遅刻 - ノブスケの自作ゼリフ @ ウィキ

タイトル

遅刻

配役

先生 性別不問

生徒 性別不問

台本

先生「じゃ、全員気をつけて帰るんだぞ」

生徒「○○先生、さようなら〜」

先生「(前を被せるように)△△、お前には話があるから残れ」

生徒「ちっ、変装して帰ろう作戦失敗か」

先生「鼻眼鏡なんて付けたら逆に目立つだろ」

生徒「逆に目立って声掛けられなくなるかと」

先生「それに付けるにしても他の奴に紛れてだろ、何でホームルールの時間に付けるんだ」

生徒「あっ、その手があったか」

先生「まぁだとしてもそんな目立つ眼鏡掛けてたら意味無いけどな」

生徒「ちぇ〜、どっちにしろダメか」

先生「ほら、早く指導室に来い」

生徒「はぁ〜い、早く帰って録画してたアニメ見たかったのに」

先生「△△が素直に認めれば早く終わるからな」

先生「それで、何で呼び出されたか分かってるか？」

生徒「分かりません」

先生「そうか分からないか。なら、胸に手を当てて考えてみろ」

生徒「(間を開けてから)食堂でドカ食い気絶しようとしたことですか？」

先生「違うよ、てか学校で何しようとしてんの」

生徒「はい、どうしてもやってみたくて」

先生「高校生がドカ食い気絶なんてするんじゃねぇ」

生徒「結局友達に止められて出来ませんでした」

先生「あぁ、だからあの時不機嫌だったのか…じゃねぇよ」

生徒「じゃあ何なんですか、私が呼び出された原因って」

先生「今朝何したか覚えてないのか？」

生徒「今朝は…遅刻しました」

先生「それだよ、呼び出された原因」

生徒「あの遅刻は私、悪くありませんよ」

先生「ほう？悪くない遅刻があるってのか？おばあちゃん助けてたとかか？だったら何故もっと早くに」

生徒「いえ、外が寒すぎて家から出れなかったんです」

先生「勝手に感心してた俺も悪いが、その遅刻理由はダメだ」

生徒「え、今朝のニュース知ってますか？今世紀最大の寒波到来ですよ？学校遅刻もしたくなりますよ」

先生「まだ大雪で遅刻したなら分かるが、それで学校遅刻して良い訳ないだろ、皆泣く泣く学校来てるんだよ」

生徒「それ親にも言われて、言い訳したら制服の上にダウン着させられて、家から放り投げられました」

先生「良い親御さんじゃねぇか、それで学校に向かったのか？」

生徒「えぇ、向かおうとしたんですが、前に進めませんでした」

先生「何だ？△△の所強風でも吹いてたのか？」

生徒「いえ、北風が吹いてました」

先生「寒いだけじゃねぇか」

生徒「寒かったのもありますが、普通に向かい風だったんですよ」

先生「それ自転車通学なら分からんでもないが、徒歩だろ。△△」

生徒「強風オールバックみたい進めなかったかも知れないでしょ」

先生「△△の場合は”風強すぎて”じゃなくて”寒すぎて”だろ。」

生徒「あともう1つ遅刻理由があるんです」

先生「何だ？もしマトモじゃなかったら平常点減らすからな？」

生徒「布団が私を離してくれなかったんです」

先生「話聞いてたか？平常点減らすって言わなかったか？」

生徒「お布団くんが私を離してくれなかったんです」

先生「違うよ。△△がお布団くんを離さなかっただけだよ」

生徒「それでお布団くんと結婚するしかないと思ったんです」

先生「違うよ。それ結婚じゃなくて△△の一方的な愛だよ」

生徒「という訳で先生、私の遅刻は悪くないんです」

先生「よし、平常点なし」

生徒「何でですか」

先生「この言い訳10回目だろ、夏の時も暑すぎてどうとかって言ってたし」

生徒「え、ダメなんですか」

先生「ダメです」