ドラ焼きを食わしてやりたいんですが、かまいませんね!!
「それじゃ人間には限界なんて無いって分かれば…あんたの中身も見せてくれるのね」
闇に紛れ、歩む彼女の名前はアイ。
華奢な体躯に似合わんその静かなるたたずまい。
その実、国際警察捜査員をして、エリート中のエリートと評した工作員であった。
彼女が落とした飛行機の数は数知れず。
それによって暗殺した各国の政府要人、資産家、思想家もまた数知れず。
あらゆる破壊技術に工作技術、世界中の言語を修得し、華々しい実績を残してきた裏社会の才女である。
そして今はXに付き従う者。
華奢な体躯に似合わんその静かなるたたずまい。
その実、国際警察捜査員をして、エリート中のエリートと評した工作員であった。
彼女が落とした飛行機の数は数知れず。
それによって暗殺した各国の政府要人、資産家、思想家もまた数知れず。
あらゆる破壊技術に工作技術、世界中の言語を修得し、華々しい実績を残してきた裏社会の才女である。
そして今はXに付き従う者。
彼女はここにやってくる前にはヘリコプターを操縦していた。
Xの逃走を助けるため、ヘリコプターを屋上へと寄せて。
発砲音が聞こえたかと思えば、彼女の世界は静かにその姿を消していった。
そこでアイの意識は途切れ、今はここにいる。
名簿を見る限りではXも、Xが懇意にしているネウロや桂木弥子もここにいる。
最もXやネウロに限っては、自分とは違い拉致されたのではなく、自ら嬉々として参加していそうなイメージが彼女には湧くけれど。
Xの逃走を助けるため、ヘリコプターを屋上へと寄せて。
発砲音が聞こえたかと思えば、彼女の世界は静かにその姿を消していった。
そこでアイの意識は途切れ、今はここにいる。
名簿を見る限りではXも、Xが懇意にしているネウロや桂木弥子もここにいる。
最もXやネウロに限っては、自分とは違い拉致されたのではなく、自ら嬉々として参加していそうなイメージが彼女には湧くけれど。
ふう、と息をつき彼女は小休止を入れる。
人を求め、1時間ほど歩き続けた甲斐も虚しく、人っ子一人いやしない。
溜息にはそんな彼女の気持ちが篭められていた。
決して体力に自信が無いわけではないが、ここでは少々の疲れや過信が命取りになるのは明らかである。
だから少しの休憩を挟んで歩いた方が、生存率を高めつつ効率も上がる。
Xの傍にいたいという気持ちは強いものの、それに振り回されるほどアイは子供ではない。
でなければ常日頃からXのブレインとして、サポートなどできるわけもない。
人を求め、1時間ほど歩き続けた甲斐も虚しく、人っ子一人いやしない。
溜息にはそんな彼女の気持ちが篭められていた。
決して体力に自信が無いわけではないが、ここでは少々の疲れや過信が命取りになるのは明らかである。
だから少しの休憩を挟んで歩いた方が、生存率を高めつつ効率も上がる。
Xの傍にいたいという気持ちは強いものの、それに振り回されるほどアイは子供ではない。
でなければ常日頃からXのブレインとして、サポートなどできるわけもない。
(平戸ロイヤル……ですか)
そして当然のようにアイは、この殺し合いを主催した彼女に焦点を当てた。
アイもまた初めて聞く名であった。
恐らく偽名。
そう、平戸ロイヤルという輩に関しても不自然さが纏わり付く。
彼女は平戸ロイヤルという人間について何も知らない。
何を好み、何を厭い、何を求めるのか。
アイもまた初めて聞く名であった。
恐らく偽名。
そう、平戸ロイヤルという輩に関しても不自然さが纏わり付く。
彼女は平戸ロイヤルという人間について何も知らない。
何を好み、何を厭い、何を求めるのか。
否。
彼女が求めるのは五十七人分のエネルギー。
安心院なじみを始めとした、少年ジャンプでいうラスボスに対抗できる力。
アイが平戸ロイヤルについて知るのは、本人からの自己申告であるそれだけだ。
それも口上に過ぎず、嘘か真かも窺い知る事は出来ない。
だが力を求める者が、あの「怪盗」や「魔人」の生殺与奪権を握る圧倒的優位に立って、
なぜあれほどまでに自分を殺すことが出来るのだろうか。
彼女から発せられる禍々しさは確かに常人のそれではなかったけれど、やはり先に述べたあの二人ほどではなかった。
それに。
安心院なじみを始めとした、少年ジャンプでいうラスボスに対抗できる力。
