シャリア・ブル(GQuuuuuuX)

登録日:2025/08/30 Sat 17:44:45
更新日:2025/09/11 Thu 17:37:33
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34歳 GQuuuuuuX GQuuuuuuXOP6人組 GQuuuuuuXに登場したファーストキャラ おっさんズマヴ おもしれー男 とうとうエンドロールの一番上を飾った男 もうどうなってもいいや もう一人の主人公 イケオジ ガンダム キケロガ クソ強おじさん グレイゴースト グレイファントム シブメン シャアが本当に必要だったもの シャリア・ブル ジオン ジオン公国軍 ニュータイプ ヒゲマン マヴ メカクレ リック・ドム 並行同位体 主人公の師匠 仮面の人 大出世 川田紳司 師匠 星を追う者 木星帰りの男 未亡人 機動戦士Gundam GQuuuuuuX 湿度の高いおじさん 灰色の幽霊 理想の上司 空っぽの男 緑のおじさん 裏主人公 軍人 逆シャア履修勢 鬱フラグクラッシャー



大佐……。あなたはあの時、何を見たのですか……?


シャリア・ブル(GQuuuuuuX)は、『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』の登場人物。
機動戦士ガンダム』のシャリア・ブルはシャリア・ブルの項目を参照。

CV:川田紳司

【概要】

ジオン公国軍に所属する軍人であり、実質的なジオン側の主人公
キャラデザも一新して新たなシャリア・ブルとしてまさかの登場を果たした
髪色は旧作と違いグレーがかった緑色*1になっており、髪形も一年戦争当時は左目が隠れる髪形に、『GQuuuuuuX』時点では整えられたものになっていて、
『機動戦士ガンダム』に登場したシャリア・ブルとは、かなり印象が異なって見える。
外見の特徴の一つであった口髭は残しつつも、細く短いものになっており、『GQuuuuuuX』編時点では顎髭も追加された。
総じて端正な顔立ちとなった事で(特に一年戦争当時での)老け顔の印象は大分薄れており、実年齢よりやや年上に見えるくらいに留まっている。

年齢は『GQuuuuuuX』編時点で34歳、逆算するとジオン独立戦争の時期は小説版と同様28歳になる。

彼以外にも『機動戦士ガンダム』由来のキャラクターも登場するが、容姿も全く別キャラのようになっているのは彼のみであるため、
周囲の殆どのキャラが安彦良和デザインチックの中、唯一竹デザインのキャラである彼はちょっと浮いているように見えた人も多かったが、
後に『GQuuuuuuX』にも正史由来のキャラが増えていったこともあり、そういった印象は薄れていった。

U.C.0079の時点では大尉の階級であり、0085には中佐に昇進している。
異名にはファースト同様「木星帰りの男」を持つが、新たに彼の駆るMAは「灰色の幽霊」の異名がついている。

【来歴】

◆過去

木星への旅

あれはくだらない旅でした

戦略物資たるヘリウム3を自給するためのジオン木星船団。
彼らはスペースノイドの自立を担う希望として送り出され、シャリア自身も使命感をもって往復5年以上ともなる旅に出た。
そして、無事木星に到着した彼らは目的であるヘリウム3の採取に成功するが、そこであるトラブルが起こる。
木星の宇宙線が想定をはるかに超えていたため、航行システムが致命的なダメージを受け、本国に帰れなくなってしまったのだ。
システムの復旧を試みるも上手くいかず、ただ無為に過ぎていく日々はシャリアたちの精神を削り、追い詰めていった。

そして、自身に課せられた一切の役割も、自分自身への期待も無くなったその時、シャリアは初めて本物の「自由」を感じた。
この「自由」の中で死ぬのもいい、と感じたシャリアが拳銃を手に取り、自身に向けて引き金に指を掛けたその時、奇跡的にシステムが復旧。船団は帰路に就く。

英雄として帰国した彼を待っていたのは地球圏全てを巻き込んだ最悪の戦争だったが、
シャリアの心はもうどうなってもいいやもうどうだっていいとしか感じられない程空っぽになっていた……。

この過去が明かされた事で「正史でも同じ事が起きたのならあそこまで老け込んでも仕方ない」とか、
「もしこの挫折を経験しなければ『THE ORIGIN』のような性格になってしまったのでは」と視聴者から評された。

