19世紀のイギリスの技術者、発明家。
ニューカッスルに、穀物商の子として生まれる。法律家をめざすが、工学に興味をもち、水車を利用した原動機を考案。1845年にはニューカッスルの水道工事計画に参加し、翌年、業績がみとめられ、王立協会会員に選出された。その後、水力機器の製造をおこなうW・G・アームストロング社を設立。クリミア戦争中に兵器開発にたずさわり、軽量で機動性の高いアームストロング砲を開発する。アームストロング砲はイギリス陸軍、海軍に採用され、のちに日本海軍軍艦にも装着、日清・日露戦争で威力を発揮した。また、彼の造船所は日本の軍艦の造船もおこなった。晩年には民間技術者協会や機械技術者協会の会長などをつとめた。