黒野 カンナ
Ka n n a K u r o n o
「優秀な秘書だよ。従順さ以外はね」
——『ラインの翼』p.71 l.3
あらまし
『公安六課』の黒野カンナは、上層部からの密命を受けてあるアンドロイドを追っていた。
しかし追跡先の現場で、本件とは無関係のはずだった『三課』の捜査員と鉢合わせる。
それぞれの糸が交錯しあい、次第に浮かび上がるのは『公安』内部で渦巻く国家的陰謀の気配——
Persona ////////////////////
黒野カンナ。
水の国警察
公安部第六課に所属する二十代前半の女性。
髪型は夕焼け色の赤毛、緩く波打つショートボブ。虹彩は暗橙色。
服装はカジュアルなパンツスタイルを好む。
かつては『対機関連合』の副長として活動し、
機関に占領された街を解放する為の戦線を結成指揮するなど、強い正義感の持ち主。
どこか飄々としているが情には深いタイプ。有事の際には冷静さと毅然とした様を見せる。
年少時から
水の国武道大会のファンであるらしく、優勝者の顔などは覚えている。
好物は出汁の利いた煮物、蜂蜜味のお菓子。
PSI ////////////////////
『Psycokinesis - γ36F』
彼女が生来所有している極々微弱な念動力。
かつては『学校』に関連する道具を自在に生成・使役する
アートマン能力《UT ANIMA》を所有していたが
数年前、
カノッサ機関夜の国支部に監禁されていた際に受けた著しい精神的損耗がきっかけで魔力共々喪失してしまう。
このサイコキネシスは生身の状態では近くのマグカップ一つ持ち上げるので精一杯な程で、使い物にはならない。
後述する『ナノマシン』等のハイテクノロジーによって強化・増幅されることで初めて有用な効果を発揮する。
特徴として、『自身に近い程強力に作用する』『魔力ではなく生理的熱量(カロリー)を消費する』などの性質を持つ。
攻撃面ではカンナ本人が有する高い格闘技術と組み合わされ、
打撃技の衝撃を倍加する、関節技や投げ技の勢いを増幅するなどの使い方がなされる。
周囲に干渉できそうな物体や環境があれば、それらをギミック的に利用することもある。
飛翔体の軌道を逸らす、衝撃の威力を減衰する、
念動力によるバリアフィールドを展開するなど、防御能力では優れる一方、
遠距離戦においては決定打が乏しい為、重火器所有者や魔術師相手には分が悪い。
Gear ////////////////////
『Psycomata』
機械式の等身大マリオネット。
一切の装飾を排した素体のような白銀の機体。
念動力によって駆動する模様。詳細は不明。
『Willstoramin』
体内を流れるナノマシン。
念動力に必要な多量のカロリーを貯蔵したり、反射神経を大幅に向上させたり、
内部からその身体機能を強化・補助する為の様々な処理を行っている。
『AMI』
喋る機械知性体。性格としては一本調子に明るく、また幼い。
腕時計やバイクなど、様々な機械へ取り付くことが出来る模様。
魔力を喪失したカンナに代わって魔力感知を行う他、他機械へのハッキングや余計なお喋り相手として機能している。
Log ////////////////////
▼その他詳細は『身上調査書』にて
最終更新:2018年02月10日 17:28