パワプロクンポケット3 THE ORIGIN

ストーリー

かつて、極亜久高校野球部を甲子園優勝に導いたパワポケ。
しかしその瞬間が彼の人生の絶頂期だった。その後、プロ入りしたまでは順調だったが、
周囲に流され望まぬまま荒井紀香と結婚。挙句に事故で命を落としてしまう。
それから3年後、パワポケは生前の記憶と引き換えに、マッドサイエンティストの
唐沢博士と高校時代の友人である亀田によって、サイボーグとして蘇生された。
その一方、世界はプロペラ団の放ったサイボーグ選手の暗躍により、
ありとあらゆるスポーツはその手中に落ちつつあった。
クローン技術で人間の身体に戻る資金集めのため、
また毎年プロペラ団本部で開催される裏野球大会に潜入するため、
そして失った記憶を取り戻すために、パワポケは社会人野球チーム
「火星オクトパス」に入団し、プロペラ団との決戦に挑む。

サイボーグ編 THE ORIGIN 第一章 生きるために働け!
サイボーグ編 THE ORIGIN 第二章 命ある限り...
サイボーグ編 THE ORIGIN 第三章 記憶を求めて!
怒れるマスターリングと静かなる激闘


登場人物

ネオプロペラ団

パワポケ(3主人公) 23歳(死亡後も年齢は加算)

初代パワプロクンポケット THE ORIGIN』のパワポケと同一人物。
甲子園優勝後プロ入りするも周囲に流され望まないまま荒井紀香と結婚、
プロ野球選手としても大した活躍はできず(垣内からは「あのパッとしなかった奴」と呼ばれている)、
挙句の果てには「崖から川に落ちて転落死」という事故で死んでしまったが、
亀田の手でサイボーグとして復活させられた。サイボーグとして目覚めさせられた後は、
アルバイトで稼いだお金でパーツを揃えつつ火星オクトパスに入団して、打倒プロペラ団を目指すこととなった。
ある謎の声によりマスターリングを与えられて「適合者」となった。
性能が低いにもかかわらず、原寸大のガンダーロボを素手で倒してしまうほどの実力を持つ。
安物のパーツを使ってサイボーグにされていたため、目覚めて2年目にして命の危機にさらされたが、
最後はプロペラ大会で優勝を勝ち取りつつ、プロペラ団を事実上壊滅させることに成功。
ボールを受けたショックで失われていた記憶も完全に取り戻し、
ガンダーロボを撃破し、最後は亀田を天焦がす滅亡の光で粛正した。
その後、唐沢博士にヒナコとともにサイボーグから人間の身体に戻してもらい、再びプロ野球に返り咲く。

亀田 光夫(かめだ みつお) 23歳

ネオプロペラ団の自称リーダーで、パワポケを復活させた張本人。
智美に想いを抱いていたが、彼女が本当に好きなのはパワポケであって、
自分はただの当て馬に過ぎないということに気づき、
プロペラ団に資料として保管されていたパワポケの脳を奪って唐沢博士と共に脱走し、ネオプロペラ団を設立した。
ある謎の声によりダークリングを手に入れて「適合者」となる。
パワポケが記憶を取り戻そうとしている間に、3の害悪キャラ(おばちゃん(3)・チンピラ・荒井三兄弟)と組んで
3のプレイヤーたちを交通事故などで苦しめて負の感情を集め、ダークリングの力を増幅させる。
ネオプロペラ団の運営やくだらない浪費のためにパワポケからお金をひたすら搾取し、何かと暴言を吐くなど、
『1オリジン』の時に比べ性格はかなり歪んでいるほか、
様々な行状や言動からパワポケに対して屈折した感情を抱えていることがうかがえる。
彼のこの行為が大宮由佳里が死んでしまう原因にもなることになるため、非道な人間と言える。
所謂自分が悪だと気づいていない最もドス黒い悪。
この上記の振舞いから彼に好感を持たないプレイヤーも多く、
攻略本では「親友とは言い難い忌むべきキャラクター」という謳い文句が付いている。
プロペラ島崩壊後は、「元プロペラ団の連中を集めればネオプロペラ団こそが、
オイラが世界のスポーツを支配するのでやんす!」と暴露し、
それを聞いたパワポケに「お前に苦しめられたプレイヤーのみんなのためにもお前をぶっ倒す!」と宣言され、
マスターリングとダークマスターリングといったマスターアイテムの適合者同士の激闘を展開する。
パワポケから巻き上げた金で自作した等身大ガンダーロボに乗りパワポケと対決するが敗北。
ガンダーロボが負けた後、ダークマスターリングの力を覚醒させてパワポケに再度戦いを挑む。
パワポケに負けた後は命乞いをしてマスターリングの力を分けてもらって命拾いしたが、
自分こそがネオプロペラ団のボスであるという自身の矜持を守るため、
恩を仇で返す形で背を向けて去ろうとするパワポケに追撃のエネルギー波を放つ。
しかしパワポケの怒りの一撃によって押し返され、完全に敗北した。

