ルース

【名前】ルース( Ruth )
【性別】男
【年齢】34
【所属】アーストン解放軍
【容姿】
身長172cm、体重65kg
西洋人風だがやや彫りの浅い顔立ち。髪は黒く瞳は茶色で東洋人の血が入っていると分かる。

【性格】
義理人情に篤く、非常に面倒見の良い性格。
「強きに屈せず、弱きを虐げず」をモットーに掲げ、近年の悪質な能力者の増加や反社会的勢力の拡大には心を痛めている。

【異能力】
大型犬サイズの犬の形をした影を顕在化する能力。
同時に複数頭出現させられるがどれも元来攻撃的ではなく、ルースの指示があるまでは極めて大人しいどころか、むしろ人懐っこい性質を持つ。
ルース以外の影の中や水中には入る事が出来ず、また強すぎる光が当たったり多量のダメージを受けたりすると蒸発するように消えてしまう。消滅すると15分ほどインターバルを設けない限り同個体を再度出すことは不可能。
あくまで実体は犬の形の影そのものであり、その直上の空間に透明な"何か"は存在しない。
影にのみ干渉する事ができ、その結果を影と同じ場所へ還元する。(影が噛みつかれるとその本体も同位置に咬み傷を負う)
同様に、影での干渉により手応えを伴った物理的ダメージを与える事が可能。(ナイフの影が犬の影を切れば、影の犬は該当部分に切り傷のダメージを負う)
手塩にかけて育てた犬が若いうちに死ぬことで潜在する犬の数が増え、現在の潜在頭数は10頭。増え方が特殊である事、また概要で後述する先祖の血筋から、ルースは影達を「死んだ犬の霊的存在」では無いかと考えている。
よって、全てに親しみを込めて生前の名前をつけており、名前を呼ぶことで顕在化させるのが常なのだが、どれも形は全く同じで、複数顕在させた時には本人にしか区別が付けられない。

【概要】
市兵隊時代から解放軍に所属し、現在の階級は中佐。クーデター当時の階級は中尉だった。
元軍用犬のハンドラー兼調教師。かつてパートナー犬だった「ライラ」は非常に優秀な軍犬であったが、クーデターで敗走した際に5歳で殉職。
能力に目覚めて以来ハンドラーを辞め、能力者の台頭などで需要のかなり減った軍用犬を半ば趣味に近い形で育てて軍に供給している。
父方の曽祖母が日本人で、その女性が所謂犬神憑きの家系であったという。そのため、この能力は血筋として有していたものが紅い月によって発現したのだというのが自論。
能力の発現直後から既に1頭影を持っており、その個体が「ライラ」という呼び掛けに呼応する事も、この自論を強く信じる理由の一つ。
基本戦闘が影頼りである事、またその能力が時間帯によっては極端に弱体化されてしまう事から、常にサバイバルナイフを隠し持っている。

本名は別に有ったが、クーデター敗走後は本名を捨て現在の名前を名乗るように。軍の同志にもこの名前で呼ぶように頼み込んだ為、新入りは現在の名が本名だと思っている者が殆ど。
一時期は部隊の潜伏場所に身を寄せていたが、数年前からはアーストン市街地にあるペット可のアパートを借りてそこで調教中の犬たちと暮らしている。

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最終更新:2016年10月15日 12:41