あらすじ
ついに記憶を取り戻し、亀田を倒したパワポケ。
しかし、亀田はガンダーロボを召喚させた! そのガンダーロボは、なんとパワポケが
貯めたお金を徴収して作ったものだったのだ。人間として許せない!
パワポケの怒りが爆発し、マスターリングとマスタークラウンがパワポケに力を貸した!
ガンダーロボを潰され、パワポケに叩きのめされた亀田はダークマスターリングの力を解放し、フルパワー状態に!
そして今、二人のマスター
アイテムの適合者同士の戦いが幕が切って落とされた!
亀田「な...なんでやんす、パワポケ君のあの変化は...!? ど、どういうことでやんす...?!」
パワポケはガンダーロボのレーザーをいともたやすく気合ではね返し、ガンダーロボにダメージを与えた!
亀田「な、なぜパワポケ君にこんな力が...! まさか...!!」
パワポケ「俺は...」
亀田「ぐぅ...」
パワポケ「俺は怒ったぞ!! 亀田だああああぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーー!!!」
(ドガン!!)
パワポケは亀田を上空に殴り飛ばし、そして亀田をつかんで地面に叩きつけた!!
亀田「えらそうなことを言いやがって! プレイヤーたちを苦しめたでやんすと?
プレイヤーたちのしてきたことが正しかったとでもいうのでやんすか?」
パワポケ「だからお金を徴収されたりして大宮由香里を救えなかったプレイヤーたちが続出した。」
亀田「クックック...オイラが滅ぼしたんでやんす。オイラのネオプロペラ団の野望のために。」
パワポケ「今度はこの俺が貴様を滅ぼす...お前はもうあやまったって許さないぞ...」
亀田「ケッ...!」
パワポケと亀田は地球全体が揺らぐほどの激しい戦いを繰り広げた!
亀田「ガンダービーム!」
(シュッ!)
亀田「避けた!? そんなはずはないでやんす!」
亀田は何度もビーム攻撃をするが、パワポケに命中しない。
亀田「お、おのれぇ! 当たりさえすればお前なんか!!」
パワポケ「当ててみろよ。」
亀田「な、何を! ぐううう、ふざけやがって!! きえぇぃやぁ!!」
ガンダーロボのビームがパワポケに直撃したが、全然効いてない。
パワポケ「波動拳!!!」
(ドガーン!!)
亀田「ガ、ガンダーロボが!!」
(ドガガガーン!!!!!)
亀田のガンダーロボが破壊された。
パワポケ「プレイヤーたちの努力を壊せても、たった一人の人間は壊せないようだな。」
亀田「パワポケ君は、一体何者でやんす!?」
パワポケ「とっくにご存知なんだろう? 俺は地球から貴様を滅ぼすために誕生した。
おだやかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた伝説の戦士...それがマスターパワポケだ!!!」
亀田「ち...ちくしょおぉぉぉーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!!」
パワポケ「終わりだ、亀田!」
亀田「オイラはネオプロペラ団のボス・亀田光夫なんでやんす...!
このオイラがネオプロペラ団のボスなんでやんす...このオイラが...!!
こうなったら見せてやるでやんす...ダークマスターリングの100%の力を!!!」
パワポケ「好きにしろ。」
亀田「なぜ...ダークマスターリングの覚醒にこれだけの負の心を必要とするのか...
パワポケ君にわかるでやんすかねぇ...それは、プレイヤーの怒りと
憎しみを取り込み...みずからのチカラとするためでやんす...!」
パワポケ「...!?」
亀田「さあ...ダークマスターリング...!
パワポケプレイヤーたちの怒りと憎しみを食らいつくせでやんす!」
ダークマスターリングが負の心を吸収し始めた。
亀田「心弱き者はオイラとひとつになることで、苦しみから解放されるでやんす!
選ばれし者...マスター
アイテムの主による人々の救済!
これがネオプロペラ団のプロジェクト・ヘブンでやんす!」
パワポケ「マスター
アイテムの主による人々の救済だと...?
これだけのプレイヤーたちの心をいったいどこから集めてきた!?」
亀田「ククク、教えてやるでやんす。オイラはお金の徴収や交通事故のイベントや
害悪キャラたちを使ってプレイヤーたちを怒らせ、ストレスを溜めさせて負の心を暴走させ、
その害虫どもを倒し、オイラは地球の英雄として、ネオプロペラ団の真のボスとなったのでやんす。
こうしてオイラは人々の信頼とともに、その魂をも手に入れてきたのでやんす!
