大神モグラーズ編 THE ORIGIN 第三章 大団円?(後編)

あらすじ

試合に連勝して6年ぶりの単独首位となったモグラーズ。
そしてファミレス店長からめぐみを救い出し、誕生祝いとして野球超人伝をもらったパワポケ。
後はリーグ優勝と日本シリーズを残すのみ! パワポケはリーグ優勝を果たし、
日本シリーズで小杉に勝利することができるのか? 今、最終決戦の時を迎えようとしている...

パワポケはケガが急速に完全回復し、チームに合流した。
次の週、ジンライコーチに話を聞きに行く。

ジンライコーチ「来たな。では修行を始めよう。」

ジンライコーチと練習後...

パワポケ「あの、コーチ...」
ジンライコーチ「約束は果たす。」
パワポケ「え?」
ジンライコーチ「「お前がその心づもりならば私も力を貸す」前にそう言った。
約束は果たす。だから今は何も聞くな。」
パワポケ「...」

3年目 9月1週 試合

モグラーズ、連勝! 6年ぶりの優勝か?!

北条監督「いいか、みんな! 今日は2位のチームと直接対決だ。
これに勝てば、ほぼ優勝決定だ! 気合を入れていけ!」

みんな「オオーッ!!!」

そしてパワポケは試合に勝利した!

今田「えーっと...あれ? このままだと優勝しちゃうよ、おい。
俺は夢でも見ているのか?! ...まあ、夢でもいいか。モグラーズ、バンザーイ!!」

(つるっ!)
(ごろごろごろ...)

パワポケ「もう優勝したかのようなさわぎだな。あそこなんて、特に...?」
凡田「興奮したファンが、グラウンドに落ちて大ケガしたらしいでやんす。」
パワポケ「......」

次の週、小杉と塚本は...

塚本「おい、小杉! お前、俺がおぜんだてしたTVの仕事、すっぽかしただろ?
困るじゃねえか、そんなことされちゃあ!」

(バキッ!)

小杉「うるさい! オレの人生は最高に充実してるんだ。今は練習の時間がわずかでも惜しい。」
塚本「...なに、熱血してやがる。そもそも、お前の能力は偶然手に入れた他人のものだろうが。」
小杉「そうさ。だからこそオレは野球でヤツに勝って、本当の小杉になるんだよ。」
塚本「じゃあ、負けたら体を返すのかよ?」
小杉「オレは負けない!」
塚本「けっ、つきあってらんねーな。」

(バタン!)

3年目 10月1週

パワポケは黒野博士に会いに研究所に行った。

パワポケ「あ...あれ? 博士、何をしているんです?」
黒野博士「おお、キミか。?...見てわからんかね。引っ越しの準備じゃよ。
研究が発展して、今の場所ではちょっと狭いんでな。」
パワポケ「えっと、引っ越し先はどこなんです。」
黒野博士「いや、秘密基地じゃから...」
パワポケ「へ?」
黒野博士「あー、イヤ、ゴホン。とにかく秘密なのじゃ。」
パワポケ「そんなの困りますよ! 俺の問題は解決してないのに。」
黒野博士「あー! そういえば、そうじゃったな。
まあ、会いたくなったら、新聞の3行広告でも出してくれればよい。」
パワポケ「......」
黒野博士「ま、お前さんはいろいろと研究に協力してくれたことじゃし、
これは、わしからのプレゼントじゃ。」

(ドサッ!)

パワポケ「...これって、引っ越しで持って行けなくなったものなのでは?」
黒野博士「何を言う! 高価なものもたくさんあるじゃろ。」
パワポケ「まあ、そうみたいですね。」
黒野博士「そう思ったから、ワシも捨てるぐらいならお前さんにと...」
パワポケ「(やっぱり、そうなんじゃないか。)」

『パワビタD』を手に入れた!
『?ビデオ』を手に入れた!
『特効薬』を手に入れた!
『お香』を手に入れた!
『スーパーパワビタD』を手に入れた!
『怪しい薬』を手に入れた!
『人口精霊』を手に入れた!

リーグ優勝決定戦

モグラーズ優勝目前で連敗! ついに最終日に優勝決定戦!!

