アカネを保護せよ(前編) 残り3日

あらすじ

ついに宇宙人の基地を突き止め、破壊したパワポケ。
残すはアカネの救出のみ!

ファイル1
現在:第一章
主人公の名前:パワポケ
難易度:むずかしい
救出した仲間:19人
現在時刻:あと3日 6:01
現在地:基地

パワポケは白瀬、リコ、ユイと北公園へ向かった。

北公園 BGM:魂の神殿(ゼルダの伝説 時のオカリナ3D) 原曲

パワポケはアカネが走っているところを見た。

パワポケ「いた! アカネだ!」
オチタ「今はこの公園に居るでやんすね!」
パワポケ「しかし、北と南の公園を行ったり来たりして、アカネは何をしているんだ?」
オチタ「小学生の考える事なんて、中学生のオイラ達にはわからないでやんす。」
パワポケ「そうだね。だからこそ危険な目に遭う前に、保護しないとね。」
オチタ「そうでやんす!」

アカネを助けに行くが、灰色の岩がジャマをして先に進めない。

パワポケ「今の俺じゃあ、灰色の岩を動かせそうにないなぁ。フィストソウルでも壊せそうもない。」
オチタ「まず、灰色の岩をどかす方法を探すでやんす!」

北公園事務所の中

パワポケ「さて、ここには何があるのかな。」
オチタ「おお、役に立ちそうなものがいろいろあるでやんすよ!」
パワポケ「よし、非常時だから借りていこう!」
オチタ「こっちにも大きな宝箱があるでやんす!」
パワポケ「開けてみよう!」

パワポケは宝箱を開けた。

銀のグローブをみつけた! 装備すれば力があふれ、Aでつかみ 持ち上げられる!

オチタ「これで灰色の岩をどかせられるでやんす!」
パワポケ「よし、急ごう!」

パワポケは灰色の岩を持ち上げ、それを投げ飛ばして破壊した!
そして奥へ進み、アカネを探した。

パワポケ「アカネはいないみたいだなあ。やっぱりダンボールハウスのあった南公園にいるのか?」
オチタ「パワポケ君! こっちの公園にも、南公園にあったようなダンボールハウスがあったでやんす!」
パワポケ「えっ?」

......

パワポケ「今回もしっかりした家だったな。」
オチタ「なんか色も軽くぬっていたでやんすね。」
パワポケ「赤い色の液体とか落ちてたもんね。何の液体かはわかんないけど。
これで、北と南にダンボールハウスがあったね。これを中心に
動いていると思うんだけど、何で見つけられないんだろ?」
オチタ「じっとはしてないみたいでやんすね。アカネちゃんが大人しくしてるとは思えないでやんすし。」
パワポケ「そうだね。だけど危険な事には変わりないから、早く見つけてあげないと。」
オチタ「そうでやんす。」
パワポケ「ん? なに持ってんだリコ?」
リコ「ん~。糸。」
パワポケ「長いなそれ。どこから持ってきたんだ?」
リコ「そこに落ちてた。」
パワポケ「ふ~ん。何の糸だろうな。」
白瀬「違うわよ。」
パワポケ「何がだ?」
白瀬「これ、さっきのダンボールハウスの糸よ。」
パワポケ「ダンボールハウスの?」
白瀬「たぶん、これでダンボールとダンボールを止めていたんでしょうね。」
パワポケ「ま、まさか......」
リコ「いやあ~。なんか引っ張って欲しいって言ってるかのように、
ちょこっと出てたから引っ張ってみただけだよ。」
パワポケ「じゃあ、アカネが作った家は....」
リコ「うん! パカッとね! まあ、これで持ち運びが簡単になったんじゃないかな。」
パワポケ「パカッとね! じゃないだろ。小学生が必死で作った物に、何をしてるんだお前は......」
リコ「アカネに会ったら、ちゃんと謝っとくよ。想像はできたんだけどね~。
実際にやってみないとわからない事ってあるじゃん。」
パワポケ「実行するなよ。」

......