アイが平戸ロイヤルについて知るのは、本人からの自己申告であるそれだけだ。
それも口上に過ぎず、嘘か真かも窺い知る事は出来ない。
だが力を求める者が、あの「怪盗」や「魔人」の生殺与奪権を握る圧倒的優位に立って、
なぜあれほどまでに自分を殺すことが出来るのだろうか。
彼女から発せられる禍々しさは確かに常人のそれではなかったけれど、やはり先に述べたあの二人ほどではなかった。
それに。
――――――――それに、これ以上人数を減らすわけにもいかない事情があるんでね
あれは本当に彼女の言葉だったのだろうか。
まるで言わされている、という幻想を抱いてしまう。
一人の少女が抱えるには、余りにも大それた悪意がその最奥に隠されているような気がして。
ここに、彼女は傀儡に過ぎないのではないかという可能性を見出した。
根拠も無い、ただの当てずっぽうの勘。
だのに第三者の存在がどうしてかちらついて来る。
まるで言わされている、という幻想を抱いてしまう。
一人の少女が抱えるには、余りにも大それた悪意がその最奥に隠されているような気がして。
ここに、彼女は傀儡に過ぎないのではないかという可能性を見出した。
根拠も無い、ただの当てずっぽうの勘。
だのに第三者の存在がどうしてかちらついて来る。
あるいはその第三者に一定の心当たりがあるからなのかもしれない。
彼女がXを迎えに行く前に、撒いた追跡者。
例えばあの者が属する組織と此度の殺し合い。
この二つに繋がりがあってもなんら不思議ではない。
こういった悪趣味な催しを開く悪意と同様の物を、顔も知らぬ追跡者から背中越しに感じていたから。
彼女がXを迎えに行く前に、撒いた追跡者。
例えばあの者が属する組織と此度の殺し合い。
この二つに繋がりがあってもなんら不思議ではない。
こういった悪趣味な催しを開く悪意と同様の物を、顔も知らぬ追跡者から背中越しに感じていたから。
と、探偵の真似事に興じたアイは気を取り直した。
誰が自分たちを貶めたかに、彼女は然程の関心を割く事は無かった。
そんなことは放っておいても、あの二人の探偵と助手が勝手に解き進めていくだろう。
あくまでも彼女としてはXの正体を探す手伝いさえ出来ればよいのだ。
よってIの全ての行為は、いつも通り正体不明のXの為に行われる。
今もまた、やはりXのために気配を断ち移動していく。
秘かにあの言葉を思い出しながら。
誰が自分たちを貶めたかに、彼女は然程の関心を割く事は無かった。
そんなことは放っておいても、あの二人の探偵と助手が勝手に解き進めていくだろう。
あくまでも彼女としてはXの正体を探す手伝いさえ出来ればよいのだ。
よってIの全ての行為は、いつも通り正体不明のXの為に行われる。
今もまた、やはりXのために気配を断ち移動していく。
秘かにあの言葉を思い出しながら。
☆☆☆
彼は恥も外聞も無く、ただひたすらに号泣した。
阿部はそれを諌める事無く、赤ん坊をあやす様に背中を軽く叩いていた。
して泣き疲れたかのようにのび太は静かになった。
阿部はその静けさから、考え事を始めたのだと推し量った。
その推測は正しかった。
のび太はしばらくすると、ブツブツと呟き始めた。
聞き取ることは出来無いほどに小声で、完全に自分の世界に閉じこもっている。
阿部はそれを諌める事無く、赤ん坊をあやす様に背中を軽く叩いていた。
して泣き疲れたかのようにのび太は静かになった。
阿部はその静けさから、考え事を始めたのだと推し量った。
その推測は正しかった。
のび太はしばらくすると、ブツブツと呟き始めた。
聞き取ることは出来無いほどに小声で、完全に自分の世界に閉じこもっている。
こんな状態では幾ら呼びかけても、返事はあるまい。
引っ叩いて向き直らせても反発は眼に見えていた。
今、のび太が必要としているのは現実を受け入れるための時間である。
自分の声ではない。
引っ叩いて向き直らせても反発は眼に見えていた。
今、のび太が必要としているのは現実を受け入れるための時間である。
自分の声ではない。
そうして阿部は見忘れていた名簿を再び開く。
骨川という名前の近くに、慣れ親しんだ奴の名前があったはず。
懸念が彼の心を捉え、捲るだけの他愛ない動作にも緊張が纏わりつく。
無ければ無いで、それに越したことは無いが―――――――