それこそががプロジェクト・ヘヴンの一部なのでやんすよ!」
パワポケ「じゃあ、この心はお前に苦しめられたプレイヤーたちのものなのか!?
結局...お前がすべて...! 俺がアルバイトして貯めたお金も! クリアに必要な記憶を奪ってきたことも...!」
亀田「強き者が生き残り弱き者はそのかてとなる! それは自然の摂理でやんす!
オイラはパワポケプレイヤーの魂をくらうことで、ダークマスターリングの力を得たのでやんす!
パワポケ君もあの謎の声からマスターリングを受け継いだからこそ、今、ここにいるのでやんしょ!?
そのすべてがパワポケ君とオイラをここに導いたのでやんす! うおおおおおおおおおおおおお!!!」
亀田がダークマスターリングの力を覚醒させた!
亀田「85%...90...お互いが死ぬ前に見せてやるでやんす...こいつがオイラのフルパワーでやんす!!!
今度はこっぱみじんにしてやるでやんす!! 世界中のプレイヤーたちのように!!!」
パワポケ「世界中のプレイヤーたちのように...パワポケプレイヤーのことか...!
パワポケプレイヤーたちのことかーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
亀田がフルパワーに! どうする、パワポケ!?
パワポケと亀田はお互い激しい戦いを繰り広げた!
パワポケ「フルパワーだーーーー!!」
亀田「ぬうぅぅぅん!!!」
亀田はパワポケのエネルギー波を気合で押しのけ、パワポケにタックル!!
パワポケ「うわあぁーっ!!」
(ドガン!)
亀田「ざまあみろでやんす! オイラに勝てるわけがないのでやんす! わはははは!! ?!」
(ドカン!)
パワポケはがれきを吹っ飛ばし、亀田に向かっていく!
パワポケ「亀田あぁーーーーーーーーーーーーーー!!!」
パワポケ・亀田「おりゃりゃりゃりゃりゃっ!!!」
(シュタッ)
亀田「オイラに殺されるか、パワポケ君がオイラを殺すか、この戦いの結末はわかるでやんす。」
パワポケ「...かもな。だが俺はこの時を待っていた。貴様と二人っきりで思いっきり戦える時をな。」
亀田「ふっ...死を覚悟してまでこのオイラと決着をつけたいらしいでやんすね。」
パワポケは地上へ降りた。
亀田「肉弾戦でやんすか...いいでやんす。そこまでしてとことん戦いたいでやんすか?」
どちらかが死ぬまで超肉弾戦を繰り広げようとするパワポケと亀田。
果たしてこの戦いの結末はどうなるのか?
(ドカン! ドカン!)
亀田「あわれなものでやんすねぇ、パワポケ。」
パワポケ「あわれなのは貴様のほうだ。散々こき使っていた俺にやっつけられてしまうんだからな。」
亀田「どんなに強がりを言ったところで最後に勝つのはネオプロペラ団のオイラでやんす!」
亀田は両手を上げて赤く黒い巨大な光球をパワポケに放った!
パワポケ「ぐ...ぐぐぐぐ...でぇりゃあぁっ!!」
パワポケは巨大な光球をはじいた!!
パワポケ・亀田「うりゃりゃりゃりゃっ!!!」
亀田「ネオプロペラ団のボスのオイラが負けるはずがないでやんす!!」
パワポケと亀田の激しい肉弾戦!!
亀田「どうでやんす!! オイラが負けるわけがないでやんす!」
パワポケ「ぐあっ!」
パワポケは亀田の腕をつかんで投げ飛ばす!
亀田「ぐわっ!!」
亀田が壁に激突!
(ドカン!!)
亀田「ちえぇあっ!!」
亀田はパワポケの背後に回り込みつかむが、腹を殴られてひるみ、離した。
亀田「ぐううううおりゃっ!!」
パワポケ「ぐわあぁっ!!」
亀田「わはははは! どうでやんす、パワポケ!」
パワポケ「これだけか!?」
亀田「なんでやんすと!?」
パワポケ「これだけかと聞いてるんだ!」
亀田「生意気な!! でりゃあぁっ!!」
パワポケ「!! どりゃあぁっ!!!」
パワポケの拳が亀田の腹に直撃!!
