ガーゴイル(Gargoyle)


ガーゴイル とは、フランスを起源とする怪物である。

 セーヌ川にいた怪物Gargouille(ガルグイユ 喉口の意)で、甲羅を持ち、白鳥のような鎌首をもたげていたという。
 西暦520年、これがノルマンディーのルーアンに現れ、口から大量の水を吹き出し、街を水浸しにしたので、ルーアンの大司教ロマンによって捕獲(十字架でひるんだ所を法衣で縛って、という「タラスクスが聖マルタに聖水をかけられリボンで引っ張られて」きた話と似る)され、民衆に焼却された、という伝説から、雨どいのデザインとして「ガーゴイル」(英語だ)が使われるようになった。
そもそもは、ヨーロッパのキリスト教寺院で壁に飾られたモンスターの石像のこと。
概ね背中にコウモリのような翼を持つ怪物として描かれるが、ドラゴンに近いものや人と鳥のキメラに近いものもある。
雨樋や塔の装飾、噴水などに設置されていることが多く、水を吐いていることもある。

キリスト教の普及によって、神とされていたものが悪魔に変化していったする説も。
豊穣の神であると同時に、水を司る存在でもある。

怪物的外見は、悪魔に自分の醜い姿を認識させ追い払う為だとする説もある。
一方、信仰心の薄いものを喰い殺す教戒的な存在ゆえに恐ろしい姿をしているとする説もある。


主な参考文献

「フライブルク 観光ガイド」より、「ガイドの一部をご紹介」のコンテンツ内、「なぜモンスターの石像が教会に?」
http://www015.upp.so-net.ne.jp/freiburg/index.html

『幻想動物事典』著/草野巧 画/シブヤユウジ 新紀元社

健部伸明編『幻獣大全1 モンスター篇』597頁

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最終更新:2021年05月26日 09:55