あらすじ
めぐみと知り合い、試合と秋キャンプで大活躍して実力が認められ、契約更改を無事に終えたパワポケ。
そして春キャンプ。天才投手にしてオーナーの息子である大神が入団。
パワポケは一軍に上がるためには、北条監督にアピールする必要があると教えられ、
今度は北条監督へのアピールを始める。しかし、この頃から小杉がスランプに陥り成績が急降下。
さらにファンに対して暴力事件を起こし、謹慎処分となってしまい評判を落としていく。
パワポケは試合で大活躍して2年目での自分の存在感を示せるのか?
パワポケはめぐみと初詣に行き、大吉を当てた。
そして春キャンプ天才投手にしてオーナーの息子である大神が入団し、
パワポケはベテランをゴミのように扱われることに不満を抱く水木たちに
それでもみんなで一緒に練習するように励ました。
そして2月2週...パワポケは一軍に上がるためには、
北条監督にアピールする必要があると古沢監督に教えられ、練習をがんばるのだった。
そして3月4週...
古沢監督「おい、パワポケ。いい話があるぞ。」
パワポケ「なんですか、古沢監督。」
古沢監督「おまえ、一軍に昇格だ。」
パワポケ「ええっ?!」
古沢監督「がんばれよ!」
パワポケ「ありがとうございます!
......。俺は、小杉だったときは最初からずっと一軍だったから、
こういう感動は初めてだな。よーし、がんばるぞ!」
一軍に昇格した!
2年目 4月2~3週、パワポケは大神の部屋を訪ねる。
そして4週で野球のために遠くの学校へ行ったと質問した後、差し入れのことを聞き、
大神と一緒に全力で練習をした。
2年目 4月4週 練習後
凡田「小杉選手、3試合連続で初回降板だそうでやんすよ。」
パワポケ「え?」
凡田「スランプなんでやんすかねぇ。」
水木「おいおい、それどころじゃないぞ。さっき入ったニュースだと、
ファンとケンカして相手を殴ったらしいぜ。」
凡田「えっ? それじゃ、しばらくの間 出場停止でやんすかね。」
水木「まあ、最近いい気になって態度が悪かったらしいしな。いい気味だぜ!」
パワポケ「(このままだと小杉のイメージがどんどん悪くなってしまうぞ。
でも、どうしたらいいんだろう?)」
パワポケは練習を重ねたり、ジンライコーチの指導を受けながら変化球のコツをつかんだ。
2年目 5月3週
パワポケ「ヒマだし、大神の部屋にでも行ってみるか。」
(ガチャ)
パワポケ「やあ、おおが...みぃいいいいいいっ?!
か、かかかか会長ぉー!? ど、どーしてここに。」
大神会長「騒々しい奴だな。父親が息子の職場を訪れただけだ。」
パワポケ「は、はぁ....」
凡田「まったく、何の騒ぎでやんす?」
パワポケ「ぼ、凡田君、会長が...会長が来てるんだよ! 今、大神の部屋に!」
凡田「なんと! ...これはオイラの昇給の大チャンスでやんすね。」
パワポケ「へ?! まさか....だめだ! やめとけって!」
凡田「ククク、かつてドリルトーイ会長すら震え上がらせた凡田の賃上げテクニックを見るでやんす。」
(ガチャ)
凡田「会長、お話が...」
(ジロ)
凡田「失礼します でやんす。」
(バタン)
パワポケ「凡田君?」
(バキ!)
凡田「オイラを殺す気でやんすか! あんな威圧感の持ち主に話しかけたら、死んじゃうでやんす!」
パワポケ「あの、それで、どうして俺が殴られるんだい?」
凡田「恐ろしい人物でやんす。もし野球選手だったら全打席敬遠でやんす。」
パワポケ「......ま、いいけど。」
そして...
大神会長「まったく、ウワサどおりのクズどもだな。」
(ピッ)
北条監督「はい、北条です。」
大神会長「あー、北条君か。」
北条監督「あ、会長!?」
大神会長「モグラーズの寮にいるベテランと称する役立たず連中をまとめて切りたい。
早急にプランを提出したまえ。」
北条監督「あっ、あのっ?!」
(ピッ!)
