登録日:2026/09/24 Thu 00:22:45
更新日:2026/10/07 Wed 22:10:27
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この項目では『鬼武者 WAY OF THE SWORD』の主人公である宮本武蔵について紹介する。
また、今作以外の『無頼伝』やNetfliex版にも宮本武蔵は登場するが、ここでは『鬼武者WS』の宮本武蔵を上げていく。
概要
天下無双の剣の道を極めようとする風来坊。
武者修行の旅で京都を訪れるが、その場に居合わせた佐々木巌流と共に突如地獄から現れた異形の怪物「幻魔」の侵攻に巻き込まれてしまう。
必死で抵抗するも、人間を凌駕する強靭な肉体を有する幻魔には敵わず、嬲り殺しの憂き目に遭ってしまった。
本来ならば魂はそのまま地獄に落ちるはずだった……が、地獄の入り口、三途の川にて謎の白装束の男と出会う。
男は「鬼の篭手を着ければ鬼の力を持って黄泉返る事が出来る」と武蔵に持ちかけるが、己の力で剣を極める事を望んでいた武蔵はそれを拒否。
だが男は引き下がらず、無理やり籠手を装着された事で武蔵は現世へと叩き戻されてしまう……「人ならざる鬼の力を有する鬼武者」として。
現世に戻った武蔵は、さっそく自分を殺した幻魔共を苦も無く一蹴。しかし、急に強大な力が手に入ってしまった事を喜ぶはずも無く、籠手を外す事を望む。
かといって、幻魔の刀で滅多切りにされた肉体を繋ぎとめているのもまた鬼の力であり、無理やり外そうものなら今度こそ本当に死んでしまう。
籠手を外すには幻魔の魂を集めて傷の回復を早める以外になく、そのためにはどうあっても幻魔との戦いは避けられない。
こうして宮本武蔵は、不可思議に変貌した京都にて現世の行く末を懸けた幻魔との「他流試合」に臨むのであった。
人物
粗野な性格をしており、言動は荒っぽく強い相手との真剣勝負を望む好戦的な一面を持つ。
ただし、あくまで相手の腕=(剣士としての命)を奪うのみに留めたり、やむを得ない場合にしか斬り合う手段に出ないなど、無益な殺生は極力避けようとしている。
腹を空かしていた子供や犬になけなしの握り飯をあげたり、悩みを抱えた人々の声を聞いて解決してやったりと義理人情に厚い面もある。
なお剣一筋に生きてきたため、歴史などの知識に疎く、物語序盤では「知らぬ者はいない」とまで言われる
英雄の名を知らなかった。
とある場面では
手漕ぎ舟の扱い方も知らなかったことが判明する。
そんな強さを極めようとしている彼だが、作中前半では自分が授かった鬼の力を完全に拒絶していた。
幻魔との戦いに身を投じるのも、幻魔の魂を吸収して一刻も早く傷を塞ぎ篭手を外せるようにするため。
歴代主人公の鬼武者たちはほとんど、作中の最初から世の平和や大切な人々を守るためという、鬼の力を振るって戦う理由があったが、自分の力だけで強さを求めていた武蔵は人外じみた鬼の力を外道と呼んで忌み嫌っていた。
しかし、京都での戦いを通して非道の限りを尽くす幻魔や幻魔に虐げられる人々の姿を目にしたこと、また作中中盤の巌流との戦いでの敗北などから「強さとは何か」を模索するようになり、鬼の力への認識も改めていくようになる。
つまり『鬼武者WS』は強さを求める一人の剣士が剣の道を極めながら鬼武者へなっていく物語なのである。
戦闘面
鬼武者になる前から剣の腕は一流であり、人間相手の戦いであればほぼ負けなしと言っても良いレベルであった。
が、頑健な幻魔相手には流石に力不足。