唐沢 博士(からさわ ひろし)

亀田と共にパワポケを復活させた科学者。
ダイジョーブ博士をして“天才”と言わしめる程の技術と広い知識を持ち、
PX-001ことたかゆきを製作したのも彼である。
最後には後にプロペラ団工作員風の謎の工作員に暗殺された。

火星オクトパス

垣内 善冶(かきうち ぜんじ)

ひょんなことから火星の土地を手に入れたため、
火星の開拓を目的にしている会社「火星カンパニー」の社長であり、
パワポケたちが所属する事になるチーム「火星オクトパス」の監督でもある。
ヤクザを彷彿とさせる物騒な言動が多いが、夢を追いかけることに全力を尽くす熱い性格で、
パワポケたちや社員からも信頼されている。最初は大会の賞金目的で野球をやっていたが、
だんだんと野球好きになる。『6』でも裏野球大会に火星オクトパスを率いて出場している。
なお、物語で名前を「垣原」、「垣岡」と誤表記されている。

火星カンパニー社員(かせいカンパニーしゃいん)

火星カンパニーの社員で、主人公のチームメイトとなる選手たち。
帽子にスーツにサングラスと全員同じ格好だが、これは相手の威圧や団結力の誇示など
様々な理由があり同じ格好をしているとのこと。垣内同様、だんだんと野球にハマっていく。
作中で登場する名前付きの社員は品川、福田、巴川、ピンスケ(チームでは「三野」として登録)の4人。

アルベルト・安生・アズナブル(アルベルト・あんじょう・アズナブル)

シリーズ常連の怪しい外人。かつて教師をしていたため、パワポケと亀田とは面識がある。
火星オクトパスの4番を務めているが、垣内曰く「アンヌのおまけ」であり、
試合前に牛乳の飲み過ぎで腹を下したり、ドームの照明が落ちてきて怪我するなど、
なんだかんだで毎回ベンチ入りで、結局試合に出ることは無かった。
連続イベントでは度々トラックに撥ねられるが、何事もなかったかのように振る舞う。
アレンジチームでは選手として登録されており、試合で起用することが可能。
マイナス特殊能力が多い反面、元大リーガーらしく基本能力は非常に高い優秀な選手となっている。

アンヌ・安生・アズナブル(アンヌ・あんじょう・アズナブル)

アルベルトの妹。元AAAの女投手。
勝気な性格だがアルベルトとは比べものにならないくらいまとも。火星オクトパスのエース。
非常に頭がいいが「教科書と先生が悪かった」ためにかなり男勝りで乱暴な日本語を使う。
いつも兄に心配されている。亀田がケンカを売るたび、いつも返り討ちにしている。
鋼が加わると場合によっては自分が用無しだと落ち込むイベントもあるが、
その際の選択肢によっては強化される。

仲間

PX-001(ピーエックスゼロゼロワン)/たかゆき

プロペラ団製のロボット。性能は高いが外見が嫌われ、地下のロボット工場で肉体労働をさせられていた。
「~ガンス」という口調で話していたが、パワポケの仲間になった後は人間を自称し、
普通に喋る。サイボーグであるパワポケに嫉妬しており、ロボット扱いされることを極端に嫌う。
パワポケよりも早く唐沢博士に製作されたため、パワポケに対しては兄貴風を吹かせる。
ミニゲームは「GOGO ランラン」。このゲームに負けると、亀田からしばらくの期間「負け犬」と呼ばれる。
仲間にしていないと最後の試合で相手チームが強化される。以降の作品でも頻繁に登場。

