やる夫がバトロワに巻き込まれたようです
むにゅむにゅ……もう食べられないお……か?
ならば、やる夫がもらうお……。やっぱり唐揚げはレモンをかけるに限るお……。
ならば、やる夫がもらうお……。やっぱり唐揚げはレモンをかけるに限るお……。
―おい、やる夫。
なんだお。今更食べたいって言っても遅いお。
この唐揚げも、スイーツもみーんな、やる夫のもんだお。あーうまうま。
この唐揚げも、スイーツもみーんな、やる夫のもんだお。あーうまうま。
―おい、起きろ。
起きろ?やる夫はすでにウェークアップしてる……
「い い 加 減 起 き ろ、こ の 白 饅 頭!!!」
ぐえあ!!
激しい痛みとともに、やる夫こと、入速出やる夫は目が覚めた。
横には、幼馴染(腐れ縁)のやらない夫がいる。
激しい痛みとともに、やる夫こと、入速出やる夫は目が覚めた。
横には、幼馴染(腐れ縁)のやらない夫がいる。
「ここは誰? やる夫はどこだお??」
「石器時代レベルのボケをかましている場合か。むしろ、俺の方が「ここはどこ」って聞きたいわ」
やらない夫はため息をついている。見ると、翠星石もいた。
「翠星石は何か知ってるかお?」
「さっぱりですぅ」
「石器時代レベルのボケをかましている場合か。むしろ、俺の方が「ここはどこ」って聞きたいわ」
やらない夫はため息をついている。見ると、翠星石もいた。
「翠星石は何か知ってるかお?」
「さっぱりですぅ」
翠星石も首を横に振った。
ひとまず、理解できるのは講堂っていうか、体育館のような広い空間にいるってこと。
でも、正直知らない場所だ。通っている学校のと違うし。
そして、やる夫達の周囲には……どこかで見たような人達がワンサカワンサカ。
例えば、背景に『ゴゴゴゴゴゴゴ』って文字を浮かべていそうな人達とか。
高校生ぐらいの人とか、やる夫好みのかわいい女の子達とか……青い狸とか。
エトセトラ、エトセトラ。
ひとまず、理解できるのは講堂っていうか、体育館のような広い空間にいるってこと。
でも、正直知らない場所だ。通っている学校のと違うし。
そして、やる夫達の周囲には……どこかで見たような人達がワンサカワンサカ。
例えば、背景に『ゴゴゴゴゴゴゴ』って文字を浮かべていそうな人達とか。
高校生ぐらいの人とか、やる夫好みのかわいい女の子達とか……青い狸とか。
エトセトラ、エトセトラ。
「何がなんだかさっぱり分からないお」
「まったくだ」
「ですぅ」
「まったくだ」
「ですぅ」
3人そろって、頭をひねっていた時。……ステージに変化が現れた。
いきなり、舞台にスポットライトが照らされる。その中央にいたのは……。
「できる夫!?!」
やる夫とやらない夫の声が重なった。
できる夫は、やる夫たちの知り合い。なんでこんなところに?
できる夫は、やる夫たちの知り合い。なんでこんなところに?
更に、スポットライトが照らされる、黄色大仏かお?
「黄色大仏じゃないわ、ドラミよ」
……!なんで考えてたことが分かるんだお、この黄色大仏!?エスパー?!?
「どうやら全員お目覚めみたいだね」
できる夫は言った。
できる夫は言った。
「今回、このゲームの主催兼進行役を務めるできる夫です」
「そして、先程紹介したと思うけど……ドラミよ。よろしく」
「そして、先程紹介したと思うけど……ドラミよ。よろしく」
なんとなく、横を見るとさっきの青狸が茫然自失としていた。……知り合いだろうか?
まあ、それはそれとしてゲームって一体。サバゲー?それとも風雲たけし城?
まあ、それはそれとしてゲームって一体。サバゲー?それとも風雲たけし城?
「ゲームって、いったい何のゲームか。頭を抱えている人が多そうだね」
多いってレベルじゃないと思いますけど。
「それはね、『殺しあい』ですよ」
―殺し合い!?
―いったい何を言っているんだ!
―そんなふざけた幻想、ぶち殺す!
―ドラミ、一体どういうことだ!!
―そんなのできるわけ……!
―……そんなことより、俺とやらないか?
―いったい何を言っているんだ!
―そんなふざけた幻想、ぶち殺す!
―ドラミ、一体どういうことだ!!
―そんなのできるわけ……!
―……そんなことより、俺とやらないか?
一瞬なんか変なことを言っている人がいたけど
とにかく、講堂の中は騒然となった。
とにかく、講堂の中は騒然となった。
「まあまあ、落ち着いてください」
できる夫は冷静さを保ってるけど、どうにも納得できない。
あー、もう。わけがわからない。
あー、もう。わけがわからない。
「ひとまず、首の方を見てごらん」
首?白饅頭と呼ばれているやる夫にも一応首はある。
その首に触れてみた。……首輪?
その首に触れてみた。……首輪?
