効タイプとあり、ダブルでは個性ができたといえるかもしれない。
ただ、ゴーストタイプ内での格差も明確化してきているのは確かである。
技の方では先制技の影討ちの登場が大きい。素早さが低めのミカルゲやヌケニンのフォローにも使える。
不意打ちが教え技になったが、住み分けはできていると思われる。
↑基本的に身代わりに弱いゴースト多いから影撃ち覚える奴は影撃ち優先だろう。ヨノワールとか鬼火怪しい光トリルとかの可能性高いし
第5世代
新たに4体が新登場し、そのうち3体は新しいタイプの組み合わせを持つ。
デスカーンはヨノワールと同じく耐久に優れ、ヨノワールに比べ物理耐久に特化し、特攻が高め。
シャンデラは非伝説最強の特攻を誇る特殊アタッカー。HPを補えば耐久はある程度カバー可能、素早さもスカーフで130族を抜けるそこそこの速さを持つ。
ブルンゲルは高い特殊耐久と、(弱点も4つあるが)多くの耐性を持つ。特性は「のろわれボディ」が注目される。
ゴルーグは典型的な物理アタッカー。種族値配分はカイリキーに似ているが、勝っている能力は無い。
特性は「てつのこぶし」or「ぶきよう」だが、それらを活かせる技が少なく、特に「ぶきよう」はほぼハズレ特性になっているのが悩み所。
新技は状態異常の相手に威力が倍となる「たたりめ」のみ。元々の威力は低いため使い所は限られる。
既存技では「のろい」がタイプ変更されゴースト技になったが、効果は変わらない。
「ミイラ」はデスカーン専用特性で、接触技を受けると相手の特性を「ミイラ」にしてしまうもので、使い方次第では強力な特性。
「のろわれボディ」は攻撃を受けると一定確率でかなしばりにしてしまう、相手にするとかなり厄介な特性。ブルンゲルの他、ジュペッタやユキメノコが夢特性で得た。
サマヨールは新アイテム「しんかのきせき」により耐久力を大幅に増した。
今作では、ロトムのフォルムチェンジでゴーストタイプを失い、各フォルムごとに異なるタイプを持つようになった。
ご意見所
疲れたので途中書き。