亀田「があぁっ!! あぁぁぁぁ......ぐううう...おりゃあぁ!!」
パワポケ「おりゃあぁ!!」
亀田「ぐわあぁぁぁぁぁ!!! ?!」
パワポケ「どりゃあぁっ!!」
亀田「ぐおぉぉぉぉっ!!」
亀田は地面に叩きつけられた後も、自力で立ち上がった!
亀田はスピードでかく乱するが、パワポケに動きを読まれてしまう。
亀田「くそ!! くそぉっ!!!」
パワポケ「どりゃあぁっ!!」
亀田「ぐわあぁっ!!」
亀田はパワポケに一方的に押され、怒り狂う。
亀田「はあ...はあ...はあ...
くそぉ...! この10倍...いや、100倍にして返してやるでやんす...!!」
亀田のその表情を見たパワポケは...
パワポケ「やめだ...」
亀田「なんでやんすと!? ぐぐぐぐぐ......やめだとはどういうことでやんす?!」
パワポケ「貴様はダークマスターリングの力をさらに覚醒させた反動で、
ピークが過ぎ、どんどんパワーが減ってる。これ以上戦ってもムダだと俺は思い始めた。
もう俺の気は済んだ。貴様のプライドはすでにズタズタだ。
この世で誰も超えるはずのない自分を超える者が現れてしまったんだからな。
しかも、そいつは...ふん...お前が3年間こき使っていた俺だ...
今のおびえ始めた貴様を倒しても意味はない。ショックを受けたまま生き続けるがいい!
ひっそりとな! 俺はみんなのところへ帰る...今からなら俺の命が尽きる前にギリギリ間に合いそうだ。」
亀田「ぐぐぐぐぐぐぐ......!!!!」
パワポケはマスターリングの力を静かに休めた...
パワポケ「亀田、二度と悪さするんじゃないぞ。お前のツラは二度と見たくない。」
そういってパワポケはヒナコたちのところへ帰っていく...
亀田「ふざけるなでやんす...! ふざけるなでやんす!! オイラが負けるかーーーー!!!でやんす!!!」
亀田は激怒して円盤状のエネルギーをパワポケに向かって放ち、パワポケの顔にかすり傷を入れた!
亀田「ちっ...」
パワポケ「ぐ...どうしようもないバカな奴だ!
俺は最後のチャンスを与えてやったんだぞ! ぐぐぐぐぐ......亀田あぁーーーーーっ!!!」
パワポケの怒りでマスターリングの力が覚醒!!
亀田「クックック...」
亀田の円盤状のエネルギーがパワポケを追いかける!
亀田「わはははは!! そいつはどこまでも追いかけていくでやんす!
そして、どんなものも切り裂くでやんす!! わはははは!!!」
パワポケは円盤状のエネルギーをかわしながら亀田に向かっていった。
亀田「ん? 作戦が読めるでやんす! こっちに向かってきてギリギリでかわし、
オイラに当てようってやつでやんしょ!? オイラがそんなつまらん作戦に
引っかかると思うのでやんすかあぁっ!! 来いでやんす!! ちぇえあぁーっ!!!」
パワポケ「んっ!?」
(スパッ!!)
亀田「やったでやんす!!」
切り裂いたパワポケは残像だった。
亀田「!?」
パワポケ「こっちだ亀田!」
亀田「なにっ!? ちっ、残像だったでやんすか...なかなかやるでやんすねぇパワポケ。」
パワポケ「やっぱり今の貴様とはまったく戦う気が起きない...そんなつまらん技で
望みをつなぐようじゃなぁ...どうしても決着をつけたかったら、体力を回復させ、さらに腕を磨くんだな!!」
亀田「つまらん技でやんすとぉ...!?」
(ゴロゴロゴロ......ビッシャーン!!!)
亀田「このオイラの技がつまらん技でやんすとぉ...!! なら、ふたつならどうでやんす!!」
パワポケ「わからんやつめ!」
パワポケはふたつの円盤状のエネルギーをかわす。
亀田「ククク、バカめ! それはどこまでもパワポケについていくでやんす!
わはははは! 逃げきれないでやんす! パワポケは切り裂かれるのでやんす!」
パワポケ「むっ!」
亀田「ククク」
パワポケ「亀田! こりない奴だ!」
パワポケは亀田に向かっていった!
亀田「ケッ! 同じパターンとは、芸のないヤツめ!」
パワポケ「はあぁっ!!」
(ドカン!)