骨川という名前の近くに、慣れ親しんだ奴の名前があったはず。
懸念が彼の心を捉え、捲るだけの他愛ない動作にも緊張が纏わりつく。
無ければ無いで、それに越したことは無いが―――――――
あった。
「正樹……」
――――――――――道下正樹
線は細いが、なかなかに図太い男。
糞塗れになりながらも、衰えぬ性欲は目を見張るものがあった。
あいつもいるのか。
阿部は駄目だと分かっていながらも、股間のジャッカルを抑え切れない。
阿部高和が高揚するのに、それ以上の理由は要らないのだから。
糞塗れになりながらも、衰えぬ性欲は目を見張るものがあった。
あいつもいるのか。
阿部は駄目だと分かっていながらも、股間のジャッカルを抑え切れない。
阿部高和が高揚するのに、それ以上の理由は要らないのだから。
のび太が未だにブツブツと呟いているのを確認した阿部は、続けて支給品を確認。
デイバッグに入っていた二挺の銃を取り出した。
デイバッグに入っていた二挺の銃を取り出した。
ワルサーPPK
イングラムM10サブマシンガン
イングラムM10サブマシンガン
持つべき者が持てば、大当たりのそれら支給品。
だが、そのどれもがただの整備工には過ぎた代物だった。
数多の肉銃を尻の穴で経験してきた阿部といえど、本物は流石に無い。
動揺は隠せそうには無かった。
だが、そのどれもがただの整備工には過ぎた代物だった。
数多の肉銃を尻の穴で経験してきた阿部といえど、本物は流石に無い。
動揺は隠せそうには無かった。
これらを用いて何を為すべきか。
阿部は落ち着いて、それを見極めようとした。
例え尻の穴を緩めようとも、気を緩めるわけには行かなかった。
例え尻の穴を緩めようとも、気を緩めるわけには行かなかった。
☆☆☆
ドラえもんは怒っているんだ。
勝手に道具を持って出ていったから。
僕が馬鹿で、間抜けでおっちょこちょいでどうしようもなくて。
だから愛想を尽かして探してくれなくて、きっと未来に帰っちゃったんだ。
ああ、いやだなあ。
良い方の見当は付かなくとも、悪い方の見当ならばポンポンと出て来るよ。
思う節がありすぎて困るくらいだ。
勝手に道具を持って出ていったから。
僕が馬鹿で、間抜けでおっちょこちょいでどうしようもなくて。
だから愛想を尽かして探してくれなくて、きっと未来に帰っちゃったんだ。
ああ、いやだなあ。
良い方の見当は付かなくとも、悪い方の見当ならばポンポンと出て来るよ。
思う節がありすぎて困るくらいだ。
どうしたらドラえもんは許してくれるだろう
遠い日々の記憶を引き摺り出して来る。
馬鹿にされ続けた過去だけれども、いま思い出すと楽しかった。楽しかったなぁ……。
思い偲ばれる記憶にはジャイアンやスネ夫、静ちゃんがいた。
狭い町だったから外に出て空き地に行けば意図せずとも、いつでも彼らに会えた。
僕は彼らに馬鹿にされて、いつも彼に泣きつくんだ。
すると彼は困ったような顔を見せながらも、僕に道具を与えてくれて一緒に遊んでくれた。
普段は道具を悪用しようとする僕を誡めるような態度を取るけれど、時には彼も便乗したりしてたっけ。
紐解けば、ドバァーっと津波のように押し寄せてくる思い出。
彼のことを僕ほどよく知るものはいないという自負がある。
ならば何をすれば彼は喜んでくれただろうか、それも僕は知っているはずだ。
馬鹿にされ続けた過去だけれども、いま思い出すと楽しかった。楽しかったなぁ……。
思い偲ばれる記憶にはジャイアンやスネ夫、静ちゃんがいた。
狭い町だったから外に出て空き地に行けば意図せずとも、いつでも彼らに会えた。
僕は彼らに馬鹿にされて、いつも彼に泣きつくんだ。
すると彼は困ったような顔を見せながらも、僕に道具を与えてくれて一緒に遊んでくれた。
普段は道具を悪用しようとする僕を誡めるような態度を取るけれど、時には彼も便乗したりしてたっけ。
紐解けば、ドバァーっと津波のように押し寄せてくる思い出。
彼のことを僕ほどよく知るものはいないという自負がある。
ならば何をすれば彼は喜んでくれただろうか、それも僕は知っているはずだ。
…
そうだ。
彼はドラ焼きが好きだった。
彼のことだからドラ焼きをプレゼントすれば、すぐに許してくれるはずだ。
でもどうしたら彼にドラ焼きをプレゼントすることができるだろう。
