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ポケモン強弱の変動記(第1世代~第2世代) - (2013/07/27 (土) 07:34:24) のソース

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**第1世代(赤緑青ピカチュウ)で強かったポケモン一覧

容量が限度に達したので移動予定です。雛形はこちら→[[第一世代]]

第1世代で強かったポケモンの特徴として、全体的に素早く、特殊(攻撃)が高いことが挙げられる。
また、以下のタイプを持つポケモンはかなり有利な面があった。
エスパー:弱点とされる虫技の威力が低い、当時ゴースト無効、虫技の使い手は総じてエスパーに弱い、などにより事実上弱点なし、エスパー技を半減できるのはエスパーのみ
氷:タイプ特性により凍らない、弱点となる技の使い手が少ない、主力技の吹雪の命中率が90%、こおりにする確率も3割と高性能

逆に不遇だった属性は
炎:当時は鋼がいない、草・虫自体が不遇、ルージュラ以外の氷には電気も有効だった為ろくな役割が無い
草:氷を含む多数の弱点がある(エスパーを持つナッシーは例外)
格闘:当時最強のエスパーに弱く、技もろくなものが無い
虫:弱点はマイナーだったがタイプ一致技の威力が低すぎで存在意義が低い
ドラゴン:当時はカイリューのみで、技もダメージ固定の竜の怒りのみ、ぶっ壊れ技の吹雪で葬られる
などが挙がる。

//メガホーンなど技の問題がありすぎ。そんな仮定は絶対に成り立たない。
//猿のような炎格闘で技豊富な速攻型がいたらノーマルや氷のエースに刺さるし全然使われる。そんな役割自体がいなかった。
さらに、技や戦闘システムの仕様も現在とは大きく異なり、
 「こおり」状態は炎技を食らわない限り自然に治らない(これにより3割で凍る吹雪が最強の技とされていた)
 「ねむり」から覚める時は1ターン消費して何もできない(素早いポケモンで眠らせればはめることも可能)
 切り裂く、葉っぱカッターといった技の急所率が非常に高い(攻略本では9割9分と表記されていたほど)
 地割れやつのドリルなど即死攻撃の命中は素早さに依存した(素早さが相手より低い場合は命中しない)
 影分身のように回避率を上げる技は1回使っただけで異常なほど回避率が上昇した
 破壊光線を使った際、相手が倒れたならば行動不能にならなかった
 急所はプラス効果も無視するので攻略本の剣の舞→切り裂くや嫌な音→切り裂くは実は無意味だった
…等が挙げられる。

ちなみにこの当時の特殊=特攻+特防のため特殊が高い方が他の能力が高いことよりも有利だった。
当時のミュウツー以外の種族値合計値のランキングは・・・
1位カイリュー500(600)、2位ファイヤー495(620)、3位サンダー490(615)、4位フリーザー485(610)
5位パルシェン・ギャラドス480(565/580)、7位ウインディ・ナッシー455(535/580)、9位ケンタロス・ラプラス450(520/545)
と、なぜか氷ポケモンの種族値は高かった。ちなみにカッコ内は現在の基準における合計値。
カイリューが使えたのは97カップとこの後のニンテンドウカップ2000のみ。
フーディン(405(540))やサンダース(430(540))は特殊が高いため強く感じるが、実は合計値はそんなに高くはない。
ポケモン制限のある98カップの種族値トップはパルシェン・ギャラドス(ナッシー・ギャラドス)、99ではファイヤーである。

特攻、特防は共通のため特殊の値を2倍にして計算すると現代基準の実質合計種族値になる。
例えばミュウツーならば
HP106 攻撃110 防御90 特攻154 特防154 素早130 合計種族値744 と言う物凄い数値となる。

97年の全国大会の優勝者はLv55のエース仕様のケンタロスだが、ガルーラ・マルマインを採用している独特な構築のトレーナー。
ただしマルマインは絶対先制と大爆発を備える計算できる強ポケで(サンダース人気は研究が進んでいなかった面も大きく、現在の97カップ戦ではマインの方が立場は上)、
ガルーラも性質が似ている上位のケンタロスがいたために使用率が低かっただけで、もし99年に使用できたら間違いなくエース級だったと思われる。
また使用率は低いが、かなり強ポケだったのは他に、
・催眠と爆発で1対1交換以上の働きが極めてしやすい上に、火力も高いナッシー
・高い耐久と、やはり爆発の存在で1対1交換が安定するカビゴン
などが存在し、初代ポケスタの公式攻略本では全国出場者と戦うフォーマットでダースやゲンガーよりむしろマインやナッシーをオススメしている。
97カップ開催当時は、良くも悪くもそこまで研究が進んでおらず、ケンタロスやスターミーといった絶対的なエース以外は独自色が強かった。

