櫛田桔梗

登録日:2025/09/29 Mon 00:07:00
更新日:2025/09/29 Mon 02:08:15NEW!
所要時間:約 10 分で読めるよ!





よし、また秘密ができちゃったね!



櫛田桔梗(くしだききょう)とはライトノベル『ようこそ実力至上主義の教室へ』の登場人物。




【プロフィール】

学籍番号:S01T004721
所属クラス:1年Dクラス→2年Dクラス→3年Aクラス(堀北クラス)
性別:女性
身長:155cm
スリーサイズ:B82(D)/W55/H83
誕生日:1月23日
星座:水瓶座
部活動:無所属→生徒会
自分の好きなところ:初対面でも仲良くなれること
自分の嫌いなところ:一部の人とうまくいかず悩むところ
いつもいる場所:学校、カフェ、ケヤキモール、寮など幅広く
CV:久保ユリカ


【パラメータ】


学力: 身体能力: 判断力:C⁺
知性:B⁻ 協調性: 入学時

学力:(75) 身体能力:B⁻(61) 機転思考力:B⁺(78)
社会貢献性:(74) 総合力:(72) 3年時(OAA)

※OAA=『Over-All⁻Ability』の略称


【概要】

ライトノベル『ようこそ実力至上主義の教室へ』の登場人物で本作の主要人物かつヒロインの一人。

主人公綾小路清隆とは物語開始~2年生編終了まではクラスメートで、物語最序盤は孤立していた綾小路や堀北鈴音と関わることが多かった数少ない同クラス女子の一人であった。


【人物・性格】

誰に対しても気配りができ『学校のみんなと友人になることが目標』と語るなど非常に社交的な性格をしており、容姿も美少女と呼べる容姿をしていることから、クラス男子からの人気も一番人気と呼べるクラスのアイドル的な存在。

ただし、それは表向きの性格で本性は非常に承認欲求が強く、傲慢で利己的な性格をしていて周囲の人間を見下しており、表向きに演じている性格と本性に非常に大きなギャップがある裏表の激しい性格をしている。

他人の秘密を知ることに異常に快感を覚えておりそれに飢えているが、逆に自分の秘密を知られることは大嫌いなので、後述の自分の秘密を知っていると思っていた堀北や、物語最序盤で悪態をつく姿を見られた綾小路の排除を狙っている。

また過去の一件(詳しくは後述)もあり、極度の人間不信で基本的に誰のことも信用していない。

以上の性格から彼女の本性を知っている人物からは、『根本的な所で致命的なまでに頭が悪い地雷女承認欲求の怪物』と等散々な評価を受けている。


【過去】

彼女の幼少期は勉強やスポーツも人並み以上にこなす優等生であった。だが成長するに連れて勉強やスポーツで一番になるのは不可能だと悟り、クラスの中心人物として周囲の相談役になり皆の人気者になることで自身の承認欲求を満たしていた。

しかし、こうして行為を続けていくうちに櫛田本人は非常に大きなストレスをためていき、クラスメートの悪口を匿名ブログに書くことでそのストレスを発散させていた。だがこのブログが明るみに出てしまったことで、櫛田は逆上しブログに記載されてない悪口まで中学時代のクラス全員に暴露して学級崩壊を招くことになってしまった。

能力的には優等生である櫛田が劣等生が配属されることが多いDクラスに配属されたのはこの一件が原因である。ちなみに同クラス男子の平田洋介も能力値だけで見ればAクラス配属が妥当な優等生なのだが、櫛田同様に中学時代の某一件で学校崩壊を招いたことでDクラス配属となっている。

そんな櫛田が堀北を退学させるターゲットとして指定しているのは実は櫛田と堀北が同中出身で、櫛田がこの過去の一件と自身の本性が堀北から漏れることを恐れていたからである。肝心の堀北の中学時代は実兄・学しか眼中にないブラコンであったため、櫛田の心配は完全に杞憂であり、堀北本人は入学後もしばらくは櫛田と同中出身であることにすら全く気づいていなかった。


【能力】

堀北に劣るとはいえ学力と身体能力はクラスでは上位層に位置しており、勉強やスポーツはそつなくこなせ1年時の学年末試験でも学力テストの主力の一人として参加していた。

それ以上に彼女の最大の武器は機転思考力(コミュ力)で。2年編時点のOAAで機転思考力A評価を受けていたのは作中に登場する生徒の中では彼女のみ*1で、非常に幅広い交友関係を持っていることから、情報収集力に関しても作中1,2位を争うレベルである。

またメンタルも異常に強くある意味では龍園翔以上の鋼メンタルの持ち主で、作中の様々な人物のメンタルをへし折ってきた綾小路でさえ『櫛田のメンタルを折ることは退学に追い込むより困難』と彼女のメンタルを折ることは半ば諦めている。