立花 ボボ(たちばな ボボ)

行き倒れていたところをプロペラ団に拾われ改造されたバッタの改造人間。
組織の金を使い込んでゾンビの実用化を目論んでいたがパワポケに阻止され、チームに加わる。
バッタとは遺伝子レベルで融合させられているので、体は緑色で、ダメージを受けた際には口から黒い液体を吐く。
プロペラ団の幹部の一人が「改造人間1号はバッタでやんす」と発言したことにより、この姿になってしまった。
本人曰く元々は美形でエース兼4番だったらしい。
仲間にしないと最後の試合に敵として加わる。ミニゲームは「わくわくゾンビゲーム」。

ネロ 23歳

プロペラ団の傘下にあった聖皇学園の元四番。
怪力の持ち主だが、容姿と頭が悪いためにプロ入りさせてもらえず、廃工場で使われていた。
知能は幼いが、野球が大好きで根は純粋な心の持ち主。
ミニゲームは「ちゅーちゅービックリネズミ」。仲間にしないと敵側チームの4番になり、強化されてしまう。
ルートによっては鋼と共にメジャーリーグを目指す様子が描かれたエンディングを見ることができる。

服部 国男(はっとり くにお)

「フラップ教団」というインチキ新興宗教の教祖。
体育会系の信者を騙していたが、パワポケにインチキを見破られる。
かつては野球選手だったが、不正行為がバレて球界を追い出された過去がある。
登録名は「教祖」だが、小説に関するイベントをすべてこなすと小説家となり、
登録名が「小説家」に変わり、全方向の球種を使う投手にパワーアップする。
ミニゲームは「ドッキリスプーンまげまげ」。
なお、仲間にしないまま最後の試合を迎えると、教祖の妨害工作を受ける。

倉刈 仁志(くらがり ひとし) 37歳

元モグラーズ選手。プロペラ団に反発して球界を去り、
現在は平山の草野球チームの助っ人をしている。
奥さんには逃げられたらしい。パワポケと娘の日出子からの説得で、助っ人としてチームに参加する。
加入以後も過去を吹っ切れずにいたが、パワポケに叱咤激励され、
再び日本一の野球選手を目指す。その後の作品にも頻繁に登場。

ドミオ・バンデラス/メカドミオ 33歳

元モグラーズ選手。倉刈と同様の理由で球界を去っていたが、そのまま日本にいたままだったらしい。
妙に明るい性格も相変わらず。倉刈がいると登場することがあり、「メカドミオ」としてサイボーグ化するとパワーアップ。

冬野 枯夫(ふゆの かれお) 23歳

元白鳥学園キャプテン。『1』で登場し、『2』でも選手として名前のみ登場。
ランダムイベントで登場して練習の様子を見ており、
元プロ野球選手という点をアピールしつつ仲間にしてくれとパワポケに頼み込んでくる。
このとき、断り方が悪いとトラックでパワポケを轢きに来る。
仲間にした場合、パワポケのために「ウルトラ予備電池」
「自爆装置(推進装置と自動誘導装置付き)」「原子力発電」などの様々なパーツを作り
数々のマイナスイベントを引き起こすが、最後には貴重なパーツである「威圧感」をくれる
(しかし、人の良さが低いと騙されたことになり、マイナスパーツになってしまう)。
選手としての能力は相変わらず低い。

鋼 毅(はがね つよし) 23歳

プロペラ団の傘下にあった大東亜学園の元キャプテン。
150キロ超えの速球を持つ本格派投手であるが、野手としてもクリーンナップレベル。
時代がかった古風な口調で喋る。プロペラ団とは縁を切ったらしく、
パワポケがプロペラ団と戦おうとしているのを聞き、助っ人として加わる。
物語の展開によってはチームから去ることもある。ネロとは以前から知り合い。
プロペラ団に加担していた罪悪感からプロ入りは諦めているが、
野球への情熱は決して絶やさない熱血漢。

プロペラ団

Mr.リッチモンド(ミスターリッチモンド)