98年の優勝者は吹雪ゲーのこの時代、冷凍ビームの使い手で凄まじい強運の持ち主。
各ポケモンの能力値が低かったことにもかかわらず、相当な強運を味方につけての優勝を果たしている。
逆を言えばそれだけ当時のゲームバランスが偏っていた、といえなくもない。

第1世代後半に開催されたニンテンドウカップ99では97・98カップで人気の高かったポケモンが軒並み出場不可能になった。
その99年の優勝者はカウンターニドキング使いである。

またウルトラカップの登場により当初から規制対象だったミュウツーの強さが実証された。

当時の全振りが可能な努力値仕様のせいか、第5世代のポケモンと比べるとバランス型配分のポケモンが異常に多く、全体的に尖りに欠ける。
BWでいうところのバイバニラの様な種族値バランスのポケモンがありふれた存在、といえばわかりやすいだろうか。
ただし努力値510仕様になって久しい現在(第5世代)もゲンガー、ギャラドス、サンダー、サンダース、カイリュー、ミュウツー等十分活躍できるポケモンは少なくない。

**初代ポケモンの平均種族値
|CENTER:BGCOLOR(#6666cc):|CENTER:BGCOLOR(#99ccff):HP|CENTER:BGCOLOR(#6666cc):攻撃|CENTER:BGCOLOR(#99ccff):防御|CENTER:BGCOLOR(#6666cc):特攻|CENTER:BGCOLOR(#99ccff):特防|CENTER:BGCOLOR(#6666cc):素早|CENTER:BGCOLOR(#99ccff):合計|
|CENTER:BGCOLOR(#6666cc):平均|CENTER:77(78)|CENTER:85|CENTER:79|CENTER:81(82)|CENTER:81(83)|CENTER:79(80)|CENTER:482(487)|
|CENTER:BGCOLOR(#6666cc):最大|CENTER:250|CENTER:134|CENTER:180|CENTER:135(154)|CENTER:135(154)|CENTER:140|CENTER:620(744)|
|CENTER:BGCOLOR(#6666cc):最小|CENTER:35|CENTER:5|CENTER:5|CENTER:40|CENTER:40|CENTER:30|CENTER:288|
(当時においての最終進化系79種、ミュウツー&ミュウ込みで81種、平均値四捨五入)
()内はミュウツー&ミュウ除外時
※最大:合計の部分はファイヤー(ミュウツー)。

 ◆第1世代前半(97,98カップ)で注目されたポケモン
 ・ゲンガー
最速の催眠使いで、催眠術→夢食いのコンボが強烈。
当時は目が覚めたターンは行動できなかった為、ゲンガーより遅いとハメられる可能性が有った。
タイプ一致の技こそ皆無だが技の多さで活躍。
99カップでは進化前のゴーストがペルシアン対策として使われた。

 ・ケンタロス
高い攻撃力と素早さから繰り出されるタイプ一致破壊光線の威力は凄まじい。
特殊もそこそこ有ったため、吹雪や10万ボルトといった特殊攻撃も強烈。
97カップのLV55ケンタロスは圧倒的で、自分が使えば切り札、相手にすると最強の敵だった。
97,98ともに決勝大会使用率1位をマークする不動のトップメタとして君臨した。
ギャラドス・パルシェン以外の水タイプには10万ボルトよりのしかかりの方が効くが、
98カップでは[[ここ>http://www.nintendo.co.jp/n01/n64/software/nus_p_npsj/btour/yosen.html]]を参照すると10万ボルトが多く使われている(当時はダメージ計算が確立されていなかったからだと思われる)。
余談だが98カップの予選ではギャラドスとパルシェンの合計よりもカイリキーの方が使われた。

