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国外へ避難をされた藩国民の皆様へ

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だれでも歓迎! 編集

国外へ避難された藩国民の皆様へ

藩国民の皆様、
特に此度の騒乱から逃れるため他藩国様に身を置かれている皆様へキノウツン藩国からお知らせです。

まずは今回の騒乱から皆様をお守りすることができず、
国を離れ慣れない生活を強いることになってしまったことについて、
藩国政府より深くお詫び申し上げます。

多くのムラマサが今回暴動に参加し、
たくさんの犠牲者を生んでしまったこと。
彼らの不満をもっと穏やかな方法で取り除けなかったばかりか
暴動に参加せず、心を強く持ち続けた皆様の盾となれなかったこと。
そのどれをとっても、私たち藩国政府の責任を痛感しております。

中でも一番心苦しいのは、
被害に遭われた方々の心境を察するに当然のことながら、
「キノウツン藩国人」であることに対して向けられる怒り、非難を、
争いを望まぬがゆえに国を離れた皆様が受けることとなってしまったことです。

此度の災禍は藩国と皆様との間に
情報交換が出来ていなかったために起きてしまいました。
暴走したムラマサの中には、国の滅亡を回避するために凶行に及んだ、
と述べている者も報告されています。

……悔しいではありませんか。
本当に国のためを思ってのことなら、何故まず藩国政府に相談されなかったのか。
自分たちの不満や不安を解決するために他者に危害を加えればどうなるか、
少し考えれば、誰かに相談していれば、小さな子供にでも悲しい結末は予想できたはずです。
暴走の引き金が引かれる前に、彼らが思い描く問題の解決法の中に
「藩国政府に話す」という選択肢が存在しなかったことが、
何よりも悲しく辛い。そう、思います。

私たちキノウツン藩国政府は、
全てのキノウツン藩国民が一律に暴虐を好む国民ではないこと。
花鳥風月を愛し歌に親しみ、
仲間と共に子供たちの笑顔を守る体と心の強さを持った人々が
キノウツン藩国民の中にもいることを、知っています。
今は国を離れている皆様方と過ごした、短くはありましたが安らかな日々を、
決して忘れることはありません。

そして、私たちは決して諦めません。
皆様と再び笑い合える日々が来るまで、顔を上げ前を向き歩き続けます。

そこで皆様にお願いがあります。

もしも一緒に笑いあって過ごした日々を今も覚えている方がいらっしゃったら、
あの時のキノウツン藩国を少しでも愛してくれた方がいらっしゃったら、
今一度私たちに力をお貸しください。

今は本当に何も無い国ですが、
やること、やれることはたくさんあります。
ただ、何をするにも人手が足りないのが現状です。

今は、残った藩国民総出で、他藩国様にご支援いただきつつ、
積もりに積もった砂を掻き出しています。
人がいないとこれほど砂が溜まってしまうものなのかと、
言葉に出来ない想いで胸が詰まります。

藩国として国に戻られた方々への支援は、勿論十分にさせていただきます。
もう二度と悲劇を生まないための制度作りも、復興と共に実施していきます。
皆様が抱える不安や不満を少しでも和らげられるよう、
今後は藩国として皆様との連絡協議を十分に実施してまいります。

このお知らせをお聞きになられた方で少しでも興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、
「生まれ育った故郷に戻りたい」「他国の暮らしは性に合わない」
「仲間とまたやり直したい」「このままキノウツンの名が朽ちていくのはやるせない」
様々な思いを抱かれる方がいらっしゃるかと思いますが、
どうか再びキノウツン藩国に昔日の誇りを呼び覚ましていただきたく、
ご理解とご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

もう2度と、皆様を謂われ無き暴力、非難に晒さぬよう、
皆様の笑顔をもう1度取り戻せるよう、
藩国の全力を挙げて取り組んで参ります。

帰還に際して

また、すでにご存知の通りムラマサ系職業の着用は
他藩国との間に要らぬ軋轢を生み、他ならぬ皆様の安全に悪影響を及ぼしかねず、
心苦しいのですが帰還の際には他職業を着用していただきますよう、
よろしくお願い申し上げます。
ムラマサ系職業の着用につきましては、
藩国が復興を遂げたのち、改めて着用に関する制度を設け、
正しき武士の心を持たれた方がしかるべき職業を着用できるよう、
強き心を持って欲に打ち勝った皆様が周囲からも正しく理解をされるよう
制度整備を行って参りますので、ご理解のほど、よろしくお願いいたします。

組織間の連携

現在、全国的な人手の不足のため、
帰還に際してはご苦労をお掛けするかもしれませんが、
藩国として大統領府、護民官組織、吏族組織といった超国家組織と、
あるいは共和の各藩国間と、
またHOKE様のような民間組織と、
互いに一致団結し少しでも皆様の帰還を混乱無く行えるよう努めますので、
帰還事業にはこれほど多くの方々のご協力がありますことを、
心に留めていただければ幸いでございます。

こちらからの突然のお願いにもかかわらず
ご協力を快諾してくださった各組織・個人の皆様に
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
本当にありがとうございます。



以上でお知らせを終えさせていただきます。
ご清聴、ありがとうございました。


(草稿:今北運営委員・比野青狸)
(認可:摂政・アシタスナオ、摂政・浅田)























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