プロペラ団の総帥。通称「ビックボス」。
全ての娯楽スポーツの支配を目指しており、たった一つの例外をも認めない頑固者。
若いころに戦争があって好きなスポーツができなかった怒りをプロペラ団の活動に昇華。
末期にはスポーツを守るという本来の目的を見失って組織を迷走させた。
智美を頼りにしているが全幅の信頼は置いていない模様。
最後は自らのプロペラ島の資金を捨てきれず、
プロペラ島と運命を共にする事を選び部下のイワノフからも見捨てられ
プロペラ島と運命を共にして文字通り「金の亡者」となった。

四路 智美(よみち さとみ) 23歳

プロペラ団日本支部長にしてパワポケの同級生。
死んでしまったパワポケに割り切れない思いを抱いていた。
ビッグボスのことを快く思っておらず、「ジジイ」や「金の亡者」などろくな呼び方をしていなかった。

小林 安男(こばやし やすお)

プロペラ団日本支部の幹部。55号というコードネームを持つ。
元プロ野球のスカウトで、傲慢なプロ選手に嫌気がさしてプロペラ団に入ったが、
最近は組織の在り方に疑問を抱いている。前2作にも登場。

イワノフ

裏社会のSP。プロペラ団本部でMr.リッチモンドの側近を務める男。
サングラスを掛けた金髪で体格が良いのが特徴。その一方で小心者の一面があり、
何よりも自分の命が大切な模様。Mr.リッチモンドに忠誠を誓っていたが、
パワポケがプロペラ島の自爆スイッチを作動した際はMr.リッチモンドが
自らのプロペラ島の資金を捨てきれず、プロペラ島と運命を共にする事を選んだ事に対し、
イワノフはMr.リッチモンド共々プロペラ島で運命を共にするどころか
自分の命惜しさにMr.リッチモンドを裏切り、プロペラ団壊滅後も生き残った。

プロペラ団工作員(プロペラだんこうさくいん)

プロペラ団の工作員。真っ黒の服に赤いマフラー、
頭にプロペラを乗せ、Pというマークをつけた服が目印。
ほとんどのプロペラ団工作員は善意のボランティアで、
そもそもはスポーツ界を良くしようと思った者が多いらしい。

その他

唐沢 ヒナコ(からさわ ヒナコ)

唐沢博士の娘。優しい性格で、家事が大好き。彼女には大きな秘密がある。
その正体はパワポケと同じサイボーグ。見た目は完璧に人間でも腕を着脱できるなど、
普通の身体ではない。母親は唐沢博士と同じ科学者であり、
30年前の彼女の実験事故によってヒナコは身体の半分以上を失った。
博士はヒナコを生命維持装置で眠らせ、いつか医学が進歩して娘を助けられる日まで待っていた。
その前にヒナコの身体が壊れ始め、博士は未来人から提供された技術とプロペラ団の最新設備により、
ヒナコをサイボーグとして甦らせたのである。亀田はヒナコの事情を把握していたが、
パワポケのために彼女の正体を黙っていたらしいが、パワポケも付き合う内にうすうす感じてはいたらしい。
サイボーグであることを本人から聞いても好きな気持ちを変えなかったパワポケに、
彼女は3年目にパワポケの活躍を間近で見たいとプロペラ大会に同行する。
しかしプロペラ島の爆発騒動の中、パワポケを身を呈して守ったためにビックボスに頭を撃たれてしまう。
エピローグにて唐沢博士の手によりパワポケとともに人間に戻れることがわかるも、
頭を撃たれた影響で記憶が白紙の状態となってしまい、
30年前の実験的にバックアップされた記憶データは流し込まれるものの、
自分がサイボーグであったこと、パワポケとの3年間の思い出がなかったことになってしまう。
そしてヒナコは30年前の頃の記憶だけ持って目を覚ます。
しかし、パワポケの名前だけは覚えていた。その後パワポケと一から交際し、結婚した。
教会で結婚式を挙げたが、同時にその日から行方不明となってしまった父のことを心配していた。

木岡(きおか)

垣内の腐れ縁であり、「社長」よりも「組長」の呼び名がよく似合う人物。
火星オクトパスのライバルチーム「ラッキーフラワーズ」で毎年試合を挑んでくる。
最初はプロペラ団の賞金目的で野球をやっていたが、野球好きになる。