北条監督「いいか、みんな! 引き分けだと優勝できないんだ!
今日はなにがなんでも勝て! どんなヒキョウな手を使っても勝て!
ルールを変えても勝て! 子供を質に入れても勝て! たとえ負けても、勝つんだぁあ!」
パワポケ「(...大丈夫か、この監督。)」

モグラーズVSライオンズ

ヒント
猪狩はパワーヒッターを持っている! ホームランを打たれないように注意!
戸井は足が速く、アベレージヒッターを持つ! 内野安打と強いヒット性に気をつけろ!

パワポケは猪狩と戸井の強力打線を抑え込み、そして勝利した!
モグラーズはついにリーグ優勝を果たした!

今田「勝った! 勝ったぞ! これで、優勝だーーーーーっ!」

(つるっ!)
(ごろごろごろ...)

今田「ち、ちっとも痛くなーい!!」
パワポケ「優勝だ、優勝だ!」
凡田「やったでやんす!!」

次の週

小杉「モグラーズが優勝か。くくく、そうこなくっちゃあな。
...待っていろよ、パワポケめ。オレが直接叩きのめしてやる。」
凡田「さあ、次は日本シリーズでやんすね。」
パワポケ「相手はジャイアンツか。(...小杉のいるところだな。) 凡田君!」
凡田「な、なんでやんす?!」
パワポケ「日本シリーズは絶対に勝つぞ。なにがなんでも、勝つんだ!!」

3年目 10月3週

パワポケはジンライコーチに最後の修行をすると言われて神社にいる。

パワポケ「遅いな、ジンライコーチ。最後の修行をするから来いって言ってたのに。」

(シュタッ!)

ジンライコーチ「待たせたな。では修行を始めよう。...なにか聞きたそうだな?」
パワポケ「前から聞こうと思ってたんですが、なぜ忍者のあなたが野球のコーチを?」
ジンライコーチ「それは...、新聞広告で募集していたからだ。」
パワポケ「はぁ?!」
ジンライコーチ「能力重視で年齢、性別、
過去の経歴は一切不問な所など、いまどき貴重...ん? どうした?」
パワポケ「いろいろ気に病んでいた自分が、バカバカしくなりました。」
ジンライコーチ「もう質問はないな。」
パワポケ「で、俺は何をすればいいんでしょう?」
ジンライコーチ「まずは座れ。じっとしていろよ。」

(ギュッ!)

パワポケ「あの、これってなんとか固めっているプロレス技ですよね。」
ジンライコーチ「ちがう。忍者整体だ。」

(メキメキ、カクン!)

パワポケ「アウッ、今すごくイヤな音が...」
ジンライコーチ「騒ぐな、既にお前の両肩の関節は外れている。無理に動くと二度と戻らんぞ。」
パワポケ「うそっ! もどして! もどしてぇ!」
ジンライコーチ「よし、次。外せる関節は全部外すからな。」
パワポケ「うわ、それダメ! 「キャメルクラッチ」はダメ!」

(ギ、ギブ、ギブ...あひいいいい!!)

ジンライコーチ「どうだ、生まれ変わった気分だろう。
これでお前の体は見違えるように軽くなったはずだ。」
パワポケ「し、死ぬかと思った。」
ジンライコーチ「ムッ!! (4人...いや5人か。いよいよ本気でつぶしに来る気か。)」
パワポケ「どうかしたんですかコーチ?」
ジンライコーチ「私の戦いに、
球団やお前を巻き込むわけにはいかないからな。悪く思うなよパワポケ。」
パワポケ「えっ?」

(ドスッ!)

...(バタッ)

(パワポケよ。私はお前の可能性と行く末を近くで見ていたかったのだ。
そのために我が身を危険にさらす事になってしまったがな。
お前はそれだけの価値がある男だ。だが、どうやら潮時だ。
もう生きて会うことはあるまい、さらばだ。)

パワポケ「......はっ! あれ、なんだここは?
クサイ! 息が苦しい! 体が動かない! わあああ、誰か助けて!」

(ゴト ゴト ゴト)

凡田「はて? ゴミバケツが動いてるでやんすね。」

(パカッ!)

凡田「わあぁ! パワポケ君! なにやってるでやんすか!」
パワポケ「えっ、あれ?」

(翌日...)

パワポケ「ジンライコーチ、辞めちゃったんですか?」
手久野コーチ「昨日、辞表だけ郵送されてきてな、本人は姿を見せずだそうだ。」
鬼鮫コーチ「日本シリーズ前だというのに、
無責任にもホドがある。とんだインチキ忍者野郎だったな!」
パワポケ「...」

そして日本シリーズ...