 ・サンダース
素早さ130のためほとんどの相手に先手を取ることができる。影分身+毒々、電磁波まきなど。
特殊も高く、安定した強さを発揮したため当時からイーブイ系の中で初心者、上級者ともに愛用する人が多かった。
急所率も高く、相性が等倍以上なら押し切ることも可能。

 ・スターミー
タイプが優秀。高めの素早さ・特殊から放たれるタイプ一致サイコキネシス、サブに10万ボルト、吹雪を覚えさせてアタッカーを務め、影分身+毒々+自己再生による長期戦にも対応。
なお吹雪でカバーできるため(現在では考えられないことだが)水技はほとんど使われなかった。

 ・スリーパー
催眠術を使え、当時は特攻も高かった。タイプ一致もあって夢食いの威力はゲンガーよりも上。
物理耐久はスターミー、特殊耐久はフーディンを上回るため、意外と倒れない。

 ・ダグトリオ
素早さの種族値がフーディンと同じ120。地割れの命中率は素早さに依存していた為、多くの相手を倒せる。
急所確定の切り裂くや、タイプ一致の地震も技マシンいらず。
人気のあったゲンガー・サンダースに対して強かったため、その対抗策として使われた。

 ・ナッシー
当時での能力合計値は準伝説に匹敵する580。伝説の鳥ポケモンと変わらない特殊でのタイプ一致サイコキネシスが強力。
特防も125なので非常に硬く、弱点を突かれても押し切れることも。
眠り粉や大爆発、宿木の種+毒々のコンボまで覚えるなど芸達者。
不遇だった草タイプの中では例外的存在であり、初代のエスパー優遇がよくわかる。

 ・フーディン
当時最強だったエスパータイプの代表。攻撃はサイコキネシスほぼ一本だが、かなりの素早さと他の強豪より更に高い特殊、タイプ上弱点が無いことなどから猛威を奮った。
また当時の努力値システムにより今よりは物理攻撃に強く(無振り猿よりも上)、特防も135あったため高い特殊耐久力を誇った。
弱点がほぼ皆無なうえ、自己再生を覚えた点も非常に強力。
進化前のユンゲラーも素早さ・特殊がかなり高く、99カップで使われた。

 ・フリーザー
高い特殊とタイプ一致から放たれる吹雪が強烈。実質現代のファイヤーの大文字に匹敵する。
しかも自身が氷タイプなので「こおり」状態にならず、三鳥の中でも飛び抜けた存在だった。

 ・マルマイン
全ポケモン最速の素早さがウリ。特殊種族値がサンダースに比べて低く、陰に隠れがちではあった。
しかし、約30%の急所率、そして何より大爆発によって電気には厄介なフーディンやダグトリオを簡単に突破できた点は非常に優秀。

 ・ラッキー
特殊の高さが重要視される時代であり、格闘技もマイナーだったため、実力を発揮した。
当時の特殊の仕様上、この時期はハピナスを上回る特攻を持ち、攻撃面も中々だった。
卵産み、地球投げ、毒々、小さくなる、カウンターなど補助技も豊富。
厳選難度はケンタロスやガルーラ同様にとても高かった。

 ・ラプラス
タイプ一致の吹雪と波乗り、HPが高く頑丈で、素早さ以外にスキがないとされた。
また、サブウェポンに10万ボルトなど持たせられるため、強豪の一匹に数えられていた。
同タイプのパルシェンや同じ技を使えるギャラドスより種族値合計は低かったが、需要は圧倒的に上だった。
 
 ・ルージュラ
当時強いとされていたタイプである氷・エスパーを両方備え、サイコキネシス、吹雪の両方をタイプ一致で放てた。
催眠術以上の命中率を誇る悪魔のキッスも使用でき、防御力が最低クラスとは言え侮れない強さを持っていた。
 

 ◆第1世代後半(99カップ、ウルトラカップ)で注目されたポケモン
 ・ウツボット
確実に急所に当たる葉っぱカッターが下記のド忘れヤドランへの対策として注目された。
しかし自身もサイコキネシスに弱く、気が抜けなかった。
当時は痺れ粉+巻きつくの無限コンボが使えたが、物理技のバリエーションは冬の時代とされるダイパ時代より狭かった。

 ・エレブー
ポストサンダースとして普及した電気ポケモンその1。
他の電気タイプが扱えないサイコキネシスを覚えられるのがポイント。
なお、99での電気ポケの中では最速(105)である。

