概要


人間と一定の関係を続け、奉仕や世話をしたり、情報などを提供したりする霊。
 使い魔を指す「Familiar」は「Familiaris(家人 召使い)」sというラテン語から*1

 『嵐―テムペスト』で風とかの精霊エアリエルさんとか、一応土の精霊キャリバンさんが出てきたが、4大元素精霊?も魔法使いなどによって使役される。

 魔女はDemonとの契約により、悪魔的な者からインプとも呼ばれるこれを授けられるとされた。魔女たちは、体のどこかに使い魔用の乳を出す乳首があるとされ、魔女狩り、異端審問の際は、疣などをぷしってやって、痛みのない処がそれとされた。

 中世からルネッサンス期において、イングランドとスコットランドでは、魔女が使い魔を持つということになっていて、これの取り締まりに異常な執着がみられる*2

 十二神将式神ジンのような、スピリチュアルなものをシャーマン的な存在が相手へ送る、という宗教観は、汎世界的にみられる。ソロモンの72の悪魔ソロモン王からいいようにこき使われている。

 かの魔術師ジョン・ディー大先生は、精霊の入ったクリスタルによって、天使などの霊的なものとの交信をし、また、マディミという精霊を性的な下の世話までさせたという。

参考文献


 ローズマリ・エレン=グィリー『魔女と魔術の事典』
 ローズマリ・エレン=グィリー『悪魔と悪魔学の事典』

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最終更新:2021年10月23日 06:47

*1 REグィリー『悪魔と悪魔学の事典』303

*2 REグィリー『魔女と魔術の事典』258頁