外藤 侠二(がいどう きょうじ) 24歳

パワポケの高校時代の先輩。パワポケの嘘を即座に見抜き、
死んでいたが復活したという事情を知るがサイボーグであることは知らない。
記憶喪失になったパワポケの面倒を色々と見てくれる。
たこ焼き屋になったことは第1作で明かされていたが、
今作ではバイト先としても登場する。この仕事をすると若干記憶が戻る。

平山 紀之(ひらやま のりゆき) 23歳

パワポケの高校時代の同級生。現在は実家の酒屋で働いている。
高校をうろつくと登場し、極亜久高校が廃校になったことを教えてくれる。
パワポケが生き返ったことは知らされていない。サクセス内ではチームに加わらないが、
アレンジチームでは火星オクトパスの投手として登録されている。

三鷹 光一(みたか こういち)

パワポケの高校時代の同級生。プロペラモグラーズの選手となっていたが、
プロペラ団を批判したため、ケガで1シーズンを棒に振ることとなった。
『5』でも他プロ球団の投手として登場している。

犬(いぬ)

野良犬。唐沢博士に目を付けられてサイボーグにされそうになり、
イベントの展開次第ではトラックに轢かれてサイボーグにされてしまう。

大宮 由佳里(おおみや ゆかり)

野球好きな女子小学生。たかしとまさる共々野球好きで親友。
常に公園でたかしとまさると野球をしており、公園に訪れたパワポケと出会うことになる。
野球好きな仲として意気投合するが、その中でパワポケは彼女が酷い頭痛の持病を知る。
そしてある日を境に公園で野球する姿を見かけなくなってしまう。
後に病院で偶然、パワポケとの再会を果たすが、彼女の持病はだんだんと重くなり始めていた。
パワポケは彼女のために見舞いに訪れるものの、症状は悪化を続け、ついには彼女の命の危険に迫ってしまう。
彼女を救うには手術のために300万円という膨大な額が必要であり、
パワポケはそれを負担するためにどうしても由佳里を救いたいという思いでマスターリングに300万円を願う。
その後すぐに病院に手術代を全部渡し、彼女の手術は無事成功して後に退院。
EDにて元気に野球をする姿がまた見られる。

たかし

帽子を被っている野球好きの少年。大宮由佳里の友人。
序盤の定期イベントでまさると共に「モグラーズはひっかけだよな」と
プロ野球界のヤラセを見抜いており、そのことをパワポケに教える。『6』でも登場する。

まさる

たかしと同じく野球好きの少年で大宮由佳里の友人。「~でしゅ」と喋る。

来図 枢由(きず すうゆ)

プロペラ島大会の対戦相手「ドリームドルフィンズ」の監督。
ビジネスに失敗しており、株と外車を転がす優雅な生活に戻ることを夢見ている。
パワポケからは「山師」扱いされる。名前はセガのゲーム開発者のアナグラム。

フラップ教団の信者

服部が教祖を務める「フラップ教団」の信者。モブなので全員同じ外見。

ゾンビ

立花が病院で実用化を目指していたゾンビ。
立花曰く「球場の作業員や売り子をやらせて人件費を節約するつもりだった」とのこと。

吐き気を催す存在

亀田 光夫

ネオプロペラ団を参照

おばちゃん(3)

初期シリーズ常連のおばさん。本作ではパワポケをゴミの分別に付き合わせたり、
パワポケに水をかけてショートさせたりと吐き気を催す存在。
荒井紀香同様、「ショート」して死亡なんてこともあるため、数々のプレイヤーから恨みを買っている。
そのため、亀田と組んで3のプレイヤーたちへの嫌がらせ行為を繰り返す。
怒りのパワポケに亀田とともに天焦がす滅亡の光で存在を消された。

チンピラ

街でパワポケから金を巻き上げようとする若者。
サイボーグのパワポケを再起不能寸前まで追い込んでくる。
場合によってはゲームオーバーもありうるため、吐き気を催す邪悪な存在。
対人ミサイルがある場合はそれを使うことで撃退できる。