あの彼が僕を探さないということは、それはもうひどく機嫌を損ねてしまったに違いない。
だったらその機嫌を直してもらうには最高級のドラ焼きを用意しなきゃ。
彼はドラ焼きが好きだった。
彼のことだからドラ焼きをプレゼントすれば、すぐに許してくれるはずだ。
でもどうしたら彼にドラ焼きをプレゼントすることができるだろう。
あの彼が僕を探さないということは、それはもうひどく機嫌を損ねてしまったに違いない。
だったらその機嫌を直してもらうには最高級のドラ焼きを用意しなきゃ。
用意ってどうやって。
ここは殺しあう場所であって、和菓子屋なんてものは場違いでそうそう無いだろう。
となると、自分で材料を集めて作らないといけない。
でもどうしたら最高級のドラ焼きを作れるだろうか。
となると、自分で材料を集めて作らないといけない。
でもどうしたら最高級のドラ焼きを作れるだろうか。
僕はドラ焼きの作り方なんて習ったことも無い。
それに今の僕の身体は汚くて不潔だ。
髪は白い粉がいっぱいついてるし、手も指もかさかさのボロボロ。
全身は汚れていて不潔で、こんな手で作っても気持ち悪がられるに決まっている。
もし仮に無人島に行く前の僕が、今の僕が作った料理を食べろと強いられれば、一目散に逃げるだろう。
しかもどうやら味覚も失ってしまっていたみたいで、味も分からない。
それに今の僕の身体は汚くて不潔だ。
髪は白い粉がいっぱいついてるし、手も指もかさかさのボロボロ。
全身は汚れていて不潔で、こんな手で作っても気持ち悪がられるに決まっている。
もし仮に無人島に行く前の僕が、今の僕が作った料理を食べろと強いられれば、一目散に逃げるだろう。
しかもどうやら味覚も失ってしまっていたみたいで、味も分からない。
どうしよう。
これじゃあ、ドラ焼きなんて作れないよ……。
もうドラえもんは僕を許してくれないんだろうか。
いやだいやだいやだいやだいやだ。
僕にはドラえもんしかいないんだ。
よく「心の友よ」だなんてジャイアンは気安く口にしたけれど、僕には本当にドラえもんが心の友なんだ。
ドラえもんがいてくれなきゃ僕は駄目なんだ。
ドラえもんがいない人生なんて死んだ方が良いに決まってる。
もうドラえもんは僕を許してくれないんだろうか。
いやだいやだいやだいやだいやだ。
僕にはドラえもんしかいないんだ。
よく「心の友よ」だなんてジャイアンは気安く口にしたけれど、僕には本当にドラえもんが心の友なんだ。
ドラえもんがいてくれなきゃ僕は駄目なんだ。
ドラえもんがいない人生なんて死んだ方が良いに決まってる。
…
…
…
あっ!
あれって、阿部さんの銃…?
そうか!!わかったぞ!
あのお姉さんは言ってたじゃないか。
この殺し合いで最後の一人になれば何でも願い事をかなえてくれるって。
だったら僕が優勝して、ドラえもんに食べさせるための最高級のドラ焼きを用意してもらえば……!!
いや、待てよ。
僕が優勝するだって?
それじゃあドラえもんまで死んじゃってるじゃないか!
これじゃドラ焼きをもらっても仕方ない。
あれって、阿部さんの銃…?
そうか!!わかったぞ!
あのお姉さんは言ってたじゃないか。
この殺し合いで最後の一人になれば何でも願い事をかなえてくれるって。
だったら僕が優勝して、ドラえもんに食べさせるための最高級のドラ焼きを用意してもらえば……!!
いや、待てよ。
僕が優勝するだって?
それじゃあドラえもんまで死んじゃってるじゃないか!
これじゃドラ焼きをもらっても仕方ない。
…
…
…
あっ。
僕がドラえもん以外の人を殺して。
ドラえもんに生き残ってもらって、あのお姉さんにドラ焼きを出してもらうように仕向ければ良いじゃないか!!
そうすればきっとドラえもんも僕を許してくれる。
ドラえもんなら後で「もしもボックス」を使って、こんな殺し合いなんて無かったことにできるしね。
殺した人も生き返るって寸法だ!
よーし。
そうと決まれば話は早い。
僕がドラえもん以外の人を殺して。
ドラえもんに生き残ってもらって、あのお姉さんにドラ焼きを出してもらうように仕向ければ良いじゃないか!!
そうすればきっとドラえもんも僕を許してくれる。
ドラえもんなら後で「もしもボックス」を使って、こんな殺し合いなんて無かったことにできるしね。
殺した人も生き返るって寸法だ!