しかし鬼の力を手に入れて以降は巨大な敵の攻撃を受け止められる怪力、敵の動きをゆっくりと目視できる五感、攻撃を受けても鬼灯袋で癒せる回復力など人並み外れた能力を有するようになる。
主に敵の攻撃を躱し、もしくは受け流しながら相手の隙を狙い、体幹もとい力動を失わせて致命の一撃「崩し一閃」で仕留める戦法を得意とする。
また剣以外でも弓による遠距離からの攻撃や周囲の環境物を利用するなど、勝つためには比較的手段を選ばない部類であり、そのための機転も利く。
武技・鬼の力
相手の武器攻撃を受け流し続けることで、青の気焔ゲージが溜まる。
満タンになると、敵のHPや力動ゲージに与えるダメージがしばらくの間増える。
その後も受け流しを続けていくことで、この状態はさらに継続する。
攻撃を寸前で見切り回避し続けることで、赤のゲージが溜まる。
体術による打撃を避ければ効果大、かつ力動を削る打撃を返せる。
満タンになった際の見切り回避からは、1度だけ反撃が見切り連斬となる。
シリーズ伝統のカウンター技。
攻撃を受ける直前に攻撃ボタンを押すと、即座に躱して致命の一撃を与える。
今回は連鎖一閃はスキルツリーによる解放となっている。
雑魚の幻魔なら一撃で倒せるが、例によって入力猶予はかなりシビア。
一部の大振りな攻撃は見切りやすいためか一閃も狙いやすい事が記されているため、それを誘発させるパターンの把握も重要。
鬼の力の一種で、本来見えないものが見えるようになる。
主に探索時に活用するもので、道を塞ぐ瘴気の植物の根を見つけたり、周りにある道具に目印をつけることもできる便利な能力。
また近くに眼覚醒でしか見えないものがあると鬼の籠手が点滅して知らせてくれる。
戦闘中に使用すると、敵の破壊可能な部位(防具)がわかるようになり、またとある敵が繰り出す分身の術を見破ることも可能。
鬼の佳人に「鬼の力をお使いください!」と提案されてもこの眼覚醒のことを指しているとわからないプレイヤーが続出したとか。
安井金比羅宮の八大力尊から授けられた鬼の剛力。
瘴気の壁や敵の防御を一発で崩すことができる。
両手攻撃で破れない強敵のカウンター構えも、この鬼の腕なら破れる。
後半のスキルツリーでは広範囲に攻撃できる溜め技が使えるようになる。
ある人物の魂が鬼の篭手に宿ったことで得た鬼の瞬発力。
壁を走って通れない場所を通過できるようになる。
スキルツリーではこの能力を応用した受け身や、敵の遠隔攻撃に対するカウンター攻撃の対応化などもやってのける。
鬼ノ武具
旅の道中で手に入る鬼の一族が残した武器であり、過去作の戦術殻・鬼戦術に相当する。
幻魔を倒したり、気焔状態でダメージを与えることで出現する青魂を吸収して鬼力ゲージを貯めることで発動できる。
遠くから矢を放つ弓。
これだけは以下の武具とは別枠なので、鬼力ゲージは消費しない。
矢の本数も無限。
さらに強化すると溜め撃ちで敵の力動ゲージの回復を停止させることができる。
「便利なもんだ」
鬼の一族が造り出した一対の双刀。
斬りつけた敵の動きを封じつつ、黄魂を大量に放出させるため、強敵相手での回復手段となる。
鬼の一族が造り出した双刃の薙刀。
旋風を巻き起こして周囲の敵を切り刻む、集団戦向けの技。
灯火などの火の近くで使うと、炎の嵐となり、敵をまとめて炎上させる。
鬼の一族が造り出した一対の槌。太鼓のバチのような形状。
力動削りに特化した強敵戦向けの技で、防具などの部位も破壊できる。
力を溜めれば威力が増す。
鬼の一族が造り出した竜笛。
吹くことで三つの鳥型の炎弾を準備し、追加入力で順次前方に飛ばすことができる。
当てた相手を必ず炎上させる技で、さらに怯ませることもできるので
