鉄道における直通運転(ちょくつううんてん)は複数事業者、あるいは複数路線にまたがる列車を運転することである。運転を省略して直通や乗り入れと表現することがある。
概要
直通運転には運行形態により二つの種類に分けられる。
前者はA社の車両はB社に乗り入れるが、B社の車両はA社に乗り入れない直通運転の方式である。両社で電化方式が異なる場合によく用いられる。
後者はA社の車両もB社の車両も双方の路線に乗り入れる直通運転の方式である。一般的に直通運転とはこちらを指すことが多い。また、同一路線であっても、系統分離がなされている場合は境界駅を跨ぐ列車を運転することを直通運転と呼ぶことがある。
直通運転のメリットとしては、郊外と都心を乗り換えなくシームレスに乗客を輸送できる点が挙げられる。車両運用の面でも、自社の車両が故障した際などに、代走として他社の車両を走らせることができるという点でもメリットといえる。しかし、メリットがあるということはデメリットもあるということだ。他社に自社の車両を乗り入れさせる(=貸し出す)時には、車両使用料というものが発生する。そのため、車両使用料を極力減らすために両社の車両の走行距離を等しくする(走行距離相殺)など対策がなされている。また、直通運転の範囲を拡大すればするほど遅延や運転見合わせに巻き込まれるリスクが増加する。そのため、直通運転する際はメリットがデメリットを上回る範囲でしか行わないのが普通である。
陽来国完架における直通運転
陽来国完架における直通運転の歴史
陽来国完架において、直通運転は20世紀初めに初めて実施された。当時の今津鉄道(現:豊野鉄道)が
今津線と
天津川線の間で行ったものがわが国最初の直通運転である。直通運転以前には同一路線であったため、直通運転が容易であったことが実現へ至った最大の要因である。
陽来国完架における直通運転の年表
- 1902年8月29日:今津鉄道(現:豊野鉄道)今津線の元町駅 - 立沢駅間が天津川線として分離される。元町駅を介して今津線の今津駅まで直通運転を開始。
陽来国完架における直通運転の事例
陽来国完架における定期列車での直通運転の路線と境界駅について示す。
最終更新:2026年06月28日 20:41