(ガサガサガサ)

アカネ「南公園のアカネハウスは扉がなくなってしまいましたが、
新しいアカネハウスは頑丈なので大丈夫です。糸でしっかりほきょ......はっ!
アカネハウスが平らになってます! これは、かいじゅうさんでも来たんでしょうか?
そうじゃないとアカネハウスが、こんなに簡単に壊れるなんてありません!」

その後、パワポケは白瀬、リコ、夏菜を連れて学校へ向かった。

パワポケ「.........」
オチタ「何をしているでやんすか?」
パワポケ「ああ、窓から外を見ているんだよ。騒ぎを終わらせて、
また授業中に外をながめる日が早く来ないかなって。」
オチタ「パワポケ君は授業中に窓の外を、何回も見たりするでやんすか?」
パワポケ「いつも、ぼ~っと見ているよ。」
オチタ「じゃあ、そんなパワポケ君に6つ目の不思議でやんす。」
パワポケ「もしかして、窓の外をながめたくなくなるような話?」
オチタ「そうなるかどうかはパワポケ君しだいでやんす。」
パワポケ「はあ......」
オチタ「いくでやんすよ。ある生徒がパワポケ君みたいに、外を見ていたらしいでやんす。
窓際の席なので、授業も聞かずにぼ~っと、ながめていたらしいでやんすよ。
そして、そのまま何も考えずに外を見ていると上から........
バッ! と女性が降ってきて、その生徒をジラリとにらんだらしいでやんす。」
パワポケ「そ、そんなの落ちてきたら、他の生徒も気づくだろ。」
オチタ「それが気づかないらしいでやんす。その生徒しか見えないらしいでやんす。」
パワポケ「そ、そうなの。」
オチタ「学校の屋上は閉まっているでやんす。だから生徒は誰もいけないでやんすよ。」
パワポケ「俺....外を見るのが嫌になったよ。」
オチタ「パワポケ君も、外を見る時には気をつけるでやんすよ。」
パワポケ「う、うん......」

白瀬「は~あ。」
パワポケ「あれ? 白瀬? どこに行ってたんだ?」
白瀬「ちょっと寝てたのよ。」
パワポケ「どこで?」
白瀬「どこでもいいじゃない。」
パワポケ「そんなナワなんか持って、どこで寝るっていうんだよ。」
白瀬「うるさいわね.....あたし寝起きなの。これ以上、しつこいと......」
パワポケ「わ、わかったからにらむなよ。」
白瀬「これ片付けといてよ。あたし、外で風に当たってくる。」
パワポケ「あ、ああ。.........。こ、こえ~。」
リコ「ねえ! フッキー!」
白瀬「なに?」
リコ「あの壁を登るコツ教えてよ。」
白瀬「あんた知ってたんだ....」
リコ「フッキーがいなくなる時に、後をつけてたからね。」
白瀬「なんで胸張って言ってるのよ。リコに教えるのはいやよ。」
リコ「なんでさ。」
白瀬「あんたが来たら、うるさいから寝れないでしょ。」
リコ「長居しないから大丈夫だよ。」
白瀬「じゃあ、何をしに来るのよ?」
リコ「越後を吊るしに!」
白瀬「やっぱ、教えてやんない。」
リコ「ええ~~! ケチィ~~!」
夏菜「(なにっ! 屋上だって!)」

その後、パワポケはるりか・白瀬・委員長を連れて街を探索。
ダークアイテムの影響を受けたハタ人間に襲われるが、なんとか撃退した。

るりか「パワポケ、ちょっとその腕見せてください。」
パワポケ「えっ、何?」
るりか「やっぱりケガしてるじゃない! どうして何も言わないでほっておくの!」
パワポケ「これくらいどうってことないよ、何もしなくてもすぐ治るし。」
るりか「何をバカなことを言ってるんですか!
ほおっておいて悪くなったらどうするの! ほら、こっちに来なさい!」

(そして...)