一年戦争

数年かけて自分を空っぽにするだけの旅を終えたシャリアは、ギレン・ザビの命を受け、
キシリア・ザビ傘下のニュータイプ部隊に送り込まれ、そこで自分を部下としてスカウトしたシャア・アズナブルという青年と出会う。
シャアの軍人として硬派な面や柔軟に対応する一面に対して、自身の器用さに欠けるコンプレックス、そして前述の心の闇を抱えているシャリアは羨望の眼差しを抱き、
シャアもまたシャリアに対して右腕だけではなく1人の友人としての信頼を置き、自身の野望や前後の展望について酒を酌み交わしながら打ち明けていた。
一方でシャアに対して感じた印象について、後にシャリアは「面白い男」、「彼は私と似ている」、
「若く自信家でおおそれた野望を持ち、それを自分に課された責任だとさえ思っている」
と、ただ羨望だけを抱いただけではない事を語っている。
また、シャアと共にMS2機1組で行う戦術である「M.A.V.戦術(通称:マヴ)」を考案し、シャアの相棒を務めて一年戦争下で活躍。
当初は青を基調としたカラーリングで塗装された専用のリック・ドムを使用していたが、
シャアが戦場におけるNTの優位性を証明してみせた後は実戦投入されたキケロガ*2に搭乗、共に多大な戦果を挙げていった。

戦争末期、連邦軍によるグラナダへ向けたソロモンの軌道落下阻止の作戦に従事。
母艦である「ソドン」の揚陸地点での援護のため、ソロモンの内部爆破を画策するシャア達とは別行動を取っていた。
しかし爆破作戦は失敗に終わり、シャアも帰還しない中、タイムアップと判断した母艦や他の仲間たちと共にソロモンを離れようとするが、
その最中、赤いガンダムが「ゼクノヴァ」と呼ばれる現象を引き起こし、ソロモンの大部分と共にシャアとガンダムが消息不明となる。
シャリアは通信越しに、あたかも何者かと話しているようなシャアの言葉を聞いた直後にその現象を間近で目撃したのだが、
「ゼクノヴァ」を見た大半の者たちがシャアの生存を絶望視する中、シャリアはシャアの生存を信じていた。
そして、すべてがどうだっていいと思っていたはずのシャリアはいつしか新たな使命感を…あるいは危機感を胸に宿し、「赤いガンダム」の追跡を続けながら本編に至るのであった。

◆本編での活躍

終戦から5年後のU.C.0085では中佐に昇進し、戦中にかつて乗艦していたソドンに指揮官として乗艦。
各地で目撃情報が相次ぐ「赤いガンダム」を追いかけ続け、サイド6のイズマ・コロニーに来航した。
普段の立ち居振る舞いは冷静沈着で、それでいて部下に対しても敬語を使い、和やかな口調で話しかけるなど「理想の上司」と言えるものだが、
部下の1人であるエグザベ・オリベの保護、及び(建前上の)上司の護衛のために、外交面でも大きく問題に出そうな手段を平然と取る大胆さも持っている。

シャアと共闘して経験を積み、一年戦争を勝ち抜いた経験、そして投げやりだったメンタルが完全回復したからか、実力・胆力は正史からは全く想像できない程に高くなっている。
連邦の過激派によるキシリア暗殺を狙ったテロが発生した際は、土壇場に先述のキケロガを駆って乗り込み、
当時の最新鋭機であったハンブラビを件のオールレンジ攻撃を警戒させる隙さえ与えず瞬殺。
大本命であったサイコガンダムも、挨拶代わりに片手を持って行った上で、
Iフィールドに干渉されない超至近距離にメガ粒子砲2基を送り込み、一人で挟み撃ちにすることで完封撃破してのけ、
さらに、パイロットの感情の爆発に呼応するように暴走状態に移行し始めたジークアクスを、
パイロットのマチュはほぼ素人とはいえ、それでも一撃で沈黙させて確保するなど、正に独壇場といった活躍を見せた。
その有線制御式メガ粒子砲を僚機に見立て相手をかく乱し続ける戦いぶりは、エグザベをして「独りでMAV(戦術)をやっているのか……!?」と言わしめる程。
そしてそんな相手を初見で撃破したアムロの実力評価はさらに上がることになった。まぁ正史の当時はメンタル最悪で潜在能力が開花していない段階ではあったが。*3

