このページは現在(2018/10/22)絶賛開催中の大会まとめページとなっております!
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(最終更新2019/01/09)
■CONTENTS
■大会概要
──── だからこそ我々は思い出さなければならない。輝かしき文化の担い手として、日の下に生きる者としての矜恃を。
≫これまでの大会について
水の国が開催した、フルーソスタジアムで行われる最強を決める大会。トーナメント方式で、相手を殺すことは禁止・即失格となる。開催は不定期である。
リングアウト有り降参有りで、石畳のフィールドは30平方メートルの正方形をとっている。
水の国によって主に開催される大会であり、これまでに三回行われてきている。いずれも優勝者は錚々たる面子であり、大会優勝者には比類無き栄誉が与えられた。
ただし、あくまでもルールに則った戦いである為、大会優勝者=
"最強"ではなく、大会優勝者=
"最優"という解釈が一般的である。
≫今回の大会について
今回の大会は
"水の国最高議会議員"イスラフィールと彼女が率いる
"財団"のバックアップに依って開催された。
その為、これまで以上にメディアの露出が多くなり、大会の模様も
"全世界同時中継"される。
加えて久しぶりの大会という事も手伝って、単純な注目度で言えば歴代の大会でもトップクラスである。
一説に依ると、今回の大会によって生じる経済効果は、前回までの大会と比べ"桁が一つ違う"という。
■トーナメント表と試合結果
≫トーナメント表
≫試合結果
冒険家と探求者、形は違えど共に世界に魅せられた者同士、二人はどこか通じる所があった。
序盤から攻勢に出るアリス、彼女の使う"Alice In Chains"は正に変幻自在、フィールドの石畳をトランプ兵にしてサリードの攻撃を防ぐ。
「──── さぁ、これが、私の "世界" よ、おじさま♪」
波状攻撃は止まらない、アリスはトランプ兵を将棋倒しにしサリードのフィールドを追い詰める。リングアウトルールを活かした攻撃であった。
サリードはこれを受け跳躍、繊細な魔力の制御を得意とするサリードならではの回避、そして同時に地の利を得る形になる動きは、歴戦の勇士を思わせる手運びであった。
アリスが次に作りだしたのはクッキー、サリードの周囲の雲をクッキー状にしサリードを取り囲む。空中で斬撃を放ったサリード、アリスの攻撃を受けて尚、自分の攻撃を押し通す事を選んだのであった。
地面に叩きつけられながらも一矢を報いるサリード、アリスの右足に刻んだ傷跡は大きい、だが────
アリスは自身の傷跡を凍らせて応急処置をする、同時に地面と接したサリードの手元をも凍らせる。
物理法則を完全に無視し、不思議に溶かして分解し、作り上げる、アリスの能力が本領を発揮した。
「全てが特別なら、全てが陳腐でしかない……全てが不思議なら、この世に不思議は、何もなくなってしまうよ?」
サリードはここで左腕の腕輪が持つ力を解放、地面を思い切り何度も殴りつける。紳士然としたサリードからは想像も付かない苛烈な技、氷を破壊すると共に土煙で自分自身の姿をも隠す。
だがアリスも負けてはいない、すぐさま土で作り出すのは巨大な"ティーカップ"サリードを覆い尽くす程の大きさのそれを作り、徐々に収縮させた。
コンマ数秒以下の判断、サリードは負けじと腕輪の力を以てティーカップの一部を破壊、そのまま接近戦へと持ち込もうとする、が───。
墜落の際に受けたダメージがサリードの機動力を奪う、万全とは言えない状態で、彼は最後への攻防へと向かった。
「ダメよおじさま、不思議の国で立ち止まっては、さっきまでの世界は、瞬く間に姿を変えて、時折不安になってしまうの、遙かなる幻想は、誤った認識を生むかもしれないから」
アリスは膝の高さ程の土の壁を作る、乗り越えようとしたなら下から槍が飛び出す、いたずらウサギの甘い罠。ここまでに与えたダメージを思って、アリスは勝利を確信する。
だが、サリードは違った。アリスの謎掛けに似た言葉からその攻撃に秘められた罠を看破する、そしてなんと、その誘いに"乗った"
「――――困難を乗り越えるのも、冒険家の資質だよ……!思い通りにいかない事も、二進も三進も行かなくなる事もある……でも、ただ1つ……諦めない事だ……ッ!!」