「その首輪はね、外そうとしてもなかなか取れない」
できる夫はやる夫たちがつけているのと同じ首輪を取りだした。
「耐ショック」
トンカチで思いっきり叩く。壊れない。
「完全防水」
いつの間にかあった水がたっぷり入った水槽に首輪を入れる。壊れない。
「さらに、位置センサーに盗聴器付き。その位置センサーと盗聴器のおかげで、
装着者が何をやっているか本部にまるっとわかっちゃうんです。すごいですよね」
装着者が何をやっているか本部にまるっとわかっちゃうんです。すごいですよね」
できる夫は歓声を期待したようだが、全員、無言。なんかこの流れはテレビショッピングみたいだけど、
この状況はテレビショッピングのように呑気なものじゃあ決してない。
むしろ、恐ろしい。
この状況はテレビショッピングのように呑気なものじゃあ決してない。
むしろ、恐ろしい。
―さらに、できる夫はつづけた。
「この首輪には爆破機能を備えています」
ば、ば、ば、爆破機能!?
「もし、反抗したり、無理に外そうとしたり、『禁止エリア』に入っちゃったりしたら」
そういうと、黄色大仏……ドラミは腹部のポケットから何かを取り出す。
スイッチ?毒々しい暗い赤いそれがドラミの手で押された。
電子音が響く。ピーピーうるさい。
そういうと、黄色大仏……ドラミは腹部のポケットから何かを取り出す。
スイッチ?毒々しい暗い赤いそれがドラミの手で押された。
電子音が響く。ピーピーうるさい。
「や、やめろ……!なんで俺なんだ!!」
正直、キモい顔のチビ男が首輪を押さえてパニックに陥っている。
「やめやめやめやめ……助けてたすけてタスケテタスk」
正直、キモい顔のチビ男が首輪を押さえてパニックに陥っている。
「やめやめやめやめ……助けてたすけてタスケテタスk」
ぽんっ。ビールの栓を抜いたような、間抜けな音。
でも、状況はその音に似合わない惨憺たるものだった。
つまり、その、胴体から上が「ない」。
でも、状況はその音に似合わない惨憺たるものだった。
つまり、その、胴体から上が「ない」。
阿鼻叫喚。嘔吐する者もいれば、パニックで泣きあえぐ者もいる。
無論、「キモい顔のチビ男」だったものの周辺は……誰もいない。
無論、「キモい顔のチビ男」だったものの周辺は……誰もいない。
「ね、これでわかったでしょう。君達はどうすることもできない。
戦うしか、ないんですよ。最後のひとりになるまで、ね。」
戦うしか、ないんですよ。最後のひとりになるまで、ね。」
再度、訪れる沈黙。
「あ、そうだ。馬にニンジンをぶら下げてあげないと」
……?
「最後のひとりになる。つまり、優勝したら……君達の住む世界に帰してあげるだけじゃなく……」
―何かひとつ、なんでも願いをかなえてあげるよ。
―何かひとつ、なんでも願いをかなえてあげるよ。
ざわめきが、また広がった。
「死者の蘇生、永遠の命、一生楽ができるだけのお金、そして……ハーレム」
ハーレム!?!思わず、顔がほころびそうになるが……気合いで押さえる。
「でも、もし24時間以内に誰も死ななかったら、全員の首が飛ぶことになります」
……顔は真っ青、脳内は真っ白といったところである。
……顔は真っ青、脳内は真っ白といったところである。
「ゲーム開始と同時に全員、会場のそれぞれ違う場所に飛ばされるわ。
その時、横に『四次元ポケット』があるから各自装着してね。
その中に名簿、地図、コンパス機能を搭載したタブレット端末、
食料と水、そして殺しあいの要となる『アイテム』が入っているわよ。
大当たりもあれば、大ハズレもある。もし、ハズレが出ても……うらみっこなしよ」
その時、横に『四次元ポケット』があるから各自装着してね。
その中に名簿、地図、コンパス機能を搭載したタブレット端末、
食料と水、そして殺しあいの要となる『アイテム』が入っているわよ。
大当たりもあれば、大ハズレもある。もし、ハズレが出ても……うらみっこなしよ」
うふふふふ。にっこりと、ドラミは笑う。
「禁止エリアは定期的に放送で発表します。その時、合わせて残念ながら死亡した方の名前を読み上げますよ。そうそう、禁止エリアや死亡者は自分で×マークを付けてくださいね。
操作方法はミトコンドリアでもできるよう、簡単にしてありますので♪」
操作方法はミトコンドリアでもできるよう、簡単にしてありますので♪」
あー、もう。どこまでもムカつく奴だお。できる夫は。
もし首輪がなかったら、ぶん殴りにステージに行ってるところだ。
もし首輪がなかったら、ぶん殴りにステージに行ってるところだ。
「では、幸運を祈るよ」
瞬間、周りの景色が真っ白になる。
「やらない夫、翠s……!」
友人達の名前を呼ぼうとする。しかし、その間にやる夫の意識は……ホワイトアウトした。
神様、いったいやる夫達はどうなるんだお?
神様、いったいやる夫達はどうなるんだお?
【渋井丸拓男@デスノート 死亡確認】
【残り58名】
【バトルロワイアル開始】