また、ファースト終盤のアムロとシャアのようにニュータイプらしく生身での戦闘(射撃)能力にも優れている面もあり、
そのエグザベの始末を狙った軍警2人組をジェットパックで下降しながらの片手撃ちで返り討ちにしている。おかげでシャリアの護衛とされるコモリの立場がない。
直後にその証拠隠滅をギレンのシークレットサービス*4へ依頼すると彼にも聞こえるよう言及しており、
正史では終ぞ2勢力の間で板挟みであった彼は、その双方へと腹芸をしてみせられる程の度量をも得ていたことが分かる。

なお、直に彼と接したことがある部下や関係者たちからは、無茶ぶりに頭を抱えつつも穏やかな人柄もあってそれなりに慕われているが、
その能力や過去から、同じジオン内でも未だに「木星帰りの男」として警戒・畏怖されている描写もされている他、
敵である地球連邦軍においてもその名は知られていて、「ジオン最強のニュータイプ」と噂されている。
キシリアの命令でシャリアの腹の内を探るべく配属されたエグザべ君を悩ませていた。
元の鞘に収まった彼と入れ替わりでジークアクス回収と同時に独房へ収容したマチュに対しては、
最初の尋問こそ気迫と読心術のみによって何も言わぬそばから情報を引き出すニュータイプらしさを見せたが、
「シャロンの薔薇」発見の為わざと彼女の脱走を黙認した他、再収容後は直々に戦闘訓練をつけるなど事実上の師弟関係となり、
その過程でマチュから「ヒゲマン」なる渾名で呼ばれるようになったり、自身の木星での過酷な経験について語って拳銃を譲ったりと、
先述のバイアスが無いこともあってか、彼女と信頼関係を築くことに成功している。
後述の目的達成の為の打算もあっただろうが、その後のやりとりから(たとえ捕虜という立場でも)汚れ仕事を押し付けるつもりは全くなかったことが読み取れる。
本質的には大らかで誠実な人物であるということが言えよう。

上述のようにジオン軍ではその戦果もあって一目置かれつつも、独立戦争から5年経ってもなお「赤いガンダム」を追い続ける変わり者と認識されている。
また、対立を深めるギレンとキシリア、そしてそれぞれの派閥に属する者たちで割れつつあるジオン軍の中で、
どちらかに明確に与するわけでもなく、一方でどちらかに明確に敵対する姿勢も見せないため、真意を見せない人物として警戒されていた。
その実シャリアは「自分達の活躍でニュータイプが戦争の道具として見られ、扱われるようになったこと」を心から憂えており、
かつてシャアが語った展望を「ニュータイプがニュータイプらしく生きられる世界」として実現する事を真の目的としている。
ラスボスとか色々言われてたが、作中の大人の中では屈指の真っ当な人物だと判明した。

薄氷の上に平和が成り立っている現状に危機感を覚え、秒読みとされる内戦を起こさぬように目的を達成する為にもギレンとキシリアを同時に排除できる機会をうかがっていた*5*6が、
キシリアが手ずから実の兄であるギレンを殺害し、強引に実権を握ろうとするという予想外の行動に出たことにより計画の瓦解を悟る。
それまで見せなかった焦りの表情を呈しつつもマチュを独房から解放し、互いが望む未来の為に彼女にジークアクスを託して送り出すと、
自身も彼女がイオマグヌッソに辿り着けるように、キシリアが敷いた防衛網突破の援護のために出撃する。
かつての部下であるエグザベから行動の真意を問われた際、上記の目的を説明。エグザベ以下、複数のギャン部隊と交戦する。

ニュータイプのパイロットのみで構成された部隊が相手では、さしものシャリアも手加減して戦うことは出来ず、
「ニュータイプがニュータイプらしく生きられる世界のために、ニュータイプを殺す」というジレンマに苦しめられつつ、已む無くエグザベを除いた全機を瞬く間に撃墜。
そして、生き残ったエグザベと一進一退の攻防を繰り広げた後、武装を囮に攻勢に出た彼の攻撃をいち早く感知して躱し、返す刃でシールドごと左腕を破壊し無力化。
エグザベとの戦闘に勝利後は、そのままキシリア討伐へと向かったシャリアだが、彼が手を下す前にキシリアはシャアと赤いガンダムによって討伐された…あるいは討伐されてしまった


大佐。やはり「シャロンの薔薇」の少女が目的でしたか。

うむ。この世界で私は彼女の意思によって護られているらしい。
そのような歪な世界に、ニュータイプの時代が来るとも思えない。
だから、万能の存在とも言える彼女をこの世界から排除する。人類をより良き時代に導くのは、それからのことだ。


五年ぶりのシャアとの会話で、その目的が「シャロンの薔薇」の排除であり、その後人類を導こうとしていることを聞いたシャリアは…

…でしょうね。

――ッ!? シャリア・ブル!?