 ・ゴースト
ゲンガーの代役として採用された。
ペルシアンの技をことごとく止める、というゴーストタイプ本来の長所が買われた。

 ・サイドン
99カップの地面担当その1。サンドパンに比べ相性面で難有りだったが、最高威力の地面&岩技が使えた。
得意な相手にはとことん強いが、苦手な相手には滅法弱い、分かりやすいポケモン。

 ・サンドパン
99カップの地面担当その2。地面タイプとしてはバランスのとれた能力を持つ。
早いレベルで切り裂く、技マシンで地震などを覚え、単純な火力ではダグトリオを上回る。
ただし技のバリエーションは少なく、ほとんど固定されてしまうのが難点。
剣の舞があるため、(運が絡むが)無双状態も可能に。

 ・ニドキング
99カップの地面担当その3。単純な使用率では上の二体ほどではなかったが、公式大会の優勝者による巧みな立ち回りが注目を浴びた。
能力バランスに優れ、当時から技のデパートの片鱗を覗かせていた。

 ・ドククラゲ
当時は特攻も120あり、ハイドロポンプが強烈だった。素早さも100と高く、毒々+巻きつくコンボは厄介だった。
エスパーに弱いのは短所だが、毒無効により影分身+眠るも決めやすく、
99カップにはこいつより速い地面タイプはいなかったため先制して水技や吹雪で潰すことが可能だった。

 ・バリヤード
フーディンの代用として99カップに台頭。素早さ・特殊はユンゲラーに負けていたものの、
当時のエスパータイプでは珍しくサブウエポンに10万ボルトを持ち、人気を集めた。
99カップで注目された技、身代わりも技マシン要らず。

 ・ピクシー
タイプ一致の技こそないものの、多彩なバリエーションの万能特殊アタッカーとしてノーマルではペルシアンに次ぐ人気を得た。
低い素早さも電磁波でカバー可能で、カウンターを持たせればペルシアン対策になった。

 ・ペルシアン
確実に急所に当たるタイプ一致切り裂くと、高い素早さにより一躍脚光を浴びた。
対策していない場合、多くのポケモンは二撃で沈むが、覚える技の都合上ゴーストで止まってしまう。
99カップはペルシアン対策のみのカウンター所持者が多かったために身代わりとの二択ゲーになったりもした。

 ・ミュウツー【禁止級】
説明不要の初代最強ポケモン。種族値の高さ、エスパー自体の強さ、サイコキネシス一本で大半のポケモンを倒せる。
10万ボルト・吹雪とサブウエポンも完備し、ド忘れで火力を上積み可能。
弱点となる虫タイプはダブルニードルぐらいしか技がないという始末。
当然、自己再生も使えるという鬼神の様な強さで、ジムリーダーの城やウルトラカップにおいては反則ものの実力。
当時はシステム上特防もルギア、ホウオウと同等だったため、実質的な総合種族値は744で[[アルセウス]]以上。

 ・ヤドラン
当時は瞑想の倍の効果を持っていたド忘れにより台頭。電磁波・地震もあり、うかつに電気を出すと返り討ちにされた。
ただし鈍足なので当時の仕様から10万ボルト急所であっさり逝くケースも珍しくはなかった。

 ・ユンゲラー
フーディンに近いポジション。進化途上とはいえ高水準の特殊と素早さ、そして弱点の無いエスパーであるのが利点。
99カップの禁止ポケモンはエスパーが多く、相対的にサイコキネシスの使い勝手も上昇。交代読みの自己再生や電磁波なども健在。
ただし低すぎる物理耐久が痛い。特に素早さで負けているペルシアンは天敵だった。

 ・ライチュウ
ポストサンダースとして普及した電気ポケモンその2。
エレブーより遅いが、他の電気ポケが扱えない波乗りを覚えられたため、交代読みで地面系を返り討ちに出来ることも。
ただし覚えるには「ピカチュウの時に初代ポケモンスタジアムを経由」と、やや面倒な手順が必要。

 ・リザードン
初代の炎御三家。初代の炎タイプ自体は不遇だったが、99カップではヤドラン対策に出てくるウツボットに有利な為、活躍の機会が有った。
同属性のファイヤーに比べメインウエポンの決定力は劣るが地震などのサブウエポンが優秀。
素早さの高いポケモンが軒並み禁止になった中、素早さ100からの地割れもかなり強烈。
このナリだがピカチュウ版まで飛行技を覚えられなかったりする。

