ダニエル・ヒラードが失業し、家事もできず子供と遊んでいるだけに耐えかねなかった妻であるミランダ・ヒラードは離婚を宣言し、裁判で週に1度子供に会えないことになった中でダニエルは留守中にミランダが子供の世話をする家政婦募集の新聞広告を目に付け、映画の特殊メイク担当の兄・フランクの手助けで初老婦人であるミセス・ダウトファイア((名前の由来はダニエルがミランダに電話中で一緒に見た新聞記事の「放火の疑い」から))として女装して仕事する中、子供のクリスとリディアに正体をばらされるものの秘密を受け入れ、運悪く放送局社長・ランディとミランダの誕生パーティーがあるレストランが同じでダニエルは自分とダウト2つの姿で変える中、ミランダの恋人・スチュにアレルギーの唐辛子をかけてそのディナーのトラブルで終わらせようとするが、その不祥事によって妻・ミランダに正体をばれてしまう。 裁判所。 そこではダニエルがダウトに変装し騙ったことに対する家庭裁判が開かれていた。 裁判長「弁護士から最後に付け加えたいことはありませんか?」 女弁護士「ありません裁判長」 裁判長「ではヒラードさん、あなたは自分の弁護を自分でしたいことと思いますのでここに発言の機会を与えます」 ダニエルが席を立ち上がる。 ダニエル「私はこの2カ月で立ち直りました。子供と暮らすのにふさわしい居住区を整えました。就職もしました。発送係として働いていました。つまり約束を果しました。ひと月も早く。私のとった行動が異常だったかもしれません。ただ私は子供が生まれた瞬間からもう女に夢中なんです。初めて抱き上げた時からずっと、子供を虜なんですあの子たちは私の命です、毎日会うの禁じられるなんてとても耐えられません。そんなのまるで「息をするな」というのと同じです。「死ね」というのと同じです。生きてはいけません。どんなことでもします。あの子たちと一緒に暮らさせて下さい。ずっと一緒だったんです。あの子たちだって私を必要としてくれるはず。子供を私から奪わないでください。以上です」 ダニエルの長い説得の会話を終えると席を座る。 裁判長「ヒラードさんあなたは見事に60の女性になりすまし人を騙し通しました。たいした演技です。今のあなたのスピーチも感動的、私も胸を打たれました。しかしそれは単にすばらしい才能を持った優秀な俳優の演技であるのにすぎません」 ダニエル「違います。演技じゃない」 裁判長「現実の問題としてこの数カ月間のあなたの生活はとても正常とはおめでたいものでした。そのような人物に遵守な子供をゆだねるのは甚だ不適当と判断せざるとおえません。したがって養育権は母親にあるものとします」 ダニエル「裁判長、そんな」 裁判長「父親には毎週土曜、監視つき面会を許可します」 ダニエル「監視で?」 裁判長「そうです。そこには法定を定めた係員が立ち会います。またヒラードさん、あなたに一度精神鑑定を受けることをお勧めします、この件については1年に再審行います。では閉廷」 変わってミランダの家。 家の中で子供らがトウモロコシをはがす中、ミランダが家政婦募集の電話をしていた。 ミランダ「ローラー、いつになったら届くのよ。ちょっとまって相手は待っているのよ。お願いそうしてじゃまた」 ミランダは電話を切る。 ミランダ「何よみんなそんな暗い顔をして、そのうち何とかなるわ」 子供であるリディア、クリス、ナタリーはミセス・ダウトのような家政婦が来ないことに暗い顔をしてた。 リディ「あのスパゲッティ…」 クリス「ジョークが懐かしい…」 ナタリー「お話聞きたい…」 ミランダ「元気出して大丈夫、次のいい人が見つかるわ」 ナタリー「あの人よりいいのはない」 ミランダ「そうかもしれない、ダウトさんがいた時はほんとによかったわね…帰って来ると家が暖かくなって、ベッドメイクも入浴も、でもあれは嘘よ!全部嘘!嘘だってしょうがないでしょ」 ダウト『ハロー、良い子達』 ミランダ一家はテレビに聞き覚えのある音に気付き、子供らはテレビがある部屋へと行く、テレビにはミセス・ダウトファイアが写っていた。 ダウト『今、絶滅が心配されている動物についての特集なの、絶滅って意味がわかる』 チンパンジーの人形・コバックスがソファーの後ろから現れる。 