なんと突然、シャアの駆る赤いガンダムに、不意打ちでオールレンジ攻撃を仕掛けた。

あなたがジオンを率いるのは危険だ!いつかキシリア様のように、地球に住む人類の粛清にたどり着く!

…未来でも見てきたような言い様だな!

シャリアは確かにシャアの語る理想に共感はしていたが、同時に彼がいずれ地球人類の粛清へと動き出すであろうことも予期していた
シャアの返しがメタすぎて逆シャア履修勢とか言われてしまった。*7
そのため、シャアをジオンの指導者の座に就かせてはいけないと考えており、その立場にはアルテイシアを擁立しようと密かに動いていた。
そして、その傍らで赤いガンダム=シャアを捜索していたのも、視聴者から予想されていた「シャアをジオンの指導者にするため」などではなく、
生きていればまず間違いなく政治の場に踏み込もうとするであろうシャアを、なんとしても止めなければならないと考えていたからだったのだ。
シャリアのセリフからしても、一年戦争時代にMAVとして共に戦う中でシャアも自分と同じような「虚無」を秘めていることに気付いており、
そして、アルテイシアと接触しているという事はシャアのソロモンでの所業を伝え聞いている可能性が極めて高く、シャアは目的の為ならば大量虐殺を躊躇しないことを悟ったのだと思われる。
なお、この戦いの合間でマチュの窮地を察知して撤退するようテレパシーで促したり、彼女の戦いを見守っていたりと、シャアと全力で戦いつつマチュにも意識を割く化け物っぷりを見せた。

赤いガンダムとの激闘の末、両者の機体が大破する相討ちの形になるが、シャアとシャリアは無事であった。
ちなみに戦闘終了後に最初に確認したのはマチュの無事であった。マジで弟子が可愛くて仕方ないんすね、中佐…。
そして、シャロンの薔薇の干渉がなくなった事で「赤い彗星」の姿からシロウズの姿へと戻ったシャアは、
シャリアの命がけの忠告を聞き入れて自らが人類を導くのを止め、「貴様に殺されずに済む人生を探してみるか」と旅立つのを見届けた。

その後、エグザベのギャンにキケロガのコクピットをパージされて捕まったことを受け、「私を軍事法廷で裁きなさい」と告げるが、
そのエグザベから「あんたはニュータイプがニュータイプとして生きられる世界を作るんだろ!」と涙ながらに諭され、生き続けることを選択する。
瞳孔がハイライトに見えるデザイン故やや分かりにくいが、この時初めて瞳にハイライトが映っている。
結果的にキシリアを止める羽目になってるのでどっちかというと軍事法廷に叩き込まれそうなのはクーデター起こした側のエグザベ君な気がしなくもないのは流してあげよう。*8

まだ生き続けなければいけませんか……。

その後のエピローグでは仮面で素顔を隠し、エグザベやコモリと共に、ズム・シティの総帥府に入っていくアルテイシアの姿を見守っていた。

【余談】

シャアとの関係、硬軟絡めた上司ポジ、ビジュアル面といった要素から人気を博し、ファンからは“ 緑のおじさん”の愛称で親しまれた。
Beginning公開当初はSNSなどでのネタバレ自粛の意識が強かったのだが「シャリア・ブル」という名前そのものがネタバレの塊であったため、
なんとかネタバレを回避しつつ彼を話題にするためこのような愛称が広まっていった。
脚本を務めた榎戸洋司氏は知人に「緑のおじさんが人気になっている」と言われるが、当初は誰のことを指しているのかわからなかったとの事。
TV放送が始まってからは、穏やかそうな言動ながら何を考えているか分かりにくい動向から某カップ麺とも絡めて「緑の狸親父」とも。
そして、TV版も物語後半に差し掛かると、マチュが付けた「ヒゲマン」の愛称で呼ばれることも増えていった。

ネタバレ情報解禁前に公開されていたPVで登場した時には、髪色から「フリット・アスノでは?」と冗談交じりに予想する視聴者もいたが、
中には「シャリア・ブルではないのか」と予想を的中させる視聴者も少なからずともいた。