強敵の体力を削ったり、敵の技を中断させる手段に向く。
鬼の一族が造り出した雷槍。
体力削りに特化した技で、これで敵を倒すと赤魂などの出現量が増加。
力動が尽きた敵を纏めて仕留め、さらに魂の出現量を稼ぐスキルもある。
鬼の一族に伝わる名刀。
武蔵の攻撃をしばらく強化する特殊な技で、効果中は敵を斬るたびに紫魂を発生させる。
また効果を打ち切る代わりに強烈な一振りで大きな斬撃の波を放つ事もでき、これは効果時間中に敵の体力や力動にダメージを与えるにつれて強化されていく。
完全覚醒
そうだ鬼ども 持ってる力…俺に全部よこせ…
代わりに俺が──
酒呑童子との戦いにて、鬼の篭手に宿る鬼の魂が武蔵の怒りに呼応したことにより、真の鬼武者への完全覚醒を果たした姿。
祇王が静御前に託した、閻魔大王の力でもある。
これまでの真・鬼武者の姿は黒い体に白い長髪をした魔人態であったが、武蔵の場合は黒い鎧武者の肉体で鬼の一族と同じ赤い長髪となっている。
パワー・スピード共に強化されるのは当然として、最大の特徴として一閃の時間判定が延び発生させやすくなる。
完全無敵ではなく、攻撃を受けると覚醒ゲージ=残り時間が減らされるようになっている。
ちなみに今回の紫魂は主に鬼ノ武具や崩し一閃で発生する。
覚醒中は鬼ノ武具が使用できないが、代わりに強烈な全体攻撃で敵を一掃する。場面が白黒映画のように変わって暗くなった後に放った斬撃で敵を散らすカッコイイフィニッシュは必見。
この奥義を放つと即座にゲージは0に戻る。
人間関係
武蔵が持つ鬼の篭手に魂として宿っている鬼の一族の女性。
かつて鬼の一族の一人として共に地獄を統治していたが、地獄が幻魔に制圧され鬼の一族は壊滅。自身も苛烈な拷問によって体を切り刻まれ死亡したが、魂になって篭手に宿ったことで生き延びた。
普段は篭手を通して武蔵の戦いや旅路をサポートし、有事の際は霊体として姿を出す。
基本的にたおやかで沈着だが、武蔵に「籠手女」呼ばわりされた事に拗ねて自分の名前を念押しするなど、割と子供っぽい部分もある。
序盤で明らかになるが彼女の名は静御前、源義経の妻である。
六道珍皇寺で現世と地獄を繋ぐ鬼門を幻魔から守る鬼武者。
鬼の力で不老長寿の肉体となり、700年間も鬼門を守り続けている。
普段は飄々とした好々爺のような性格で武蔵の稽古にも付き合ったりしており、本作における武蔵の"鬼武者"としての師匠と言える存在。
ただし、もし武蔵が人の魂を喰らう外道に堕ちた時は容赦なく斬るとも言っており、現役の守護者としての覚悟も併せ持つ。
「かぶき踊り」で京都で人気を博している踊り子の少女。
同じ一座の親友・雛菊が幻魔に攫われたため、救う力を求めて篁の元に身を寄せている。
当初は自分が欲しい鬼の力を持ちながら捨てようとしている武蔵とは険悪な仲であったが、二条城での一件から徐々に互いを理解し合う仲間になっていった。
源氏物語を書いた平安時代の作家であり、小野篁の友人。
この時代にないはずの現代のメガネを付けている。
当然ながら式部はとうの昔に亡くなっているが、八坂神社内の社に魂の状態でとどまっており、都の様々な話を書にまとめている。
鬼武者となった武蔵に興味を示し、武蔵に都の事件の調査と、話の収拾に向かわせた狛犬の捜索を依頼する。
一度死んだ武蔵を鬼武者にした短髪の老人。
武蔵は鬼武者になるのを拒んでいたが、白装束の男が有無を言わせず岩場に串刺しにし、強制的に鬼の篭手を一体化させたのが鬼武者となる経緯である。
ある目的で武蔵と巌流を鬼武者にしており、2人とも最強の鬼武者となるのを期待している。