左手に出現した氷の板が飛び出す槍を受け止める。死中に活を求めるとはこの事で、冒険者たるサリードは不思議の国を踏破したのであった。
流石のアリスもこれには驚愕した、何故ならサリードが下した判断は理に縛られる探求者としては有り得ない判断であったから。
勝敗を分けたのはその性質の違いだろう。冒険者は時として理不尽な環境や場面、状況に遭遇する。けれども、それをも楽しみ乗り越える人間こそが、真の冒険者と呼ばれるのだから。
アリスは敗北を認める、世界の真理をまた一つ、見せつけられたかの如く。
纏う愛らしい装束がひた隠す、虫をも殺さぬ可憐な微笑みに、神をも射抜く弾頭を仕込んで、潤んだ流し目艶やかに。
その瞳秀麗につき、凡そ戦士とは思わないほどに華美な乙女であった、
ミレーユ・ミスゲシュタルト=ストレーン。
対峙するのは人呼んで“ナンバーズハンター
”華奢な童顔が笑ったなら、後に残るには災害の跡、名をドラと言った。
開始のゴングが鳴り、ドラはベルトを取り出した。仕種は返信の模様、科学と魔法に彩られた技術の結晶。
だが、大方に予想を裏切り、ドラは返信の動作をキャンセルする、そして思いっ切り力を入れて、ミレーユの股間を蹴り上げる。
「………… ナメた真似、」「してくれるじゃないか。ねえ?」
会場がざわめく、スカートから落ちた手榴弾が直撃を受け止めた。そう、ミレーユが男である事を、ドラは一瞬にして看破したのである。
手榴弾の起爆と共にミレーユが舞った、ドラの身体を使ったアクロバティックな移動、蝶よりも鮮やかに羽ばたいて魅せよう。
「勝つためならば、ぼくはここまでやるぜ。気を引き締めてかかってきな!!」
しかし、ドラも高い身体能力を見せつける。手榴弾によって生じた煙幕を扇でかき消し、咄嗟に反転。
向き合ったなら間髪入れず、胴体に向けて伝統技能、波紋を込めた拳を打ち鳴らす。
ミレーユの身体を拳が撃ち抜いた、しかし、偽りの膨らみに仕込むはセラミックプレート、仕込む場所は花園だけじゃ足りなくて。
ミレーユのクロスカウンター、鍛え抜かれたその指先が、ドラの顔面を掴もうと伸びる。
けれども、ドラの運動神経は規格外であった、猫の様にその腕を捉えると、泥鰌の如くするりとすり抜け、逆に関節技をミレーユにかける。
互いが互い、猫を被った表情と身体の下に、恐ろしいまでの技術を兼ね備えていた。格闘家すらも裸足で逃げ出す。
完全に決まった関節技を返す術はない。そう、通常の理屈であれば。ミレーユにとって、こんな逆境瞬き一つで覆る。
“ブラック・ルシアン”司るには凍結の異能、ドラの腕ごと凍らせて、餞別がわりに銃弾すらも撃ち込んだ。
凍りついたドラの腕、しかし、瞬く間に凍結は溶けていく、放たれた銃弾もその大部分は回避して、
─── そして今度こそ変身する、現れるのはシンクロライダー “キャットⅢ” 打撃力を大幅にあげたそのフォームで蹴りを放つ。
受けて立つはミレーユ、刹那の攻防の最中にリロードまで済ますのは卓越した器用さ故か、即ち妙、蹴りをスタンロッドにて効果的に受け止める。
常人ならば意識を飛ばすほどの電流、脚に受けながらも意識を保ったままでいるドラ、彼もまた規格外の性能を持っていた。
ミレーユは判断する、この先の攻防にこそ、雌雄を決する瞬間があると。
誘惑のルシアン、染まる色合いが重さを告げる、ミレーユの異能は二度香る。凍りつかせた対象を襲う重力付与。
まさに慮外の一撃だろう、隠し持った奥の手、一刀両断するは伝家の宝刀、─── 戦鎚を作り上げたなら、ドラの胴部へとかち上げた。
完璧なタイミングであった、切り札を最後まで隠し持つ、熟考の末に繰り出されたジョーカーに敵う切り札などない。
「け、ど、ツイてなかったのはきみもお互い様だぜ。ぼくの『能力』は、きみにとって相性が悪いモノなんだからな」
ドラが展開するのは“キティ”、仔猫の名を持つ炎の鞭、凍結を溶かし、波紋との相乗効果で重力から解き放たれる。
両膝だけの力による跳躍、シンクロライダーの力は正しく天井知らずであった。
返す刀で放たれるのは高高度からの踵落とし、ギロチンの刃よりも更に苛烈な、文字通りトドメの一撃。
ミレーユは力つきる、最後の最後まで膝を付かず、誇りを胸に敗北を認めた。
■参加者一覧
「でも、なにより僕は……世界に触れてみたいんだ。」
第1回以来の参加となります、サリード=ヴァルマンウェです
戦いは本業じゃありませんが……そういう訳にも行かなくなりました。僕も、戦えるんだという事を、証明して見せます……!