2年目 5月4週
凡田「パワポケ君! オイラ一軍に昇格でやんす。」
パワポケ「へえ、良かったじゃないか。」
水木「...ところが、ちょっと妙なんだ。」
パワポケ「え?」
水木「今回、寮に住んでいる二軍選手全員が一軍行きを命じられたんだ。
俺から見て、二軍レベルとしか思えない人間が混ざってる。」
パワポケ「ははは、偶然ですよ。」
そして...
北条監督「今日は、二軍でくすぶっていたお前たちに最後のチャンスを与える。
今日の試合で活躍できなかった者は戦力外だと思ってくれ。
今年の給料は払われるが、今後の練習に参加する必要もないし直ちに寮から出て行ってもらう。」
みんな「.........」
北条監督「あー、ちなみに試合に負けた時は全員が対象だからな。」
そして...
凡田「ムチャクチャでやんす! ひょっとして寮の立て直しでもするんでやんすかね?」
パワポケ「それを否定できないところが恐ろしいな。
とにかく、今日の試合をがんばろう。みんなが活躍すればいいんだから!」
凡田「オイラもがんばるでやんす!」
大神「.........」
そして...
北条監督「ふふふ、これであいつらがボロボロにやられれば...」
パワポケたちは試合で大活躍し、勝利した! そして翌日...
大神会長「「北条監督の奇策ズバリ! 大胆な入れ替えが効を奏す」、か。
ずいぶん、最初の予定とは違うようだな?」
北条監督「こ、これは、言うなれば事故でして...」
大神会長「いやあ、立派なもんだ!
どうだ、このままのチーム構成で行ってみては? 寮のベテランの件は白紙でいい。」
北条監督「はっ、ありがとうございます!」
(バタン)
大神会長「....思ったほどクズでもなかったということか。」
2年目 7月2週
北条監督「おーい、パワポケ。」
パワポケ「はい、なんですか監督。」
北条監督「明日の試合は、うちの最下位脱出がかかった大事な試合だ。お前に期待しているぞ。」
パワポケ「(最下位脱出...? あ、オールスター前の順位か。) はい、まかせてください!」
試合に勝利し、パワポケは活躍した!
北条監督「やれやれ、これで最下位脱出か。...あいつは頼りになるな。」
2年目 8月2週
北条監督「いかん、このままでは今年も最下位だ。
........。そうだ、パワポケだ! あいつを試合でもっと使ってみよう!」
(そして...)
凡田「え、今日もまた先発でやんすか?
最近、パワポケ君は試合でも活躍していてうらやましいでやんす。」
水木「ちぇっ! ちょっと前までは、ダメなやつだと思ってたんだけどな。」
諸星「まったくです!」
(ペナント後半、一軍で存在感を示した!)
一方、小杉は...
小杉「くそっ! あのヤロー、一軍で活躍してやがる!」
(ガシャン!)
塚本「おやおや、ずいぶんとゴキゲンななめのようだな?」
小杉「当たり前だ! アイツが使っているのはオレの体だ!
つまり、オレだってがんばれば一軍に行けていたということになる。」
塚本「ふーん。ま、いいんじゃねえの。お前は野球界のスターだ。
向こうは、どうがんばったってお前みたいにゃなれねえよ。」
小杉「...最近スランプだ。」
塚本「はん?」
小杉「オレの方の成績は、どんどん落ちてるんだよ!
お前にわかるか? 落ち目のスターの惨めさが!」
塚本「(...そのスターの地位も偶然手に入ったもんじゃねえか。)」
小杉「くそっ、こんなことなら...」
塚本「オイ。まさか、体を元に戻そうなんて気になってんじゃないだろうな?」
小杉「う...」
塚本「やめとけ、やめとけ! せっかくの幸運、ドブに捨てる気か?
なんなら、とっとと引退してバラエティーに転向したらどうだ?
今の人気を引き継げるぜ。そうだ、そうしろよ!」
小杉「う、うるさい! オレに指図するな!!」
塚本「ちぇ、わかったよ。」
(バタン!)
小杉「...引退だって? オレは、オレには野球しかないんだよ!!! くそおっ!!!!!」
そして交流を深めためぐみとデート後...
