過去に何回かテロの被害を受けている水の国に他国からも多くの人々が集まるのは非常に危険だと言える。
そこを狙われてテロが起きれば被害は最大級となるからだ。
それを解ってながらも大会を強行した理由としては、水の国が集中的に機関に狙われていたことがあった。
以下、自警団員
中邑 瑛月が
サリード=ヴァルマンウェ&レメゲドン、
ヴォーダン=ドグラに語った内容である。
『正直に言うと、今の上層部はまともな判断ができていない…!「もし機関が襲ってきたらどうする」「他国まで巻き込む気か」…などと問い詰めたら何と返って来たと思う?』
『「他国の民が巻き込まれれば、その国も機関に反感を持たざるを得ない…他国と共に叩く」などとほざくのだ―――まるで他国に被害が及ぶのを待つかのようにな…!』
――もはや自警団は、腐った上層部により治安維持組織として役に立たない制御を失った暴力装置となっていたのだ