亀田「! くそぉ! 同じ手に引っかかるものでやんすか! パワポケはどこでやんす!?」
パワポケ「とおりゃあぁ!」
亀田「ぐうぅぅぅぅ!! うおおおおおおおおお!!!」
亀田はパワポケに何度も攻撃をするが、命中せず反撃を食らう。
亀田「ぐ! うぅぅぅぅぅ....!」
パワポケ「貴様では相手にならない!!」
(バシバシバシ!)
亀田「ぐあぁっ!」
パワポケ「うりゃあぁっ!!」
亀田「ぐわあぁーっ!!!」
亀田は受け身を取った!
亀田「このオイラがパワポケなんかにぃ...!!」
パワポケ「立つんじゃない!! ふせろ!! 亀田!!」
亀田「ん!? ぐあっ!?」
(ズバッ!!)
パワポケ「!!!」
なんと!! 亀田は誤って自分の体を切断してしまった!!
亀田「そ、そんなぁ...!!」
(バタ!)
亀田「あ...あぁぁぁ.......」
パワポケ「自業自得とはいえ、貴様らしくないみじめな最期だな...」
亀田「ごほっ、ごほっ、ごほっ」
パワポケ「俺はなんとかみんなの所へ帰ってみせる。
お前は自分が破壊してしまったこの大地と、運命をともにするんだな。」
パワポケはこの場を去っていき、そこで亀田がパワポケに...
亀田「助..けて....た、助けて...」
パワポケはその場で立ち止まる。
亀田「オ...オイラを....た..助けて.....」
パワポケ「くっ...くうぅぅぅぅぅ....」
亀田「た...頼むで...やんす..助け..助けて....くれでやんすぅ....!」
パワポケ「くっ...うぅぅぅぅぅ...」
亀田「助....けて....助けて...くれで....やんす......!」
パワポケ「勝手なことばかり言いやがって!! 貴様は! 貴様は!!
そうやって呪いの人形を持ってきたり、かさかさ虫にしてきたり、記憶を無くしてきたり、
貯めた金を奪い、大宮由香里を救うための手術代の金を徴収して死なせ、
それでストレスを溜めさせたり、イライラさせ、一体何人のプレイヤーの努力を潰したんだ!!!」
亀田「頼むぅ....助けてくれでやんす...た...の...む...で...や...ん....す!」
パワポケ「亀田......はあぁっ!!」
パワポケは亀田にマスターリングの力を与えた。
パワポケ「俺のマスターリングの力を少し分けてやった...
貴様なら、その体でも十分動けるはずだ...あとは勝手にしろ!!!」
(ドガーン!!)
徐々に大地が崩れてきた。
亀田「クックック...こいつは意外だったでやんすね...オイラにエネルギーを分け与えるとは...」
パワポケ「貴様はそのままでも生きていけるんだろ?
だったらこの大地を脱出するんだな。生き延びて、命のありがたさを思い知るがいい!」
亀田「ぐぐぐぐぐ......」
(ドガーーン!!!)
亀田「ククククク....ククククク...この大地はもう、爆発寸前でやんす!
どこへ行こうというのでやんす? どうあがいても生きられないでやんす。
パワポケを待っているのは死だけでやんす! わっはっはっはっはっはっ!!
爆発までもう時間がないでやんす! パワポケに脱出する手段を用意するゆとりはないでやんす!
そして...はっはっはっはっはっ! パワポケにはもう命はわずかに残っていないのでやんす!
皮肉でやんすねぇ...勝負に勝ったパワポケは寿命で死んで、
オイラはネオプロペラ団で新しい体を作ってもらって助かるんでやんす。
この亀田光夫にエネルギーを分け与えるなんて、生意気なことをするからでやんす!」
パワポケ「俺も生きて見せる。」
パワポケがそのまま帰る所を見た亀田は...
回想
パワポケ「やめだ...」
亀田「なんでやんすと!? ぐぐぐぐぐ......やめだとはどういうことでやんす?!」
パワポケ「貴様はダークマスターリングの力をさらに覚醒させた反動で、
ピークが過ぎ、どんどんパワーが減ってる。これ以上戦ってもムダだと俺は思い始めた。
もう俺の気は済んだ。貴様のプライドはすでにズタズタだ。
この世で誰も超えるはずのない自分を超える者が現れてしまったんだからな。
しかも、そいつは...ふん...お前が3年間こき使っていた俺だ...
今のおびえ始めた貴様を倒しても意味はない。ショックを受けたまま生き続けるがいい! ひっそりとな!」
回想終了
亀田「ぐぐぐぐぐ....!! パワポケめ....!!