その男の名は
源義経。
二つの武家による戦を天才的な軍略と武芸で終結に導いた英雄だった。
かつて彼は戦で世が乱れる中、鬼の一族にその素質を見出され、鬼の籠手を授けられて鬼武者となり戦を終わらせたが、鬼の力に溺れ、自ら戦を起こそうとするほどに殺戮を楽しむようになってしまった。
それを見かねた鬼の一族と小野篁、当時の武将たちが一致団結し、ついには討ち果たされ、鬼の籠手を奪われて無間地獄へと封じられた。
が、幻魔達と共に地獄の底から這い上がり、逆に鬼の一族を滅ぼし、今に至る。
籠手を授けた後も謎に満ちた腹心「道狂」と共に幾度か武蔵の前に姿を現す。
序盤では名前すら知らなかった武蔵だが、常軌を逸する人柄やおぞましい悪事を知り、静や篁の頼みもあって、「斬るべき敵」として意識するようになる。
しかし幻魔を現在の手下としているにもかかわらず、なぜ武蔵と巌流を幻魔の天敵とでも言うべき鬼武者に仕立て上げたのか……?
因縁深き宿敵にして、自身と同じ時に鬼武者にされた剣士。
過去の仕合で巌流を打ち負かして以来、行く先々でちょっかいを出されるようになり武蔵本人は鬱陶しがっている。
プロローグにて武蔵と共に幻魔に殺され、白装束の男から鬼の籠手を授かって復活。
しかし鬼武者となってからは武蔵のように師を得ることなく力を渇望し、「幻魔の魂よりも人間の魂を籠手に喰わせた方が強くなれる」と囁かれた事を機に外道の道へと進んでいく…。
余談
宮本武蔵のフェイスモデルは、日本映画を代表する俳優・三船敏郎氏。
Netflixのアニメ版の宮本武蔵も同じく三船敏郎がモデルになっている。
「二天一流」と呼ばれる二刀流が有名な宮本武蔵だが、今作では特定の敵への追い打ちやトドメ演出でしか二刀流を使用しない。
- 史実の宮本武蔵自身がそういう人物像だったとはいえ、「あくまで自分の力で強くなりたいから、外部から与えられた超常の力に頼る事は否定的」って近年のサブカルの主人公としてはかなり珍しいキャラな気がする -- 名無しさん (2026-09-24 12:07:04)
- 三船氏のモデルに細谷氏のいい意味で男臭い演技、劇中での成長ぶりと凄く感情移入できる主人公だったわ -- 名無しさん (2026-09-24 12:15:48)
- ジャックの方が近いんかね、成り行き上鬼武者になっただけで、当初は自分の目的のため(ジャックは元の時代に戻る。武蔵は人に過ぎた力を捨てる為)に動くっていうの -- 名無しさん (2026-09-24 12:34:07)
- ほぼジャックと行動としては一緒やね、致し方なく外付けの得体の知れない力に頼るのは。歴代の鬼武者があっさりしすぎてるから契約の部分掘り下げられるの嬉しい -- 名無しさん (2026-09-25 09:18:47)
- 飢えたる者に飯を与え、憎まれ口を叩きながらも弱きを助け、それでいて強者との闘いを愉しむという古き良き任侠がとても良かった -- 名無しさん (2026-09-25 19:44:55)
- 同じ三船敏郎をモデルにした宮本武蔵でも、最終的に鬼の力を受け入れ鬼武者になったWSと一度は鬼になる覚悟を決めるも最後は人に戻ったNetflixとであり方が違うのが味わい深い -- 名無しさん (2026-09-26 21:44:28)
- 鬼の籠手を得て死から蘇るのは左馬之助のオマージュかな? 海外勢からは日本語ボイスでのプレイが推奨されるくらいハマり役だったな -- 名無しさん (2026-09-27 23:13:59)
最終更新:2026年10月07日 22:10