ケルト神話
古代
ケルト?の人々の創世の物語は、現在も謎のベールに包まれている。
彼らは生きとし生けるもの全ての物たちの中に神々の存在を見出していた(アニミズム)。また、輪廻転生や霊魂不滅(Immortality)の概念をもっている。
<ケルト神話の成立>
数多くの神話・伝説は口伝えで伝承されてきたが、成立した地域と言語によって下記の2系統に大別される。
現在中心となって目に触れるものは、前者のアイルランド系列の神話が多いようである。
6世紀以降になって
キリスト教とその文化が流入し、それまでは口承文学であったケルトの民話・神話たちが続々と文章化されることとなった。外来文化である
キリスト教の視点に、在来の神話・登場人物などをとり入れ融合させたものが、現在我々が目にすることのできる「
ケルト神話」なのである。大きく波をたててうねる歴史・権力・文化の様々な変遷を内奥に含みこんで育ってきた神話、歴史を伝える生きた証なのではないだろうか。
また、ケルトの神話世界には、
アーサー王伝説とも関わりの深い物語が多く秘められている。
<概要>
<用語と登場人物たち>
主要書物
登場人物 (…主な王…神々…など…)
主な神話
主な戦い
主な文化
| 名前 |
簡単な説明 |
| ドルイド?(Druid、立法者) |
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| フィリ?(Fili、祭司) |
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| バード?(Barde、詩人) |
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| ゲッシュ?(Geis、誓い) |
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| オガム文字?(Ogam) |
3世紀頃~8世紀頃アイルランドで使用されていたとされる。石や木に刻み込むため直線的な形態。日常使用よりも、魔術やゲッシュに用いられたようだ。ラテン文字がメインになり駆逐される。ゲルマンのケルト文字?との共通性やいかに。 |
<参考文献>
・・・後日あらためて^^;
| 書名 |
著者 |
出版社 |
要約 |
| ケルトの神話―女神と英雄と妖精と |
井村君江? |
ちくま文庫(1990 |
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| ケルト事典 |
ベルンハルト・マイヤー |
創元社(2001) |
ケルト文化に関係する事項を、研究史を含めて古代から現代にいたるまで簡潔に、しかし適切に解説している事典。学術的なスタンダード。ただし、カタカナ表記に厳密さを求めているのはいいのだが、かなり多くが見慣れない表記であるため、目当ての項目を探すのに苦労する。従来の表記を併記した索引がほしかった。 |
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最終更新:2023年09月07日 18:45