座敷童子とは、一応東北地方の屋敷に出る妖怪である。

 でも汎日本的に、家にいて掃除したり悪戯したりする何かちっちゃい者 の伝承がある。

 普通の子供みたいなのから、ノタバリコ チョーピラコと呼ばれる若干不気味なものまでいる。それについて、柳田は、資料にならんのか、村上健司は、「水子を家の中で処理した」風習との関連を示唆している。

 多田克己によれば、夫婦で出るとか。

 柳田國男は『妖怪談義』で、巫女の使う使い魔との関連を示唆している。村上健司によれば、座敷童子について「大工の後悔など」が化けて出たとされる地方があると言う。

参考文献

 村上健司『日本妖怪大事典』
 多田克己『幻想世界の住人たち 日本篇』
 柳田國男『妖怪談義

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最終更新:2021年06月27日 15:53