【人間関係】

元クラスメートの男子。
物語最序盤から綾小路と関わることが比較的多く表面上はそこそこ仲良くしていたのだが、櫛田の綾小路に対する第一印象は『根暗で気持ち悪く変な奴』とボロカスに思っていた。本性を知られて*2以降は堀北と同様に綾小路を退学にする機会を狙うようになる。

2年生編中盤の満場一致試験で本性を暴かれてからは彼との距離も縮まっていき、その後の修学旅行では同じ班で行動を共にしており『以前のお前(猫を被っていた時)よりも今の方が素直に好感がもてる』と言われてからは綾小路のことを異性として意識してしまうようになる。

綾小路の実力は当然正確に把握しており、綾小路の実力を未だに見抜けておらず3年生編初頭で移籍したことを軽く見ている同クラスの池寛治と篠原さつきの馬鹿ップル二人に対しては『池と篠原が思っている綾小路君はずっと重要な存在』と呆れたように語っていた。

同クラスのリーダーを務める女子。
前述のように同中出身で、虎視眈々と堀北を退学にするチャンスを伺っていたのがだが結局失敗に終わり、満場一致試験で本性を暴露されて以降は共に生徒会に所属したりと距離が縮まっていき、龍園クラスの伊吹も含めた3人で行動することも多い。

元同クラスの女子。
櫛田は物語初期に孤立してた佐倉に友好的に接していた数少ない人物なのだが、佐倉からは櫛田の本性を薄々感じ取っていたのか警戒されていた。

満場一致試験の際に彼女が自分の身代わりとして退学に追い込まれてしまうのだが、『佐倉さんは私より弱かったから退学に追い込まれた』と特に悪びれる様子もなかった。ただこの一件でクラスに復讐しようとしていた長谷部に対して『長谷部さんが考えているより佐倉さんはずっと大人』と評して長谷部に復讐を思いとどまるように諭していた。満場一致試験の顛末については佐倉の個別項目を参照。

元同クラスの男子。
山内からクラス内投票にて綾小路に対し批判票を集めていた責任を押し付けられ、クラス全員の前で恥をかかれた際にはアニメ版で机に伏せながら山内に対して憎悪の非情を浮かべていた。当然本性が本性なだけに山内のことは相当見下してことが容易に推測される。

他クラスのリーダーを務める男子。
綾小路や堀北と同様に1年生編の時点から彼女の本性を知っていた数少ない人物で、堀北を陥れるという共通の目的があったことから1年生中盤では手を組んでいた。だが龍園曰く『俺達は利用し合うだけの関係』と実際には信頼関係は皆無であった。

  • 伊吹澪
他クラスの女子。
二年生編中盤までは特に接点はなかったが、満場一致試験後に部屋に引きこもった櫛田に対して堀北と伊吹が部屋を訪問した際に、伊吹が『今まで良い子ちゃんを演じすぎてただけでしょ?演技していない今の方が正直でいいかもね』と発言したことで、櫛田も思うところがあったのが引きこもりから脱するきっかけの一つとなる。

それ以降は料理が得意な堀北の作った食事を3人で食べたり、体育祭の女子バレーに共に参加したりと絡みも増えていく。

一学年下の後輩。
天敵の一人で無人島サバイバルで綾小路のことを嗅ぎまわっていたことで天沢から『アンタみたいな部外者の手で綾小路先輩を退学させる訳にはいかないんだよね。』とボコボコにされてしまった。

櫛田も天沢が只者でないことを察しており、彼女に対して恐怖心を抱いてる模様。体育祭では彼女を倒すために堀北と伊吹と一時的に手を組んでいる。

  • 八神拓也
一学年下の後輩。
二年生編開幕直後に彼から『同中出身ですよね?』と言われ動揺した櫛田は八神のことは本来知らなかったが、過去を知っていると発言した八神を無視することもできずその場はアドリブで知り合いのふりをする。

それ以降綾小路を退学を本格的に狙うようになっていくのは彼から唆された*3ことも原因の一つである。


【余談】

  • 現時点で櫛田の過去と本性の両方を知るのは同学年では退学に追い込まれた山内以外のクラスメート38人。下級生では天沢、八神、椿桜子、宇都宮陸の4人だが、口止めしているクラスメート達はともかく、下級生経由で広められる可能性もゼロではなく、櫛田にとっては予断を許さない状況が続いている。


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最終更新:2025年09月29日 02:08

*1 同じく社交性トップクラスの一之瀬帆波ですらB評価に留まっている。

*2 ちなみにこの時に胸を強引に触らせて脅迫して、後の満場一致試験の際に反論の材料として使うが、1年半以上の期間が流れているから指紋は当然消えており証拠として機能せず櫛田にとっては触られ損になっている。

*3 八神は月城理事長代理から櫛田の過去を聞かされており、櫛田の弱みを握ることで櫛田を綾小路を退学させるための駒として利用しようとしてた。