日本シリーズ開幕! 日本一の座をかけて、ジャイアンツとモグラーズ激突!

凡田「この新聞、見てみるでやんす。」
パワポケ「「球界のエリート小杉と、苦労人パワポケとの対決に注目!」だって?」
凡田「ま、あっちは最近スランプだったでやんすけど、
挫折を知らずにスターになったでやんすからね。オイラたちから見れば、うらやましいかぎりでやんす。」
パワポケ「......そうか。俺はたったの3年だが、アイツは10年以上苦労してたんだな。」

パワポケは小杉に勝負を挑む...

小杉「.......ようやく、直接対決だな。」
パワポケ「ああ、ここまで長かった。
何もかも奪われた俺が、お前と同じこの場所に来るまで本当に長かった。」
小杉「お前の動機は、ただの復讐だろう? お前が、その体でこの場所に立っていることが、
オレの価値すべてを否定しているんだ。どんなに憎んでも、憎み足りないね。」
パワポケ「...決着をつけよう。お互いの過去と、野球の才能すべてをかけて!」
小杉「貴様なんぞに負けられるか! このエリート野郎!」

モグラーズVSジャイアンツ

ヒント
小杉は長打力が高く、パワーヒッターを持つ! ホームランを打たれないように注意!

パワポケと小杉は一進一退の攻防を繰り広げた。そして...

9回表

モグラーズ:5
ジャイアンツ:4

パワポケ「俺は3年前はクビになりかけの選手だったが、今はもう違う!」
小杉「そりゃあここまで這い上がってきた分、少しは手応えがあってくれないとな!」

そしてツーストライク...

パワポケ「フォークボール!」
小杉「ふん!」

(カキーン!)
(ファール!)

小杉「ちっ、打球がそれたか。」
パワポケ「行くぞ、小杉! これが俺のジャイロボールだ!!」
小杉「勝負だ!!」

パワポケの全力のジャイロボール!!

(ズバーーーン!!)
(ストライク! バッターアウト!! ゲームセット!!)

(今、日本一が決定しました! 今年のペナントレースの日本一は...大神モグラーズです!!
そして、本日のヒーローはパワポケ選手!)

パワポケ「やったぞ! 日本一だ!!」
小杉「...ばかな! ほんとに終わったのか! 全力をかけたのに、負けた!
せっかくスターの選手として球界に復帰できたのによ!
もう...! オレ様の天下は終わりかよ! ...そりゃないぜ!」

モグラーズは日本一を果たした!

パワポケ「勝ったか! .......」
凡田「あれ、どうしたんでやんす? 勝ったんでやんすよ? 日本一なんでやんすよ!?」
パワポケ「うん...なんだか実感がわかなくてさ。」
凡田「ほほう。
では、オイラからもうひとつ感激のネタを提供でやんす。パワポケ君、MVPでやんす。」
パワポケ「.....は? あの...俺が?!」
凡田「他に誰がいるんでやんす?」

(バタリ)

凡田「ああっ! 気絶なんかしちゃダメでやんす! 表彰式はどうするんでやんす!!」

そのあとビールかけに、TVのインタビュー...大騒ぎのうちに日々が過ぎていった。

小杉「なぜ...なぜ、負けてしまったんだ...オレの野球は...間違ってなんかいないはずなのに。
しょうがないぜ...パワポケ! お前がMVPだ...! ... ... ... ...認めたくねーけど。」
パワポケ「(......ああ。)」

一方、逮捕されたファミレス店長は...

「判決! 被告人に反省の余地なし。よって、死刑に処す。」
元ファミレス店長「なにぃーっ!」

そして死刑開始...

元ファミレス店長「あ、あぁぁぁぁぁぁ........!!!」

死亡した元ファミレス店長は...

閻魔大王「パワポケと星野めぐみを殺害しようとした罪は大きい! 貴様は地獄行きだ!!」

元ファミレス店長の足元に大きな穴が開き...

元ファミレス店長「うわあぁぁーーーーーーーーーーーーーーー..........!!!!」

そして、月日が流れ...