**第1世代(赤緑青ピカチュウ)から第2世代前半(金銀)にかけて強さが大きく変化したポケモン

新タイプの悪、鋼の登場によりそれまで最強と言われてきたエスパーポケモンが大きく弱体化。
また、氷タイプ最強技の「吹雪」と状態異常凍り、地割れのような一撃技と
切り裂くのような急所技の仕様変更でこれらの技に依存していたポケモンが弱体化した。
また、特殊が特攻と特防に分離した為特殊が高いポケモンは大半はどちらかの能力が低く調整された。
ギャラドスやパルシェンも非伝説では総合能力が高かった為この調整によって特攻か特防のどちらかが
弱体化し、金銀初頭は対戦での使用率が非常に低くなった一方、
新技や持ち物の登場により以前よりもさらに強くなったポケモンも登場。

氷属性の全般的な弱体化とガラガラやヘラクロスの台頭により飛行属性を持っていることの優位性が増した。
**新勢力ポケモンの平均種族値
|CENTER:BGCOLOR(#6666cc):|CENTER:BGCOLOR(#99ccff):HP|CENTER:BGCOLOR(#6666cc):攻撃|CENTER:BGCOLOR(#99ccff):防御|CENTER:BGCOLOR(#6666cc):特攻|CENTER:BGCOLOR(#99ccff):特防|CENTER:BGCOLOR(#6666cc):素早|CENTER:BGCOLOR(#99ccff):合計|
|CENTER:BGCOLOR(#6666cc):平均|CENTER:81(82)|CENTER:78(79)|CENTER:82(83)|CENTER:70(72)|CENTER:82(85)|CENTER:68(70)|CENTER:462(471)|
|CENTER:BGCOLOR(#6666cc):最大|CENTER:255|CENTER:134|CENTER:230|CENTER:130|CENTER:230|CENTER:130|CENTER:600(680)|
|CENTER:BGCOLOR(#6666cc):最小|CENTER:20|CENTER:10|CENTER:10|CENTER:10|CENTER:42|CENTER:5|CENTER:250|
(当時に於いての最終進化系60種、ルギア、ホウオウ、セレビィ込みで3種、平均値四捨五入)
()内はルギア、ホウオウ、セレビィ除外時

 ◆新勢力ポケモン
 ・エアームド
鋼タイプと防御種族値とが相まって鳥ポケモンでは最大の物理耐久を誇る。
このポケモン1匹によって大概の物理アタッカーは止められていたほど。

 ・エーフィ
ブラッキーと同様新登場のイーブィ一族。特攻と素早さが高いエスパータイプ。
似ているとされるフーディンと比べると、特攻と素早さは劣るものの、HP、防御、特防の耐久面全てで勝っている。
また、朝の日差し、甘えるなど補助技も優良。金銀で新登場の特殊アタッカーではトップの汎用性をもつ。

 ・クロバット
金銀にて新登場の130族。攻撃技は貧弱だったがそれなりの耐久とその素早さにより
先手を打って相手を混乱させるなど当時から優秀な撹乱要員であった。
ヘラクロスに対しては相性が良かったが流石にガラガラを安定して止めることはできなかった。

 ・ツボツボ
嫌らし系の王者が出たのもこの世代。説明不要の驚異的な防御・特防。
下記のブラッキーとともにただの力押しではない嫌がらせ、耐久戦術が広まった。

 ・ハッサム
前作では活躍できなかったストライクが進化。
素早さと引き換えに攻撃と防御を大きく上げ、鋼タイプが付き弱点が炎だけになった。
剣の舞や高速移動のバトンタッチ要員として活躍した。

 ・ハピナス
防御は相変わらず無いに等しいが、ラッキーをも超える全ポケモン最高のHPをほこる。
しかも初代でリフレクターを覚えさせて金銀に持ち込むことができたので、
問題の物理耐久もなんなくタマゴうみとセットでカバーすることができた。
更に特防もトップクラスになり、多くの特殊アタッカーの猛攻を受けることができた。
このころから特殊アタッカーはハピナスで止まっていた。
こいつらを突破する為の役割理論はこの世代に生まれ、大きく取り上げられた。

