【名前】
紗友里=エマーソン
【性別】女性
【年齢】16歳
【所属】『
紅月の教団』
【容姿】
身長163cm、体重54kg。大型犬を思わせる少し癖のある栗色髪。瞳の色は青。
ボーイッシュな容貌のわりに出る所はそこそこよく出ている。
プライベートでは運動しやすいラフな服装を好むが、芝居がかった演出として修道女の服や改造制服で現れることもある。
――が、上記の情報は後述する能力の性質により余り意味がない。
【性格】
楽観的でムードメーカー然とした振るまいから、かつては多くの友人がいた。
今となってはそれも特異な肉体がもたらす虚無感と自己同一性に空いた穴を埋め合わせるための演技に過ぎない。
言うなれば、極めて悪質な寂しがり屋と言ったところ。
エリカ=水無月に対しては、彼女が紗友里に対して抱くもの以上の深い愛情と強い独占欲を向けている。
【異能力】
《擬態の原形質》
紗友里=エマーソンという人物の身体を決定的に変質せしめた、肉体操作型の異能力。
この異能を保有する者の肉体は自在に変形し、「融合による生物の捕食」が可能な細胞で構成されている。
その本質はスライムに近く、平素の姿もかつての紗友里=エマーソンの姿を模した一形態でしかない。
彼女の肉体は鋼鉄の如く硬化することも、翼を形成することも、鞭のように強靭に伸長することも、ドロドロに溶解することも出来る。
ひとかたまりの細胞があれば、他の大部分を欠損した状態からも復帰しうる。
ただし再生には多くのエネルギーを用いるため、組織の修復が不能なほど休みなく痛めつけられれば完全な死を迎える。
異能力による「擬態」は基本的に視覚と記憶に頼ったコピーだが、対象の生体組織を捕食したことがある場合はその限りでない。
取り込んだ遺伝子情報を元に、同化した肉の持ち主と寸分違わぬ姿に変身してしまうのだ。
ただし〝今のところ〟他者の異能力だけは再現することが出来ず、それが正体看破の決め手になるかもしれない。
また「融合」においてはただ食い尽くすだけではなく、対象を活かしたまま身体に細工を加える使い方もある。
無抵抗の状態でいくらかの時間をかければ脳神経を弄くって記憶を消し去ったり、虚偽の記憶を植え付けることすら可能。
【概要】
市井の異能力者エリカ=水無月がその足取りを追う、失踪したハイスクールでの親友。
エリカが危惧した通り、『紅月の教団』側の異能力者と化している。
最終更新:2016年10月12日 22:31