よーし。
そうと決まれば話は早い。
☆☆☆
のび太は幽鬼のようにふらりと立ち上がった。
ふらふらと阿部の方へと歩み寄り、話しかけると思いきや。
ふらふらと阿部の方へと歩み寄り、話しかけると思いきや。
「がっ」
阿部は背中越しの衝撃に、声を洩らした。
思わず阿部は突っ伏して、地に転がってしまう。
これには阿部も不意をつかれ、デイバッグをこぼしてしまった。
なぜのび太がこんなことを。
そのように振り返った阿部の疑問を、のび太が突きつけた銃口が打ち消す。
思わず阿部は突っ伏して、地に転がってしまう。
これには阿部も不意をつかれ、デイバッグをこぼしてしまった。
なぜのび太がこんなことを。
そのように振り返った阿部の疑問を、のび太が突きつけた銃口が打ち消す。
(参ったな……こりゃ)
一条の冷汗が、阿部の背中を伝う。
突然の――こちらへ寄ってきたかと思えば――のび太のタックル。
阿部が見やると、二挺の銃火器が入っていた阿部のデイバッグはのび太の肩にかかっていた。
その内の一つ、イングラムM10はのび太の手元にある。
のび太を正面から見つめると先ほどまで、メソメソ泣いていた少年の面影は既に無かった。
そこにいたのは歪んだ使命感に目覚めた戦士。
銃を構えるその姿は、堂に入っていた。
突然の――こちらへ寄ってきたかと思えば――のび太のタックル。
阿部が見やると、二挺の銃火器が入っていた阿部のデイバッグはのび太の肩にかかっていた。
その内の一つ、イングラムM10はのび太の手元にある。
のび太を正面から見つめると先ほどまで、メソメソ泣いていた少年の面影は既に無かった。
そこにいたのは歪んだ使命感に目覚めた戦士。
銃を構えるその姿は、堂に入っていた。
阿部はその様子から全てを把握した。
恐らく、先ほどぶつぶつ言っていたときに決意を固めた。
俺の言葉を受け、一人で考え、思いつめ、決め、実行に移したんだ。
恐らく、先ほどぶつぶつ言っていたときに決意を固めた。
俺の言葉を受け、一人で考え、思いつめ、決め、実行に移したんだ。
のび太から眼を離していたことを阿部は後悔していた。
だがこんなのび太が銃でも握れば、皆がろくでもない目に遭うだろう。
勿論、のび太も含めて、である。
そんな確信がこの整備工にはあった。
だがこんなのび太が銃でも握れば、皆がろくでもない目に遭うだろう。
勿論、のび太も含めて、である。
そんな確信がこの整備工にはあった。
そして説得するための言葉を阿部が模索する。
これは自分が追い込んでしまったという負い目に起因する行為であった。
だが例え、命の危機に晒されようと曲がることの無い阿部の母性もまた垣間見えよう。
しかし、その直後のび太の動揺を示すように銃口が震えた。
眼を見入るとやたらと瞬きをしていること。
加えて眼の光が揺らいでいることに気づいた。
これは自分が追い込んでしまったという負い目に起因する行為であった。
だが例え、命の危機に晒されようと曲がることの無い阿部の母性もまた垣間見えよう。
しかし、その直後のび太の動揺を示すように銃口が震えた。
眼を見入るとやたらと瞬きをしていること。
加えて眼の光が揺らいでいることに気づいた。
まだのび太は殺る気になっていない?
衝動的に行動を起こしてしまい、のび太が後悔している様子は容易に見て取れた。
のび太は阿部に突きつけることで、殺人という行為に付き纏う責任を自覚したのだ。
すると阿部に希望が訪れる。
歩もうとせん修羅の道も今ならば、まだ引き返せる。
しかし己の命の危機を忘れのび太を案じ、言葉を紡ごうとした矢先。
のび太は身を翻し、獣のような身のこなしで去っていく。
のび太は阿部に突きつけることで、殺人という行為に付き纏う責任を自覚したのだ。
すると阿部に希望が訪れる。
歩もうとせん修羅の道も今ならば、まだ引き返せる。
しかし己の命の危機を忘れのび太を案じ、言葉を紡ごうとした矢先。
のび太は身を翻し、獣のような身のこなしで去っていく。
「のび太!」
阿部はそれを目で追い、次に足に指令を下し追いかけようとする。
だが追うべきなのか、という躊躇が生まれた。
自分が追う事で、更にのびたを追い込むことになるのではないか。
躊躇いが阿部を捉えて、それから約5分後。
その頃にはたちまちのび太は闇に紛れ、姿を消してしまった。
阿部は唖然として、その場に佇んでいた。
どうしてこうなった。
一陣の風が吹き、阿部は空を見上げ途方にくれた。
だが追うべきなのか、という躊躇が生まれた。
自分が追う事で、更にのびたを追い込むことになるのではないか。
躊躇いが阿部を捉えて、それから約5分後。
その頃にはたちまちのび太は闇に紛れ、姿を消してしまった。
阿部は唖然として、その場に佇んでいた。
どうしてこうなった。
一陣の風が吹き、阿部は空を見上げ途方にくれた。
☆☆☆
地図も見ずに彼は走った。
阿部から遠ざかろうと力の限り。