めぐみ「パワポケさん、今日は楽しかったわ。」
パワポケはめぐみに告白した。
パワポケ「めぐみちゃん、ちょっと話があるんだけど?」
めぐみ「なんですか、パワポケさん?」
パワポケ「あの、よかったら、俺と付き合ってくれないかな?」
めぐみ「え!? 付き合うって...?」
パワポケ「めぐみちゃんに、俺の彼女になって欲しいんだ。」
めぐみ「.....。ありがとう、パワポケさん。」
パワポケ「それじゃ、OKなんだね!?」
めぐみ「ごめんなさい...私、すごくうれしいんだけどだめなんです...」
パワポケ「え!? どういうこと?」
めぐみ「わがまま言ってごめんなさい。もう少し、考えさせてください。さようなら...」
(たったったったっ...)
パワポケ「.....。う~ん、まだ早かったのかな...?」
そして、再度交流を深めためぐみとデート後...
めぐみ「パワポケさん、今日は楽しかったわ。」
めぐみがパワポケに突然告白を...
めぐみ「パワポケさん...?」
パワポケ「え? どうしたの、めぐみちゃん?」
めぐみ「私ね、すごく考えたんです...」
パワポケ「何を考えたんだい?」
めぐみ「パワポケさんと私のこと。
私、ずっと前から、パワポケさんのことが好きになってたんです。」
パワポケ「え...!?」
めぐみ「そして、今は前よりももっと好きになりました。
だから、少し前にパワポケさんから告白された時、本当にうれしかったです。」
パワポケ「だったら、どうして...?」
めぐみ「私は、パワポケさんに似合うような女の子じゃないとずっと思ってたから...
ただ、一緒にいられるだけで楽しかったら、少しでも長くこの関係が続けば、
それだけで十分に幸せだと思ってたんです...
でも、パワポケさんに告白されてから少し変われるような気がしてきたんです...」
パワポケ「変われる...? なにが変われるんだい?」
めぐみ「わたし...私自身が、パワポケさんに似合うような女の子に、
少しずつなら変われるような気がしてきたんです。」
パワポケ「そ、そんなたいそうなもんじゃないよ俺は...」
めぐみ「いいんです、私の気持ちの問題だから。だから、私なんかで良かったら...」
パワポケ「それじゃ、少し前の話の返事はOKなんだね?」
めぐみ「はい!」
めぐみが彼女になりました
2年目 9月4週
凡田「今シーズンも、いよいよおしまいでやんすね。」
パワポケ「ああ、今年は後半充実してたな。来年もがんばるぞー!」
2年目 10月4週 秋キャンプ
パワポケ「さあ、秋キャンプだ!」
北条監督「いいか、みんなよく聞け。ボクも来年に勝負をかけたい。
そして、そのためには若い選手にもっとチャンスを与えたい。」
(ジロリ)
パワポケ・凡田「........。」
(そして...)
凡田「ヤ、ヤバイでやんす! さっきの監督の発言は、オイラたちベテランをクビに...」
北条監督「おー、パワポケと凡田。こんなところにいたのか。ちょっと投球練習を見せてくれ。」
パワポケ「は、はいッ!」
パワポケは投球練習で高得点を残した!
北条監督「そこまでだ、もういい! (くそっ! これでは、クビの口実にできん!)」
パワポケ「(どうだ、思い知ったか!)」
その後パワポケは人一倍の練習をこなしたり、めぐみとデートを重ねて交流を深めていった...
2年目 11月4週 契約更改
パワポケ「今日は契約更改だ。来年こそ一軍に定着したいなぁ。」
(そして...)
パワポケ「パワポケです。契約交渉に来ました。」
金男「む~~~~ん。」
パワポケ「どうして、あんたたちがこの場に?」
金男「む~~~~ん。もともとぼくたちはモグラーズの球団職員なんだな~。」
銀次「む~~~~~~ん。契約更改は僕たちのお仕事になったんだな~。」
晴男「む~~~~~~~ん。会長の言うには、「適材適所」なんだな~。」
パワポケ「(くっ、いかにも手強そうだ...)」
金男「む~~~~ん。キミの年俸はコレなんだなぁ~~。」
パワポケ「ん? これって、プロ野球で決まっている最低レベルの給料じゃないか!」
銀次「む~~~~ん? それがイヤなら、自由契約なんだなぁ~~。」
パワポケ「あ、いや、それは...その...」
(そして...)
パワポケ「.......。結局、最低の年俸でサインか。まあ、交渉材料もないからなぁ。
くそー! 来年は文句のつけようがないくらい活躍して、給料たっぷりもらうぞ!」
第二章クリア!
第三章へ続く...
最終更新:2023年04月06日 15:03