概要
1999年11月上旬発売。
【DJM−600の主な特長】
1 ) 曲のテンポ(スピード)を自動計測・表示する「オートBPMカウンター」
REMIX/DJプレイにおいて、複数の曲をミックスするには、曲のテンポ(スピード)を合わせる必要があります。このテンポ合わせは、従来、人間の耳だけにたよっていたため、プロDJをはじめとする研ぎ澄まされた感性の持ち主にしか実現できない高度なテクニックでした。
「DJM−600」は曲のテンポを自動計測しデジタル表示する「オートBPM(Beat Per Minute)カウンター」を搭載することで、初心者でも簡単に曲のテンポ合わせが可能になり、スムーズに曲をミックスすることができます。
「オートBPMカウンター」はCDだけでなく、アナログレコードやカセットテープなど様々な入力ソースに対して計測・表示が可能です。
2 ) 業界初 ビート(拍)に連動し様々な音の演出を行なう「ビート・サンプラー」
REMIX/DJプレイでは、「サンプラー」と呼ばれる記憶装置に曲の一部をメモリーし、様々な音の演出に活用します。しかし、メモリーしたいフレーズの頭から終わりまでを正確にサンプリング(記憶)させるには、かなりの熟練が必要です。
「DJM−600」は、「オートBPMカウンター」で計測したビートに、業界で初めて「サンプラー」を連動させることで、誰でも簡単に正確なサンプリングが可能になりました(最大8秒)。
また、無録音時にスタンバイさせておけば、入力信号の有無により自動で録音を開始・停止します。
これによりタイミングをのがすことなく正確なフレーズが録音され、様々な再生モード(※3)で多彩な演出をすることが可能です。
3 ) タイミングを逃さず様々な音の演出を行なう「ビート・エフェクター」
「オートBPMカウンター」で計測したビートに連動する「ビート・エフェクター」の搭載により、タイミングを逃すことなく様々な音の演出をすることが可能です。
従来の「エコー」や「ディレイ」に加え、音を周期的にカットする「オート・トランスフォーマー」や、周期的に音色を変化させる「オート・フィルター」などの新機能を加え、多彩な演出効果を実現しました。
4 )
その他の特長
「DJM−600」と当社DJ用CDプレーヤーをコントロールケーブルで接続することで“フェーダー・スタート・プレイ”が可能
各チャンネル別にHIGH、MID、LOWの“3バンド・イコライザー”を独立装備。楽器の音を弱めたり強調する(−26dB~+12 dB)ことが可能
使用頻度の高いクロス・フェーダー、チャンネル・フェーダー等のつまみが天面から交換ができるなどメンテナンス性を向上
あらゆるREMIX/DJプレイに対応する“クロス・フェーダー・カーブ切替機能”搭載
マスター音を簡単にミュートできる“マイク・トーク・オーバー機能”搭載
DJがモニターしやすい“ヘッドホン振り分けモニター機能”、“モニターバランスつまみ”を搭載
思い通りのエフェクト・コントロールが可能な“ミックス・レシオ・ボリウム”搭載
ブラック
シルバー
スペック表
■入力端子:CD×2(RCA)、PHONO×3(RCA)、LINE×3(RCA)、MIC×2(天面XLR×1、リア1/4inch PHONE×1)
■ 出力端子:MASTER OUT×2(RCA×1 、XLR×1)、BOOTH MONITOR OUT×1(RCA)、REC OUT×1(RCA)、HEADPHONE MONITOR OUT×1(天面1/4inch PHONE×1)
■ その他の端子:SEND×1(1/4inch PHONE×2)、RETURN×1(1/4inch PHONE×2)
■ 周波数特性:20Hz~20kHz
■ S/N比:87dB(LINE)
■ 全高調波歪率:0.02%以下(LINE)
■ AUDIO出力電圧:1.0V(基準入力時)
■ 使用電源:AC100V(50Hz/60Hz)
■ 消費電力:28W
■ 最大外形寸法:320(W)×372(D)×107(H)mm
■ 本体質量:6.6kg
■価格
DJM-600
https://www.pioneerdj.com/ja-jp/product/mixer/archive/djm-600/black/overview/
最終更新:2017年12月11日 19:26