パワポケ「..........」
小杉「よお...探したぜ。」
パワポケ「小杉か。」
小杉「? 本来は、お前が小杉なんだぜ。」
パワポケ「もういいよ。今の俺はパワポケだ。いまさら小杉に戻れと言われても、かえって困る。」
小杉「やれやれ....オレの方は、ちょっと戻りたいかな。
小杉になるときに、いろんなものを切り捨てたからな。」
パワポケ「それは、こっちもそうさ。でも...なんだか慣れちゃったかな。」
小杉「.....オレも、だ。最初は、楽してスターになれてラッキー! と思ったんだが、
結局努力しなきゃダメだったよ。まったく、スターは大変だな。」
パワポケ「おいおい、俺が気楽な生活だったみたいに言うなよ。
クビになりかけの二軍選手からモグラーズの主力選手になるのは大変だったんだぞ!」
小杉「ハハハ、いやすまんな。...来年も、お互いにがんばろう。」
パワポケ「ああ、そうだな。来年も、勝つのは俺だけどな。」
小杉「なにぃー! 1回勝ったぐらいでいい気になるな!」
パワポケ・小杉「あははははははは!」

こうして、俺は小杉と和解した。
奇妙な事件により、体と立場が入れ替わってしまった俺たち。
結局、二人ともこの事実を受け入れ、野球に集中することでこの状況を乗り切った。
過去のことでくよくよするよりもこれから何ができるかが重要なのだろう。
昨日より今日、今日より明日が大切なのだ。
いずれ、小杉だったころがなつかしくなるかもしれないが、
今は、来シーズンのことで頭がいっぱいだ。よーし、来年も日本一だ!

エンディング

俺と小杉は、球界でも有名なライバルになった。
リーグが違うので、直接戦うには日本シリーズに行くしかないが、
お互いの成績は常にチェックしている。小杉め、絶対に負けないぞ!

研究所を爆破して、すべての証拠は闇にほうむった。

黒野博士「立花! たかゆき! これからわれら3人、覇道を行くぞ!」
立花「了解でバッタ!」
たかゆき「おう、まかせるでガンス!」

派手な爆発を背に受けて、あやしい3人組は今日も行く...

カキーン!!

諸星「わぁい、野球って楽しいな。けど、やってるとすぐお腹が減るなぁ。
そうだ、コンビニで買いこんできたおやつを食べながら練習しよう!
打ったら食べる、打つ食う、打つ食う、打つ食う...
あっ、先輩。あとで、この辺のゴミを片付けてくださいね。」

ジンライコーチがその後どうしているのかはわからない。
ニュースで球場の照明塔やスコアボードの上を数人の黒い人影が駆け回る映像が
取り上げられたことがあるが、あれがきっとジンライコーチなのだ。
今でもどこかで俺を見てくれている、そう思いたい。

めぐみ「おまたせ、はい、どうぞ。」
パワポケ「あ、うまそ~~。めぐみちゃんの料理はほんとにうまいよ!」

俺はめぐみちゃんと結婚した。
初めて出会ったあの日のように今日もめぐみちゃんは、俺に料理を運んできてくれている。
今は、ファミレスではなく、二人で暮らすこの部屋で...

出演

モグラーズ

パワポケ(5表主人公)
凡田 大介
水木 卓
馬井 遊二
諸星 須賀男
斎藤 勇
大神 博之

古沢 小一郎
北条 洋平
鬼鮫 清次
手久野 正巳
迅雷 隼人
大神 美智男

荒井 金男
荒井 銀次
荒井 晴男

邪心に満ちた存在

ファミレス店長

その他

浅上 綾華
白木 恵理
星野 めぐみ

今田 勝蔵

黒野 鉄斎
立花 ボボ
たかゆき

大谷 健

小杉 優作
塚本 甚八


ここまで見てくれたあなたにはこの選手のパスワードをプレゼント!

名前 個人能力 投手能力 野手能力
パワポケ 背番号:18
投打:左投左打
投法:オーバースロー
打法:ノーマル
ポジション:ピッチャー
作成場所:パワポケ5 表サクセス
球速:160km/h
コントロール:A 255
スタミナ:A 255
変化球
スライダー4
カーブ7
フォーク4
ミートカーソル:A 7
パワー:A 255
走力:A 15
肩力:A 15
守備力:A 15
耐エラー:A 15
特殊能力 オールプラス 安定感 鉄腕
パスワード なけつ ぜひつ むごい ぎぜで ばがげ きふる くでら

ごけゆ ろずず らかだ ろさふ ぎぎこ えうご ぞやけ

おへれ でむく ちゆえ ぐかゆ るんぶ なづい ぎもば


最終更新:2023年04月06日 16:01