それが可能であったのは、無人島での生活の賜物だろう。
しかしその単独行は銃を持っているにも拘らず、阿部と共にいた時よりも心細かった。
阿部から遠ざかろうと力の限り。
それが可能であったのは、無人島での生活の賜物だろう。
しかしその単独行は銃を持っているにも拘らず、阿部と共にいた時よりも心細かった。
「はぁはぁ……」
息を切らしたのび太の顔は青ざめていた。
いつもこうやって勢いだけで行動するからこうなるのだ。
無人島へ行ってしまった時にしてもそうだ。
計画性の無さが、いつだって後の窮地を招いていく。
いつもこうやって勢いだけで行動するからこうなるのだ。
無人島へ行ってしまった時にしてもそうだ。
計画性の無さが、いつだって後の窮地を招いていく。
今ならまだ、阿部さんに謝れば許してくれるだろうか。
僕はまだひとりも殺しちゃいない。
今なら、今ならまだ引き返せるんじゃないか、僕。
僕はまだひとりも殺しちゃいない。
今なら、今ならまだ引き返せるんじゃないか、僕。
…
でも僕は阿部さんにタックルを仕掛けてしまった。
いや、それどころか銃を向けてしまったぞ。
もしかしたら阿部さんに向けた時点で僕は引き返せなくなってしまったんじゃないか。
一度でも銃を向ければ、いつまた心変わりをして再び銃を向けるか分かったものじゃない。
阿部さんもきっとそれを分かっているに違いない。
だから僕を追ってこなかったんだ。
ドラえもんみたいに呆れて、失望して、僕を見捨ててしまったんだ。
いや、それどころか銃を向けてしまったぞ。
もしかしたら阿部さんに向けた時点で僕は引き返せなくなってしまったんじゃないか。
一度でも銃を向ければ、いつまた心変わりをして再び銃を向けるか分かったものじゃない。
阿部さんもきっとそれを分かっているに違いない。
だから僕を追ってこなかったんだ。
ドラえもんみたいに呆れて、失望して、僕を見捨ててしまったんだ。
信頼していたドラえもんを怒らせてしまったという負い目が、のび太の思考をあらぬ方向へと遣る。
子どもの頃の彼であれば、なんだかんだで素直に阿部に謝って済んだかもしれない。
だがドラえもんに見捨てられた、と思っている今の野比のび太は疑うことを憶えていて。
かつ子ども気分が抜け切っていない中途半端な大人であり、謝り辛く感じていた。
そのような彼に素直に謝れというのは難しい話である。
子どもの頃の彼であれば、なんだかんだで素直に阿部に謝って済んだかもしれない。
だがドラえもんに見捨てられた、と思っている今の野比のび太は疑うことを憶えていて。
かつ子ども気分が抜け切っていない中途半端な大人であり、謝り辛く感じていた。
そのような彼に素直に謝れというのは難しい話である。
のび太は己の本質を再確認し自嘲する。
彼にはきっかけが無かった。
少年では無く、大人としてここに来ようとも。
友人に許しを請うために動くことを決意しても。
無かったことになるから大丈夫と自分を誤魔化そうとも。
殺人という禁忌に踏み込むためのきっかけが無かったのだ。
年を経てもやはり彼の行為には誰かの後押しが必要なのである。
本来であればドラえもん、先ほどは阿部がその役割を果たした。
しかし今の彼にはドラえもんも阿部もおらず、ただただ孤独であった。
彼にはきっかけが無かった。
少年では無く、大人としてここに来ようとも。
友人に許しを請うために動くことを決意しても。
無かったことになるから大丈夫と自分を誤魔化そうとも。
殺人という禁忌に踏み込むためのきっかけが無かったのだ。
年を経てもやはり彼の行為には誰かの後押しが必要なのである。
本来であればドラえもん、先ほどは阿部がその役割を果たした。
しかし今の彼にはドラえもんも阿部もおらず、ただただ孤独であった。
「あの、そこのお姉さん」
故にのび太は闇に向かって問わざるを得ない。
のび太はその存在に気づいていた。
暗闇から自分を見つめる眼。
学校の生物の実験のように、自分を観察する彼女の双眸に。
一度は野性に帰ったのび太だからこそ、その好奇の眼を感知できた。
だから今、のび太は問いを虚空へと向けた。
彼女が潜む虚空へと。
のび太はその存在に気づいていた。
暗闇から自分を見つめる眼。
学校の生物の実験のように、自分を観察する彼女の双眸に。
一度は野性に帰ったのび太だからこそ、その好奇の眼を感知できた。
だから今、のび太は問いを虚空へと向けた。
彼女が潜む虚空へと。
「僕はどうひたら良いんでしょうか」
のび太は教会で神父に教えを請うかのように尋ねる。
その神父はもしかしたら人を殺す神父の可能性もあった。
だがのび太は深く考えずに答えを求めた。
その神父はもしかしたら人を殺す神父の可能性もあった。
だがのび太は深く考えずに答えを求めた。
「……どうされたのですか?」
これにはついぞ、彼女も声をかけてしまう。
懐かしさだろうか、彼女のパートナーであるXに似たような感覚が蘇った。