力がない優しさなんて、意味は無いんですから────
『突撃! 大会参加者インタビュー!』より抜粋
冒険家の仕事はどうした! 胸に抱く信念は剣を握る十分な理由になる! 世界を股にかける冒険家"サリード=ヴァルマンエ"の登場だー!
巧みな剣技は冒険家の最低条件! 魔石を組み合わせた隙のない戦法で勝利へと突き進む!
「この世界の真理を追求する、不思議の国の探求者よ」
ごきげんよう! うさぎさん達! みんなと会えて、私とっても嬉しいわ!
私レベルの "錬金術師" にかかれば戦いだってお手の物!
さあ高らかに唄いましょう、世界は不思議に満ちているもの!
『突撃! 大会参加者インタビュー!』より抜粋
不思議な兎に誘われて、迷い込んだ先は大会会場! それでも私、戦います! 錬金術師"アリス=ファンタジア"に全部お任せ!
見た目の幼さなんて関係なし! 世にも不思議なアリスのワンダーランドが炸裂する!
「──── キミは、ボクと一緒に、幸せになるんだから。」
"ゴシックロリータ大好きな姫スタイルの氷使いです。凍てつく二丁拳銃と二刀流で舞い踊り、可憐で苛烈に戦います。備考として、あくまで性別は不明です。"
「はあいどうもこんにちは! 本大会のベストドレッサー賞ならボクに任せといて! なんでも屋のミレーユだよ!」
「まァうちとしては異能者の肩身が広がってくれた方が都合いいから ─── と、これはナイショの話。あッ顔に傷付けたら怒るからね!?」
『突撃! 大会参加者インタビュー!』より抜粋
こんなに可愛い子が女の子の訳ないじゃない!? 狂わせた人間は数知れず! 何でも屋"ミレーユ・ミスゲシュタルト=ストレーン"!
可愛い顔して小悪魔の誘い! 凍てつく世界のガンスリンガーが世界全てを魅了する!
素性由来一切不明! ついた渾名は"カノッサ絶対殺すマン"! ナンバーズハンター"ドラ"がやって来た!
そのメインウエポンは一子相伝の秘術"波紋"! 鍛えた体術と奇跡の技術が今融合する!
「お父様がそうだったように、俺も強い警官になるんだ。」
親譲りの正義感! 名前に刻まれた"Justice"はその信念を指し示して! 警察学校主席"真諦院 正義"堂々の登場!
振うトンファーは特別仕様! 自分の手で、勝利をつかみ取れ!
「部下に気前がいいところは、ボスの数少ない美点よね」
やってきたのは妖艶美女! 凶器的な肢体をボディスーツに包み、世の男性諸君は前屈み! 漆黒の女"クローヴァー"が華麗に出現!
仮面の下の素顔を気にするのは私だけじゃない筈! 一体どんな戦いを見せてくれるのか!