オイラはネオプロペラ団のボスなんでやんす...ネオプロペラ団のボス・亀田光夫でやんす!!
だから貴様は...オイラよりいい努力をしてきた貴様は...このオイラの手によって、死ななければならないでやんす!!
貴様は...オイラに...オイラに......殺されるべきなんでやんすーーーーーーーーーー!!!!」
亀田は恩を仇で返す形でパワポケに怒りと憎悪のエネルギー波を放った!
パワポケ「バカヤローーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
パワポケの全力の必殺技! 天焦がす滅亡の光!
亀田「ぐわあああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
(ドガン! ドガン!)
パワポケ「頼む...! 間に合ってくれ...!」
パワポケは亀田のガンダーロボの中に入った。
パワポケ「どこだ! 操縦室は!?」
(ドガン!)
ガンダーロボのコクピット
(カチッ)
(ピピピピピピ)
パワポケ「よし、いいぞ。このロボはまだ動く。よし、スイッチオン!
動け! 頼む! 動いてくれ! 動け! ちくしょう、動け!」
(ドガン! ドガン! ドガン!!)
パワポケ「動け! 動け! 動け! 動け! 動け!」
(ドガン! ドガン! ドガン!! ドガン! ドガン! ドガン!!)
ガンダーロボがかたむき始めた。
パワポケ「うわっ!」
パワポケがガンダーロボから出た後、地盤爆発に巻き込まれて壊れてしまった!
パワポケ「くっ...くぅ...」
研究室
唐沢博士「ああ、もう終わりじゃ...最後の頼みの綱、ガンダーロボが壊れてしまった!
もう戻れない...沈みゆく大地と運命をともにするだけじゃ...!」
パワポケと亀田の決戦の地
パワポケ「爆発する...この大地が...」
(ドガン! ドガン! ドガン!! ドガン!! ドガン!!! ドガガガガーーーーーーーン!!!!!)
パワポケ「ちくしょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
(ドガーン!! ドガーン!! ドガーン!!! ドガガガガーーーーーーーン!!!!!)
パワポケ「ちくしょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」
(ドガン! ドガン! ドガン!! ドガン!! ドガン!!! ドガガガガーーーーーーーン!!!!!)
パワポケ「ちくしょーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
(バタッ!)
(ドガン! ドガン! ドガン!! ドガン!! ドガン!!! ドガガガガーーーーーーーン!!!!!)
パワポケは死んだように力尽き...そのまま崩壊してゆく大地とともに海のもくずとなった...
...数ヶ月後...
(パワポケ...パワポケ...!)
パワポケ「こ...ここは...?」
唐沢博士「ワシの研究室じゃよ。潜水艦を作って海中を探索し、
お前さんを見つけて回収し、ワシの研究室まで運んで来たのじゃ。」
パワポケ「博士...あの...俺を人間に戻してくれませんか?」
唐沢博士「お安いごようじゃ。」
パワポケは唐沢博士に人間に戻してもらった。
パワポケ「博士、もう何日も寝てないんじゃ。」
唐沢博士「なあに、仮眠はとっとるから死んだりはせん。」
パワポケ「それで、どうなんですか?」
唐沢博士「クローン再生処理は終わった。これでもうヒナコは普通の人間だ。」
パワポケ「それじゃあ、」
唐沢博士「喜ぶのはまだ早い。体だけ再生すればよかったお前さんとはワケが違うのだ。
記憶の方はどうにもならん。ヒナコの脳は白紙の状態なのだ。
そこで昔プロペラ団の研究所で実験的にバックアップしておいた記憶データを流し込んでいるわけだ。
じゃがな、このデータはヒナコをサイボーグとして復活させる前のものだ。」
パワポケ「それって、どういうことですか?」
唐沢博士「自分が一度サイボーグになった事やプロペラ団のことは何一つ知らん。
お前さんにとって一番重要なことは、3年間のお前さんとの思いではなかったことになるという事だ。」
パワポケ「そんな...でも、それでヒナコちゃんが目を覚ますなら...。
ヒナコちゃんが望んでいた普通の生き方ができるなら...。」
唐沢博士「うむ。お、どうやら記憶データの流し込みが完了したようだ。」
唐沢の部屋
パワポケ「それは?」
唐沢博士「昔ヒナコが使っていた目覚まし時計だ。ごく普通の目覚めを演出するならこれが一番じゃろう。」
(ジリリリリリ...ン)
唐沢博士「さあ、朝だぞヒナコ。目を覚ましてくれ。いつものように、母さんゆずりウマイ味噌汁を作ってくれ。」
パワポケ「(あんなやさしい顔の博士 始めてみた)」
ヒナコ「......。あ、お父さん。おはよう。」
唐沢博士「ああ、おはよう。ぐっすり眠っていたな。」
ヒナコ「うん、なんだかすごく長い夢を見てたみたい。あら、お客さま?」
唐沢博士「ん? ああ、ワシの友人だ。」
パワポケ「(やっぱりもう俺のことは...) は、はじめまして。」
ヒナコ「...? ......? ...パワポケ...さん?」
パワポケ「!! はじめまして。えっと、ヒナコさん...でしたよね。パワポケです、よろしく。」
ヒナコ「...はい、よろしく。」
唐沢博士「...つまり、お前さん達はもう一度「出会い」からやり直すということだ。
ただし、目を覚ましたヒナコが、またお前さんの事を好きになるとは限らん。」
パワポケ「イヤな事いいますねえ。」
唐沢博士「なあに、父親のヤキモチじゃよ。」
パワポケ「...大丈夫です。やり直せます。そして今度は俺がヒナコちゃんを守ります。」
...数年後...