異名の一つである「灰色の幽霊」は、英訳すると「グレイゴースト」「グレイファントム」となる。
これは正史におけるサイド6駐留軍の母艦であるペガサス級5番艦の艦名でもある。

シャリアをピックアップした点について鶴巻和哉監督は、
「ニュータイプをテーマにするにあたってネガティブにならない様にするためでもあるが、本来なら戦死していたキャラクターを生きているというのも仮想戦記の定番」
と『-Beginning-』劇場パンフレットのインタビューで答えており、「新しく描き足す余地のキャラ*9がいいと考えました」とも話している。
また、U.C.0085パートの脚本を務めた榎戸氏は、「一年戦争とU.C.0085の世界を繋ぐ存在としても、うってつけのキャラ。」と鶴巻氏と庵野秀明氏との特別版パンフレットでの鼎談で話しており、
一年戦争パートの脚本を務めた庵野氏も「シャリア・ブルをメインに使うのは、グッドアイデアだと思いました。」とコメントしている。

また「何かしらの超常現象で行方不明になった上司を追っているおじさん」という事でボッシュ・ウェラーとの関連性もうかがえ、「令和のボッシュ」などと言われている。
そしてシャリアさんは昭和時代のキャラだし何ならボッシュショックも令和の話だしというツッコミが入るのもお約束。
その理由が全くの正反対だったのは視聴者としても予想外であったが。

動機が明らかになった終盤からは「謎の使命感で最強クラスの打倒に挑みジェットパックで空を飛ぶ仮面の人」という事で
視聴者の中にいたニンジャヘッズからは小説『ニンジャスレイヤー』の登場人物「ヤクザ天狗」に因んで「シャリア天狗」などと言われたとか。

そして最後にはシャアが政治にかかわる事に対してNoを突き付け、その上で正史では彼が終ぞ得られなかった「自由」を与えたという点で、
「シャアにとって本当に必要だったのは甘えさせてくれる母親ではなく、叱り飛ばしてくれる父親だった」と視聴者から高く評されることになった。



ニュータイプは項目を追記しすぎた。だから修正もしてしまうのかもしれません。

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最終更新:2025年09月11日 17:37

*1 旧作でも彩色の関係でやや緑がかったグレーといった印象に見えるデザインで、デザイン担当の竹氏はこれを元に色彩を決定したとのこと。

*2 名称が違うだけでその実態はファーストにおけるブラウ・ブロ。ただし全高がブラウ・ブロよりも約30mほど小さく、コクピットも単座となっている他、一年戦争終結後は内部から細身のMS形態を展開できる変形機構を改修により獲得している。キケロガという名前は、富野由悠季氏の初期メモにあるMSの名称から。

*3 一方でその状況でアムロはガンダム(マグネットコーティング前)をオーバーヒートさせており、当時の時点でとんでもなく強敵だったのも事実である。

*4 最終話の展開および1st小説版の設定から、事実上の共犯関係と思われるランバ・ラルの事だったのではないかという説もある。

*5 ただし仮に上手く2人とも同時に排除してもティターンズなどが台頭するだけという意見もある。尤も最新話時点ではその設立を目論んでいたバスク・オムのテロ計画が大失敗に終わっており、最高戦力クラスの新兵器も実際に失っているので可能性はかなり低そうではあるが。またこの情報の共有をいち早く行い、直接的に阻止・兵器の破壊を行ったのもシャリア自身及びその陣営であった為、それ自体も想定内であった可能性も十分ある。

*6 そもそものところ、イオマグヌッソをギレンとキシリアのどちらに持たせても危険であるのは紛れもない事実なので、シャリアが2人を排除しようと考えたのもやむなしな点もある。その2人を同時に揃えるにはシャリアとしてもイオマグヌッソを完成させるしかなかったのが皮肉と言えよう。

*7 シャリアはエンディミオン・ユニットに宿る「彼」と対話を済ませていたと思しき発言をしているため、本当に逆シャアの事を伝えられていた可能性もある。

*8 もうやるべき事は全部やったので、後は自分を生贄にして軍法会議である事ない事言わせる事でエグザベの身の安全を確保したかったのではないかという説もある。

*9 ガルマやランバ・ラルなども候補として挙がったようだが、恐らくニュータイプとして掘り下げ甲斐のある彼が最終的に選出されたと考えられる