 ・バンギラス
2代目600属。カイリューに比べ属性的に高い物理攻撃を生かしやすい。
「のろい」や「いやなおと」で決定力を上げることもできる。

 ・ブラッキー
新属性「悪」を持ち耐久力に優れるイーブイ進化系。
黒い眼差し+毒々やバトンタッチ(クリスタルで追加)の連携などの戦法が人気となった。
再生回復や鈍いも硬いこいつにとってはうってつけであった。

 ・ヘラクロス
高い攻撃力から繰り出されるタイプ一致メガホーン、全国大会決勝戦でも炸裂した堪える+起死回生が強烈。
飛行属性のポケモンでもなければ受けきれない威力を発揮した。

 ・ホウオウ【禁止級】
一見ルギアと比べれば使いづらそうだが、「おにび」の無かった当時は「せいなるほのお」の五割やけどは物理アタッカーに脅威。
特防も高く自己再生も覚えるのでかなり硬く、一致波乗りや10万ボルトでもなかなか落ちない。

 ・ポリゴン2
ポリゴンが進化して全体的にパワーアップ。
鈍い+自己再生で鉄壁の要塞と化し、カビゴンすらタイマンで勝つほどの強さを発揮。
恩返し+鈍い+自己再生+眠るのゾンビ型と呼ばれる複数の回復技を使用するタイプの元祖にして泥仕合の元凶。

 ・ムウマ
初となる単独ゴーストタイプ。タイプの性質上、ノーマル・格闘狩りによく使われていた。
特に当時猛威をふるっていたカビゴンを止めるために投入されることが多かった。
黒い眼差し+道連れで確実に封じ、痛み分けで耐える戦法が盛んであった。

 ・ルギア【禁止級】
ミュウツーと同格。耐久力に優れ、素早さも高く急所率の高い専用技エアロブラストと攻防共に強力。
鈍い、自己再生を持てたため難攻不落の要塞と化した。

 ◆強くなったポケモン
 ・カイリキー
前作では格闘自体が冷遇されていたが、今作で高威力のクロスチョップを獲得。
特防の上昇や格闘に弱い新属性2種の登場、台頭したノーマル勢も追い風となった。

 ・カビゴン
特防の大幅強化で要塞と化した。
鈍いや腹太鼓による決定力の底上げに加え、ねむねごの性能で鬼のような回復力を手に入れた。
この世代では最強クラスにまで昇進した。

 ・ガラガラ
専用アイテムの太いホネで驚異的な破壊力を手に入れた。
これにより今までサンドパンの劣化扱いされていたがすっかり立場が逆転。
唯一、不一致岩雪崩でエアームドを倒せたポケモンとまで言われていた。

 ・ガルーラ
Lv55鈍い+吠えるで相手の積みポケモンを一方的に無効化して暴走する。
当時の吠えるは先制不発なので後出しエアームドですら止まらない。
ゴーストには無力だが、追い討ちでカバー。

 ・サンダー
飛行複合による優位性、めざめるパワー獲得、10万ボルト習得のアドバンテージなど。
電気タイプ最強の特攻も有って、電気トップクラスに躍り出た。

 ・ドククラゲ
遺伝技のミラーコートにより電気、エスパーへの奇襲ができるようになったほか、
剣の舞を活かせる一致物理のヘドロ爆弾を獲得。
特攻は低下しているが水、毒両方に耐性を持つポケモンがほとんどいない為、止めにくいのが魅力。

 ・ピカチュウ
専用アイテム電気玉により驚異の特攻を手に入れることができた。その特攻はミュウツーに迫る程。

 ・ピクシー
腹太鼓+アンコール+再生回復。腹太鼓を使わせればカビゴン以上。
ケンタロスと同じく場所によってはコンボが禁止指定になるほど。

 ・ファイヤー
日本晴れの登場により大文字の破壊力は全ポケモントップクラスまでに到達。
Lv55なら水タイプすら押し切らんばかりの火力を得た。

 ・ベトベトン
特防の大幅上昇、ヘドロ爆弾獲得と大爆発の威力上昇で火力・耐久共に強化された。
ガラガラの台頭は痛いが、苦手なエスパーが減少したのは大きい。

 ◆弱くなったポケモン
 ・カモネギ
空を飛ぶと切り裂くの仕様変更により主力技の使い勝手が大幅に悪化。
専用アイテムの長葱もこれをフォローするには至らず。

 ・ゲンガー
寝言の登場により催眠術の株が暴落。特殊分離による特防低下や新ポケ登場も向かい風。
金銀初期では、地震持ちやノーマル技のみのカビゴンを止められることからムウマの方が使用率が高かった。