唐沢博士「やれやれ、教会のイスがあんなにカタいものだとは知らなかった。
腰が痛いわい。ヒナコのやつ、あんな野球バカのどこがいいんだか...。
しかし、これでワシも肩の荷がおりた。さて、ゆっくり風呂にでも入るか。」
(コンコン)
唐沢博士「はて、だれじゃな。」
(ガチャッ)
唐沢博士「むっ、お前達は! プロペラ団の残党か!? いや...ちがうな!?」
プロペラ団員A「さがしましたよ、唐沢博士。」
プロペラ団員B「30年前のツケ、今ココで払ってもらおう。」
唐沢博士「30年前? そうかお前達は...!」
(パン! パン!)
エンディング
元気になったゆかりは、たかしとまさる、パワポケと野球をしていた。
(パコーーン)
たかし「やったーゆかりちゃんサヨナラホームランだ! ゆかりちゃんすごいや!」
まさる「ゆかりたんすごいでしゅ!」
パワポケ「俺の出番がないや...」
こうして、ゆかりは、元気にみんなとまた、野球ができるようになった。
唐沢博士が姿を消した。ヒナコは「もう二度と会えないような気がする」と言っていたが、
俺はそのうちひょっこり帰ってくるような気がして実験装置もそのままにしてある。
倉刈は、野球選手としてがんばっている。日本一の選手になるその日まで...
あきら「とーちゃん、がんばってー!!」
倉刈「...がんばりますよ、ええ。なにしろ、私の試合での活躍に家族の生活費が....」
「ストライク!!」
倉刈「戻ってきた家族のためにも...」
「ストライク!!」
倉刈「そして、日本一の選手になるために!!」
(カキーン!)
あきら「やった、とうちゃん! 日本一!」
鋼とネロは己を鍛えるため、旅に出ていた。
鋼「プロペラ団がなくなった今こそ、我々が野球界に討って出る時だ!」
ネロ「ウー!」
(↑よくわかっていない)
鋼「どうせなら、我らはアメリカで一旗上げるぞ!」
ネロ「アー、あめりか?」
鋼「そうだ! そして、せっかくだから、修行しながら歩いていこう!」
ネロ「あめりか、あるいていける?」
鋼「間にちょっと海があるが、大丈夫だ。
泳いで行けばハワイで休憩できるしな。というわけで、行くぞ!!」
ネロ「オー!」
(↑よくわかっていない)
出演
唐沢 博士
垣内 善冶
火星カンパニー社員
アルベルト・安生・アズナブル
アンヌ・安生・アズナブル
PX-001/たかゆき
立花 ボボ
ネロ
服部 国男
鋼 毅
倉刈 仁志
プロペラ団
Mr.リッチモンド
四路智美
小林 安男
イワノフ
プロペラ団工作員
その他
唐沢 ヒナコ
木岡
外藤 侠二
平山 紀之
三鷹 光一
犬
大宮 由佳里
たかし
まさる
来図 枢由
フラップ教団の信者
ゾンビ
吐き気を催す存在
亀田 光夫
おばちゃん(3)
チンピラ
荒井 金男
荒井 銀次
荒井 晴男
荒井 紀香
サイボーグ編 THE ORIGIN 終わり
最終更新:2023年04月02日 17:23