さてのこミキサー、いったいどんな生まれのミキサーなのでしょう?
ヒントは本体背面に書いてあったOZAKI DENSHIの文字。
海外のネットで見つけた情報によると、Ozaki Denshi KogyoはHME, GLi, Melosなどの大昔のミキサーを下請けで作っていた日本の会社らしいです。
GLiっていうとBozakなんかに並ぶヴィンテージミキサーのメーカーとしてハウス系では知られます。
さらにMelosのクロスフェーダー搭載ミキサーなんかはオールドスクール世代のHIP HOP御用達ミキサーだったと思います。
これらのギアを使ってヒップホップが発展し、DMCみたいな大会も出来たらしいです。
とにかく、このミキサーはそんな由緒正しい血筋を持ったアナログヴィンテージミキサーなのだと思うとります!
そのヴィンテージ感は各部に現れていて、例えば各チャンネルごとの3バンドEQが当たり前な今のミキサーに対し、こいつはマスターに5バンドEQが一個ついてるだけです。
しかもマイナス側のゲインが-12dBと小さく、本当にグライコとして付いてます。
さらにモニターも古臭くて、モニターの音が縦フェーダーと連動しているため、ミキシングは完全にクロスフェーダーでやらなければいけません。
さらにこのクロスフェーダーも、もちろんカーブは固定で、徐々に音圧が上がり真ん中で完全にMAXになるタイプです。
今みたいに真ん中でちょっと音が下がったりしません。
そしてモニターにはばっちりハムノイズ乗ってます。(マスターはないです。)
ホワイトノイズもアナログらしくガンガン乗ってます。
いやあ本当にヴィンテージ!
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