 ・ダグトリオ
地割れが素早さ依存でなくなり、切り裂くの急所率も変更され大幅弱体化。
物理技の需要増加とガラガラの台頭で紙物理耐久と火力不足が一気に露呈し初代とは正反対の立場に。

 ・パルシェン
大爆発の仕様が変更された為その点においては強化されたが、
吹雪の命中率の低下と不一致10万ボルトも致命傷になる程低下した特防の影響は深刻。
まきびしの習得出来ない金銀初頭はマイナークラスに陥落。

 ・フリーザー
吹雪の命中・追加効果ダウン、氷状態の仕様変更、特攻の低下による火力ダウン、弱点である岩・炎技の普及率増加や鋼の登場で大幅弱体化。
なお、この時期では「こころのめ+一撃技」は使えない(出来たのはニョロボン・ドーブルのみ)。

 ・ペルシアン
命綱である切り裂くの仕様変更で、99時代のトップメタから一気に転落。
タマゴ技の催眠術もねむねごの前では無意味。

 ・ミュウツー【禁止級】、ヤドラン
ド忘れの調整、エスパータイプの調整で弱体化。
種族値の問題でミュウツーはまだまだ強かったが、ヤドランの使用率は一時期大きく下がった。

 ・モンジャラ
ギガドレインやめざパ、リフレクター、光合成の獲得などプラスはあったものの、
特防が大きく落ち、得意の粉技がねむねごで対策されるようになったのは痛手となった。
↑金銀のモンジャラは確か光合成を覚えなかったはず。

 ・ルージュラ
特攻は上がったものの、ねむねごにより悪魔のキッスが弱体化。
カビゴンに完封され、黒い眼差し+滅びの歌を覚えるも、低い耐久直が仇となる。
氷・エスパー双方が弱体化された影響を受け、マイナークラスに転落。

 ・エスパー全般
エスパーに強い悪、鋼の登場やゴーストが弱点になる等で弱体
特殊分離の影響などによりそれなりの強さに落ち着く。
↑それでもナッシーやスターミーはまだまだメジャー。

 ・氷全般
吹雪の命中率大幅低下、氷に強い鋼タイプ登場とそれによる格闘や炎の相対的な見直しによって弱体化。
吹雪の代わりに冷凍ビームが採用され始める。

 ・岩全般
化石ポケモン以外は波乗りなどで即死するようになった(ウソッキーは当時完全にネタキャラ)。
初代で唯一ノーマル抵抗を持っていたがそれを鋼に奪われた。
弱点に鋼も追加されたが、メタグロスのいなかった当時はそこまで影響が大きくないのは救い。
むしろバンギラスの影響による水技の使用率増加の方が痛手であった。

 ・毒全般
鋼の弱点または等倍となるタイプの技を覚えるポケモンが少ないため、鋼が出た瞬間交代させるしかなくなった。
但しエスパーの使用率低下という救いもある。

**第2世代前半(金銀)から第2世代後半(クリスタル)にかけて強さが大きく変化したポケモン

クリスタルバージョンで技教え親父の登場、新たな遺伝技、
ポケモンスタジアム金銀のご褒美であるスーパー技マシン(今の技教えマニア)により、
それまで不可能だった技の組み合わせや強力なメイン、サブウェポンを習得したポケモンが登場。

 ◆強くなったポケモン
 ・エレブー
初代からのサイコキネシス、金銀で習得した冷凍パンチに加え新たにクロスチョップ習得。
単純に技のバリエーションが増えたのも一因だが、特にクロスチョップの急所率が高く
鈍いを積んだカビゴンにも奇襲できるようになった。