るりか「...これで一応は大丈夫です。」
パワポケ「おお、ありがとう!」
るりか「これからはちゃんとケガしたらすぐに言うようにして下さいね。」
パワポケ「う、うん、わかったよ。」

パワポケのHPが全回復した

パワポケたちは街を探索中にダークアイテムの影響を受けたハタ人間に再び襲われる。
ファイアハタ人間やソードハタ人間とかが多数いてキツかったが、何とか倒した。
市民病院を少し探索する。

パワポケ「るりか、またケガを見て欲しいんだけど...」
るりか「わかりました、早く見せてください。」

(そして...)

るりか「...これで今の所は大丈夫です。
本当はちゃんとお医者さんに看てもらった方がいいんですけど...」
パワポケ「十分だよ、いつもありがとう。それにしても、るりかこういうのうまくなったよね。
小さい頃はよくごっこ遊びにつきあわされて大変だったよな...」
るりか「なっ、いったいいつの話をしてるんですか!
今はちゃんと看護の勉強してるんですからあの頃と比べないで下さい。」
パワポケ「ごめん、ごめん。お母さんの為にお医者さんになるんだよね。」
るりか「...それもありますけど、いつもあなたがムリしてケガばかりするから...」
パワポケ「そっ、そうなんだ。ありがとう。」
るりか「ち、違います。あなたはあくまでついでなんですから。」
パワポケ「いや、それでも嬉しいよ。」
るりか「も、もう...」

パワポケのHPが全回復した。

委員長と小野と探索をしていると...

委員長「あれ? みんなとはぐれちゃったかな。」

(うぃんうぃんうぃん)

委員長「えっ? やだ、これなに?!」
ギャスビゴー星人A「ヨーシ、捕マエタゾ。コノ不良品メ。」
ギャスビゴー星人B「サッソク故障ノ原因ヲ調べマショウ。」
委員長「きゃあ! やめてやめて、何をするの!!」
ギャスビゴー星人A「...ウルサイ。サッサト、脳ヲ調ベロ。」

(そして...)

ギャスビゴー星人A「...オイ、マダカ。マダ、ソイツノ故障ノ原因ハワカラナイノカ?」
ギャスビゴー星人B「イエ、ホボ分カリマシタガ...信ジガタイ、現象デス。」
ギャスビゴー星人A「ぷろぐらむノ、みすダロウ?」
ギャスビゴー星人B「イイエ、完全ニ正常デス。」
ギャスビゴー星人A「ダガ、コイツハ我々ノ命令ニソムイテイル。
ツマリ、服従回路ガ故障シテイルノダ。」
ギャスビゴー星人B「イエ...機能シテイマス。タダ、コチラノ命令ヲ、
スベテ自分ニ都合ノイイヨウニ曲解シテイマス。」
ギャスビゴー星人A「!! ソンナコトガ可能ナノカ?」
ギャスビゴー星人B「常識デハ、アリエマセン。多重人格ヲ利用シテ、
下位人格ヲふぃーどばっくスルコトデ、上位人格ヲ逆ニこんとろーる...」
ギャスビゴー星人A「バ、バカナ、ソレデハコレヲ修理スルコトナド、デキナイ!! ...ヤムヲエン、破壊シロ。」
ギャスビゴー星人B「イケマセン! コノあるごりずむノ価値ガワカラナイノデスカ!!
宇宙ニオケル、大発見ナンデスヨ! コンナツマラナイ星ヨリモコノ個体ノ方ニ価値ガアル!」
ギャスビゴー星人A「ウムムム...デハ、持チ帰ッテ研究...」
小野「あのう...お取込み中のところ、すみません。」
ギャスビゴー星人A・B「!!」
小野「この子は返してもらいますので。じゃあ、さようなら~。」

(タタタタタッ...)

ギャスビゴー星人A「アアッ、待テー!」

(そして...)

(う、うーん...)

委員長「あっ!?」
小野「気がつきました?」
委員長「あれ、あたし...うっ、なんか頭が痛い。」
小野「(さっきまで、脳がむき出しだったから冷えたのかしら?)
さ、みんなのところへ行きましょう。歩けます?」
委員長「ええ、なんとか。...感謝します。」
小野「ふふふ。貸しイチですよ。」

そして基地へ戻り、体を休めた...

続く

最終更新:2021年11月03日 13:17