彼もまた何かを求め、静かに蠢いている。
懐かしさだろうか、彼女のパートナーであるXに似たような感覚が蘇った。
彼もまた何かを求め、静かに蠢いている。
「ドラえもんに、ドラえもんにドラ焼きを食べさせてやりたひんです…」
のび太は消え入りそうな声で答えた。
しかしながら、もしものび太の背中を押してくれる人間が目の前に現れたとして。
のび太はそれをきっかけとして殺人を犯すのか。
それはまだ分からない。
しかしながら、もしものび太の背中を押してくれる人間が目の前に現れたとして。
のび太はそれをきっかけとして殺人を犯すのか。
それはまだ分からない。
【F-6/1日目・黎明】
【野比のび太@ドラえもん】
【状態】健康(21才の姿、半裸)、精神的に不安定
【装備】 イングラムM10(30/30) ワルサーPPK(8/8)
【持ち物】 基本支給品一式×2、不明支給品1~4 予備弾倉
【思考】
基本: ドラえもんにドラ焼きを食わせてやりたい
1: ドラえもんのために人を殺したい……
2: 阿部さんに謝りたいけど……
3: スネ夫やジャイアンに会ったら……
【備考】
※参戦時期は単行本14巻「無人島へ家出」でドラえもんに救助される直前
【野比のび太@ドラえもん】
【状態】健康(21才の姿、半裸)、精神的に不安定
【装備】 イングラムM10(30/30) ワルサーPPK(8/8)
【持ち物】 基本支給品一式×2、不明支給品1~4 予備弾倉
【思考】
基本: ドラえもんにドラ焼きを食わせてやりたい
1: ドラえもんのために人を殺したい……
2: 阿部さんに謝りたいけど……
3: スネ夫やジャイアンに会ったら……
【備考】
※参戦時期は単行本14巻「無人島へ家出」でドラえもんに救助される直前
【アイ@魔人探偵脳噛ネウロ】
【状態】健康
【装備】普段着
【持ち物】ランダム支給品0~3
【思考】
基本 Xのために動く
1 この男は…?
【備考】
※死後からの参戦。
【状態】健康
【装備】普段着
【持ち物】ランダム支給品0~3
【思考】
基本 Xのために動く
1 この男は…?
【備考】
※死後からの参戦。
☆☆☆
ドアには鍵がかかっていた。
阿部は腕力のみをもってして窓を粉砕、鍵を開け扉を開く。
キーは挿されていない。
どこにあるか、と阿部は仔細に探してみる。
するとキーは運転席の右脇のポケットに放置されていた。
ならば問題はエンジンがかかるかという事のみ。
シートに座り、キーを挿入、捻り反応を待つ。
かからねば困る。
そんな阿部の焦燥を吹き飛ばすようにそれは反応を示した。
メーターが上昇し、ガソリンは十分にある事を阿部に告げる。
そう、彼が乗り込んだのは大型トラックである。
阿部は腕力のみをもってして窓を粉砕、鍵を開け扉を開く。
キーは挿されていない。
どこにあるか、と阿部は仔細に探してみる。
するとキーは運転席の右脇のポケットに放置されていた。
ならば問題はエンジンがかかるかという事のみ。
シートに座り、キーを挿入、捻り反応を待つ。
かからねば困る。
そんな阿部の焦燥を吹き飛ばすようにそれは反応を示した。
メーターが上昇し、ガソリンは十分にある事を阿部に告げる。
そう、彼が乗り込んだのは大型トラックである。
阿部がそれを見つけたのは偶然であった。
湾岸埠頭6番倉庫をのび太と出会う前にうろついていた所、乗り捨てられたかのようにポツンと一台、置き去りにされていた。
埠頭というからには乗り物の一つや二つはあるだろうと推測していた。
この広いマップを徒歩で往くというのは骨が折れる話であったし、足代わりに何か無いものか、と彼は探していたのだ。
予想は外れ、辺りにはこれ一台しか無かった。
しかし阿部がそれに手を出さなかったのには理由がある。
それは後ろに載せられていたブツがブツだからだ。
そう、コカインである。
阿部はクスリを決め込んでの性交渉というのは唾棄すべきものと断じていた。
心の通い合い無くして、解放のカタルシスはありえない。
だというのに安易に流されて薬の力を借りるなど愚の骨頂。
それは阿部の心の柱として、揺るぐことの無い核となっている。
湾岸埠頭6番倉庫をのび太と出会う前にうろついていた所、乗り捨てられたかのようにポツンと一台、置き去りにされていた。
埠頭というからには乗り物の一つや二つはあるだろうと推測していた。
この広いマップを徒歩で往くというのは骨が折れる話であったし、足代わりに何か無いものか、と彼は探していたのだ。
予想は外れ、辺りにはこれ一台しか無かった。
しかし阿部がそれに手を出さなかったのには理由がある。
それは後ろに載せられていたブツがブツだからだ。
そう、コカインである。
阿部はクスリを決め込んでの性交渉というのは唾棄すべきものと断じていた。
心の通い合い無くして、解放のカタルシスはありえない。
だというのに安易に流されて薬の力を借りるなど愚の骨頂。