【怪しい人の案内で辿り着いた国。着いて早々に面白そうな催しごとが始まるらしい】
【聞いてた話と違うような気もしたが、七篠は気にしないことにした】
【大会、お祭り、イベント――なんと心が躍る単語だろうか】
【なお、主婦達の井戸端会議は物騒な話題で持ちきりである】
『突撃! 大会参加者インタビュー!』より抜粋
冷静沈着に世界を見通す双眸は何を見るのか! 此方も素性一切不明! 現れた最後の幻想"七篠 蒼"とはこの人のこと!
前評判一切なしながら、その実力はかなりのもの! その剣で掴み取るのは勝利か、敗北か!
真っ赤な髪した二丁拳銃! 迂闊にさわると火傷するよ! 魔弾の射手"夕月"華麗に可憐に推参!
天井の無い試合会場はぶっぱの観点からやや不利か!? 水平線まで狙い撃つぜ!
おいは戦い以外の何もしらんきぃ、武芸の大会を上手く出来るかはしらん
じゃけん強者と戦う事に興味を持たんほど、おいも老いてはおらんからのう
──── たまには名誉を競うのも、悪くなか
『突撃! 大会参加者インタビュー!』より抜粋
快活な笑いは闘志の証! 対戦相手に向ける笑みは餞には十分すぎる! 武士"ソン"がこの場へと馳せ参じる!
得物は腰の刀のみ! 見るからに武士ですが、それだけでこの戦い勝ち抜けるかー!?
玩具は筺を飛び出して! 踊る人形のワルツ、生き人形"ギア・ボックス"が戦いに向かう!
変幻自在の戦闘スタイル! 強いだけじゃなく楽しい、玩具の世界の体現者が世界を彩る!
なんとなんと名前以外今のところ一切不明! 長い大会の歴史でも見たことありません! 覆面レスラー(仮)"グレートマスク・ザ・ウロタ"のショータイム!
名前からしてマスクファイターでしょうか!? これで素顔丸出しだったら怒りますよ!?
前回、前々回と、1回戦敗退したが……今回はもう無様はしねぇ。
賞金さえもどうでも良い。とにかく、行けるところまで行けるだけだ────
────目的がある。そこに、どこまで研鑽が届いたか、それを確かめたいだけだよ
前とは、色んな意味で、勝手が違ってしまったからな……
『突撃! 大会参加者インタビュー!』より抜粋
大会常連の偉丈夫も、今回は気合い十分か! 鍛え抜かれた肉体と魔術が高密度で絡み合う! 戦う魔術師
"レグルス=バーナルド"の入場です!
握りしめた棍は魂の体現!
アルベルト流魔術の継承者として、誰よりも凄絶に戦い抜く!
戦う姿は異形ながら、その信念は純粋そのもの! 優しくなければ生き残れない! ライダー"リュウタ・アリサカ"変身!
描く蹴りの軌跡は勝利への放物線! 切り札は一つだけ、いざ進め!
「 ―――Heaven's/Hell's Rush――― 」
儚い横顔は大会人気トップクラス! 下馬評の高さはファンの数と比例して! 美しき射手"白桜"が舞い踊る!
二つの拳銃に思いを込めて! 淋しき狩人が今、そのベールを脱ぐ!
出ました! 皆様御存知 "剣を使わない剣術" 葉隠流のマイスター! 免許皆伝"剛田 剛太郎"ここに在り!
貫くのは己の拳とその信念! かつての大会でも見せたその華麗なる技を、とくとご覧あれ!
「睦言ばかり上手くならはっても、それはそれで興ざめどす」
わっちが此処におるのに何か不思議があって? そこに何の慮外もござりんせん
戦いの延長線に欲望がありんす、せやさかいにわっちには戦う理由になって
──── 空腹は病やさかい、埋め合わせる為に求めはって
『突撃! 大会参加者インタビュー!』より抜粋
最後の出場者! 何処の遊郭から飛び出してきた!? 現れたのは遊女"綵"が噎び泣く!
完全に見た目は曲輪そのものですが! 大会ではこういう存在の方が強い!
■おまけ
大会ベストバウトだと思うものに投票してください!
最終更新:2019年04月06日 15:32