 ・ガラガラ
つるぎのまい習得によりますます強くなり、エアームドですら受けられなくなった。泥棒を持つ者も現れる。

 ・グライガー
ポケモンスタジアム金銀により地震を覚えることができるようになった。

 ・サンダース
バトンタッチを獲得し、サポート性能により磨きをかけた。

 ・スイクン
厳選がしやすくなったことで実質的な耐久力が上昇し、実戦で使われるようになった。

 ・パルシェン
まきびし習得で強化された。吠えるライコウとの相性の良さもあってマイナー級から急転、
使用率が大幅に上昇し一躍メジャーに。

 ・ブラッキー
バトンタッチ習得により黒い眼差しや鈍いと絡めた戦術が可能になった。

 ・メガニウム
ガラガラ受け、剣の舞習得で宿木のタネとのコンボでカビゴンを押し切るなど。

 ・ライコウ、ランターン
念願の主力技、10万ボルトを覚えられるようになった。
特にライコウは吠えるを覚えさせてパルシェンと組ませた「昆布戦法」の金字塔となった。

 ・第2世代の水全般(オクタン、キングドラ除く)
吹雪弱体化によりこの時代から一気に需要を高めた冷凍ビームが習得可能になった。

*意見処
サンダーだけど、第2世代で強化に入れておくべきだと思う。
最初の種族値が高いで触れられて以後プラチナの熱風獲得で強化まで一切記述がない。
初代はサンダースに押されていて(素早さと氷2倍が原因か)最初から強いには多分入れられない。
金銀では吹雪弱体化での氷減少の恩恵を受けた。初代ほど素早さ重視ではなくなった。対地面のめざパ氷を獲得(サンダース等にも同じことが言えるが)
10万でも十分に高い火力、さらに威力重視の55磁石での雷(雨乞い追加で必中、ついでに雷の麻痺率が10%→30%に上昇)も存在。ほえる/吹き飛ばしも使用可能。
さらにクリスタルまではライコウの10万、サンダースのバトン型、エレブーのクロスチョップ等が存在しない。

切り裂くと地球投げの性能低下を食らったカイロスは第2世代弱体化組に入るんだろうか?
ギロチンの仕様変更やめざパの存在もあるから疑わしいところだけど
↑全部ひっくるめても差し引きはほんの僅かだし、強化組にも弱化組にも入らないんじゃね?

第2世代のハピは初代のラッキーより弱くなってないか?
リフレクターで補えるとはいえ格闘含めて物理技の需要が増してるし
ポリ2やカビなどの強力なノーマル影に埋もれていた感がある上に決定力も下がっている
特殊耐久もラッキーの時点で十分すぎるくらい高かったし
↑物理需要の増加は同意だが、毒撒いて素眠りに追い込むとかあるし決定力が下がったことはほとんど気にならない。
ド忘れは特防上昇になり悪巧みや金属音は存在せず3割凍り吹雪もなく鉄壁度合いが異常。あと主に6on6でだが癒しの鈴追加が極悪。

元々ガチバトルで殆ど使われなかったであろうポケモン(カモネギ、アンノーンなど)
を弱体化の項目に書くことの是非について、皆の意見を伺いたい。
↑カモネギに関しては書かれてても、個人的には何も問題は無い。ガチで使える余地はまだある気がするから。
ただアンノーンについては、個での選択肢の余地がほとんどない+めざパ厳選難度とかは世代変更の処で書いてしまえばいいと思えるので
アンノーン以外なら「是」方向かな。ファンの人ごめん
↑意見を踏まえてアンノーンは削除させていただきました

第2世代でオムスターの追加は?

第1世代のダグトリオが素早さ130でサンダースと同じってなってるのはどういうこと

*削除済みポケモン一覧
 ・パルシェン(第1後半・強いポケモン)
幾ら氷タイプの優遇性があるとは言え、素早さや特殊が重要視されていた初代の対戦環境では
素早さ微妙、HPが低い癖に特殊が並程度、有効な積み技等も無い等の点で実力は微妙な所。
実際、当時の大会での使用率は低かった。

 ・ギャラドス(第2前半・弱化したポケモン)
特攻低下による水技の威力低下面もあるが、厳選必須とは言えタイプ一致の攻撃技入手。
また飛行タイプの優位性と言った面もあり、電気技4倍ダメージが致命的となっていた初代より
幾分か立場の良くなっている一面も。

 ・ケンタロス(第2世代・弱化したポケモン)
特攻は急落したが、ねむねご角ドリル・破壊の遺伝子+破壊光線と、役割理論を超越した凶悪コンボを入手。

未解決と思われる一部の議論除き、整理