荒井三兄弟(あらいさんきょうだい)/荒井 金男(あらい かねお)、荒井 銀次(あらい ぎんじ)、荒井 晴男(あらい ぱるお) 23歳

シリーズの常連キャラクター。本作でもモグラーズの球団職員として働いている。
ランダムイベントで登場し、パワポケの記憶が戻る助けとなるが、
わけのわからないことばかりしてストレスも溜まる。
最終的にはパワポケがサイボーグであることを知り、
パワポケの腹の中にキムチを入れてショートさせる(この時、パーツも1つ破壊される)
吐き気を催す邪悪な存在のため、数々のプレイヤーから恨みを買っている。
そのため、亀田と組んで3のプレイヤーたちへの嫌がらせ行為を繰り返す。
最後は怒りのパワポケの天焦がす滅亡の光を食らって吹っ飛ばされた。

荒井 紀香(あらい のりか)

パワポケの夢の中のみにランダムイベントで登場。
紀香が夢に現れるイベントが発生すると記憶は戻るが大幅にストレスが増加する。
特に「ショート」になったとき、ストレスで暴れる→「ショート」で
エネルギーが切れて死亡といった最悪な事が起きるため、
数々のプレイヤーから恨みを買っている吐き気を催す邪悪な存在である。

用語集

ネオプロペラ団

亀田光夫が唐沢博士と共に作り上げた、打倒プロペラ団を目指す組織。
構成員は前述の2人と唐沢が蘇らせた主人公を含む3人。資金が常に不足しているため、
パワポケのアルバイト代や火星オクトパスからの報酬で活動している。
本部はボロアパートの一室であり、唐沢の様々な実験器具が所狭しと並んでいる。

火星カンパニー

垣内善治が火星の土地を手に入れたことから、火星に行くことを目的に活動する企業。
プロペラ団の主催する大会で賞金を得るために社員で野球チーム火星オクトパス
構成している。社員は全員帽子にサングラス、スーツに髭の生やし方まで全て同じ格好なために
主人公も見分けがつかないらしい。一見すると柄の悪いチンピラばかりだが、
社長と似て人情に厚く野球にも真剣な者が多い。

プロペラ団

『1』『2』にも登場した世界最大のプロモーター企業。ボスはMr.リッチモンド。
本部はアメリカにある。世界中に支部を持ち規模の拡大を続けているが、
それ故に資金不足に陥っており、組織の財政は破綻寸前と言われている。
鋼曰く「死病の鯨」。この組織は、ボスを倒しても別の人物がボスになり、
本部を潰しても別の場所に本部が出来るだけで、そう簡単に壊滅できない組織だが、
この組織が生き延びるには、資金が絶対的に必要となっているため、
毎年12月に行われるプロペラ島の裏野球大会が必要不可欠で、
その島が消滅すると組織は完全に崩壊することになる。
元々は世界の娯楽スポーツを健全に保つことを目的とした善良でまともな組織だったが、
その中に眠る利権や暴力に対抗するために利権を上回る利権、
暴力を上回る暴力を追求し続けた結果、悪の組織へと変貌していった。
太平洋の真ん中にあるプロペラ島と呼ばれる人工島で毎年12月に裏野球大会を開催しており、多くの草野球チームが莫大な賞金を求めて集まり、プロペラ団は「プロペラデストロイヤーズ」というチームで出場し、負けは絶対に許されないとされており、大会はプロペラ団が必ず優勝を果たしていたが、第3章で「火星オクトパス」に敗れ、優勝を逃してしまった。
サイボーグ技術を始め数々のオーバーテクノロジーを所有しているが、
本作でネオプロペラ団の活躍と世界中でのプロペラ団の混乱により組織は崩壊する後、
サイボーグ技術などのオーバーテクノロジーと組織の規模は『4』以降登場する
「大神グループ」(後期作品では「オオガミ」)引き継がれ、
シリーズ全体に影響を与え続けることになる。なお、それらのオーバーテクノロジーの
本来の所有者と真の目的は後期の作品で明らかにされる。

マスターリング

謎の声がパワポケに与えた正の力を持つ謎の腕輪。
勇気・友情・知識・愛・純真・誠実・希望・光が力の源。

ダークマスターリング

謎の声が亀田光夫に与えた負の力を持つ謎の腕輪。
人々やパワポケプレイヤーの抱く憎しみ・怒り・悲しみ・恐怖など、
負の感情を吸ってパワーアップする。
最終更新:2025年01月11日 18:00