14のキャラクターパターン


「キャラ設定自由自在! すぐにできるキャラクター作り」では、登場人物にはある程度の類型があり、それは14種類である、と述べている。その14種類とは、以下の通り(詳細については書籍を参照のこと)。

  1. とらわれの姫君
  2. 満たされずさまよう者
  3. ふたつの顔を持つ男
  4. 武装する女戦士
  5. 時空を超えた恋人
  6. あぶない博士
  7. 創造主に挑む者
  8. 陰に立つ実力者
  9. あざむく道化師
  10. 未熟な後継者
  11. 魔法使いの弟子
  12. 導く賢者
  13. 双子
  14. 兄弟たち

  それぞれの名称は、基本的にはその人物の役割を象徴している単語であり、性別にとらわれる必要はない。例えば「とらわれの姫君」だが、これは外的な要因によって自らの行動が束縛され、自分自身の力ではそれを解決することができない人物、という意味で、「姫君」だから女性に限定されている、ということではない。また、当該書籍では矛盾しない範囲で、これらを複数組み合わせてもよいとしている。
  個人的には、この分類はあまり整理がされていないという印象である。項目名だけでは「未熟な後継者」と「魔法使いの弟子」の違いがわかりにくいし、「双子」「兄弟たち」の2項目は、そのほかの項目に比べると明らかに異質である(他の項目は、物語における登場人物の「役割」を描いているのに対して、この2項目は先天的に獲得している「属性」である)。
  従って、これを実作に使用するには若干のアレンジが必要であろう。

最終更新:2007年05月30日 00:15