それは阿部の心の柱として、揺るぐことの無い核となっている。
そのため阿部にとって、コカインに限らず薬物そのものが嫌悪の対象となっていた。
トラック一杯に積み込まれた10tをゆうに超すコカインは、売人にとっては宝の山であろうと阿部にはお荷物に過ぎず。
彼としては燃やせるものならトラックごと炎上させても構わなかった。
どうしても乗り回す気にはなれなかったのだ。
だが何が起こるかも分からないこのような場では不用意な行動は控えたくて。
加えて一応の移動手段として、必要に迫られた場合のために残して置きたかった。
トラック一杯に積み込まれた10tをゆうに超すコカインは、売人にとっては宝の山であろうと阿部にはお荷物に過ぎず。
彼としては燃やせるものならトラックごと炎上させても構わなかった。
どうしても乗り回す気にはなれなかったのだ。
だが何が起こるかも分からないこのような場では不用意な行動は控えたくて。
加えて一応の移動手段として、必要に迫られた場合のために残して置きたかった。
結果、阿部はこのトラックの運用は今のところは辞めて、放置したというわけだ。
こうして、持ち出す事無く阿部はのび太と出会った訳だが、再び彼は戻ってきた。
過去とは違い、いまや彼には優先すべき事項が出来てしまったから。
こうして、持ち出す事無く阿部はのび太と出会った訳だが、再び彼は戻ってきた。
過去とは違い、いまや彼には優先すべき事項が出来てしまったから。
このままではのび太は暴走し、後悔するだろう。
気づかせてやりたい。
その殺したくないという気持ちを大事にすべきだと。
気づかせてやりたい。
その殺したくないという気持ちを大事にすべきだと。
そこまで肩入れする理由が阿部にはある。
追い込んでしまったのは自分という責任感からのみならず。
追い込んでしまったのは自分という責任感からのみならず。
くつくつと彼は笑いを溢した。
のび太が友達を信じ続けた気持ちのいい奴だったから。
何とかしてやりたい、と思えたのだ。
と、ここに来て自分がずいぶんと、のび太に入れ込んでいることに気づいた。
のび太が友達を信じ続けた気持ちのいい奴だったから。
何とかしてやりたい、と思えたのだ。
と、ここに来て自分がずいぶんと、のび太に入れ込んでいることに気づいた。
「男は度胸……!何でもやってみるものさ……」
照れを隠すように、阿部はつぶやいた。
待ってろよ、のび太。
コカインを載せたトラックは阿部により命を吹き込まれ、決意新たに走り始めた。
目的地は、野比のび太少年のもと。
待ってろよ、のび太。
コカインを載せたトラックは阿部により命を吹き込まれ、決意新たに走り始めた。
目的地は、野比のび太少年のもと。
【G-6・港湾/1日目・黎明】
【阿部高和@くそみそテクニック】
【状態】健康
【装備】 なし
【持ち物】大型トラック
【思考】
基本: 殺し合いから脱出する
1: のび太を追う
2: のび太を両親と会わせてやりたい
【備考】
※参戦時期は原作終了後
※阿部が見た番組が本当にのび太の両親のものかは不明です。
【阿部高和@くそみそテクニック】
【状態】健康
【装備】 なし
【持ち物】大型トラック
【思考】
基本: 殺し合いから脱出する
1: のび太を追う
2: のび太を両親と会わせてやりたい
【備考】
※参戦時期は原作終了後
※阿部が見た番組が本当にのび太の両親のものかは不明です。
【イングラムM10@現実】
1964年にゴードンB. イングラムによって設計された軍用短機関銃。
フルオートでの連射サイクルが非常に速く、32連マガジンが1.5秒で空になるほど。
熟練者でなければ制御するのは難しいといわれる。
1964年にゴードンB. イングラムによって設計された軍用短機関銃。
フルオートでの連射サイクルが非常に速く、32連マガジンが1.5秒で空になるほど。
熟練者でなければ制御するのは難しいといわれる。
【ワルサーPPK@現実】
1929年に当時新鋭企業だったワルサー社が、様々な研究の末に開発した自動拳銃。
幾つものセイフティ機構を持ち、薬室に弾丸が装填されているとハンマー上部にシグナルピンが覗くローディングインジケーターを有するなど、
即応性と安全性を両立した、当時としては最も完成度の高い自動拳銃だった。
1929年に当時新鋭企業だったワルサー社が、様々な研究の末に開発した自動拳銃。
幾つものセイフティ機構を持ち、薬室に弾丸が装填されているとハンマー上部にシグナルピンが覗くローディングインジケーターを有するなど、
即応性と安全性を両立した、当時としては最も完成度の高い自動拳銃だった。
【大型トラック@魔人探偵脳噛ネウロ】
湾岸埠頭6番倉庫に乗り捨てられていた。
後ろに積まれた木箱にはギネス級の量のコカインが入っている。
湾岸埠頭6番倉庫に乗り捨てられていた。
後ろに積まれた木箱にはギネス級の量のコカインが入っている。