コバックス『ねえ僕を紹介して』 ダウト『忘れてたわコバックスっていうの挨拶して』 コバックス『じゃあ絶滅って、新しいキャンディ、おもちゃ?』 ダウト『キャンディでも玩具でもないわ、絶滅っていうのはある生き物が地球にいなくなってしまうことなの。』 コバックス『それはないよ』 ダウト『むかついてこない?』 コバックス『じゃあむかつくよ』 ダウト『じゃあおこってやんなさい』 コバックス『ちょっと僕らチンパンジーはどんどん少なくなったらどうすんのよ』 ダウト『そんなのとっくに人間がやってるわよ』 コバックス『猿の惑星だ』 ダウト『ピンポーン』 コバックス『ずいぶんお芝居のない仲間をがいると思って感心して見ちゃったよ』 ダウト『君も出りゃよかったのに』 コバックス『僕なら便利だよ』 ダウト『そうだよ、絶滅無しで出られるわ。今日のテーマは環境問題の話になっちゃうの』 変わってテレビ放送局内。 ランディがレストランで新番組にダニエル起用のディナーの中、ミセス・ダウトファイアの正体がダニエルでその女装の演技力に買われたのかダニエルがダウトとしてテレビ番組に出演していた。 ダウト『あとはどこ行くか知ってるコバックス?』 コバックス『どこ?どこ行くの?』 ダウト『明日素晴らしい旅行に出るの、でもスーツケースはいらないの旅行だから太平洋を越えてどんどん行くと私の生まれた国イギリスに着くのよ』 コバックス『イギリスで生まれたの?』 ダウト『そう、素敵な国よイギリスのこと知ってる』 コバックス『島じゃなかった?』 ダウト『美しくて歴史があって、女王様がいらっしゃるのそれとロイヤルファミリーも』 コバックス『わあ、アトランタみたい』 するとミランダがダニエル(ダウト)のいるスタジオにやってくる。 ダウト『クイーンとかキングとか』 コバックス『別れちゃったの?』 ダウト『あああれは隠しカメラと盗聴器のせいね』 ダンディ社長はダウトに扮したダニエルの演技に笑顔になる。 ダウト『問題、イギリスは何語でしょうか』 コバックス『パキスタン語』 ダウト『それイギリスにはパキスタン人がいるけど正解は明日の楽しみにしましょう。お別れのキスはコバックス?』 コバックス『理解してあげる』 ダウト『うれしいわ』 コバックス『ほっぺ』 ダウト『ありがとう…こらーまって、悪戯は…もうー!。それじゃあみんなまた明日ねバイバイ』 スタッフ「カット、はいOKですお疲れさま」 番組の収録が終わるとダウト(ダニエル)は立ち上がる。 スタッフ「どうもありがとう」 ダウト(ダニエル)「どうも」 ランディ「おい、やったぞ。ついに視聴率ナンバーワンだ。ああデトロイド、シカゴからの引き合いが殺到、これにロサンゼルスも話しが来た」 ミランダ「ダニエル…ダニエル」 ダウト(ダニエル)はミランダの呼びかけられ振り向く。 ダウト(ダニエル)「ミランダ」 ミランダ「お話しできる」 ダウト(ダニエル)「いいよ、着替えるから待って」 誰もいなくなったスタジオ。 ミランダが撮影セットの椅子に座る中、ダニエルがやってくる。 ダニエル「ダウトファイヤーアディオス。風通しが良くていい部屋だ、話しってなんだい?」 ミランダ「番組大成功ねおめでとう。」 ダニエル「ありがとう、演技は大変だけどね」 ミランダ「うち、子供達、毎日欠かさず見てるわ」 ダニエル「じゃあ毎日、僕と会ってるんだ」 ミランダ「私達の絆いえるには…芝居に時間がかかると思うの、長年ひどいこといいあったりして…ずっと傷付けあってきたから…だけど私と貴方もいつか立ち直れるわ。でも…子供は…私…これ以上傷つけたくないの…」 ダニエル「どうしろっていうんだ?子供達の前には平気なフリをしろっていうのか?ニコニコして、僕達から子供を奪ったら君は…今じゃ監視つきじゃ会えないと、知らない女がまるでじゃあ何かのように見ておたくとすぐに変な顔をする。この気持ちが分かるか?君は法廷で何も言ってくれなかった。あの時、決定が下されるのをただ見てたなんて…」 ミランダ「頭に来たの!?あたしがどんなに傷つけられたかわかる?」 ダニエル「また俺に焼餅を焼きに着たのか?」 ミランダとダニエルが口論する。 ミランダ「ちょっと待って」 ダニエル「何だよ」 ミランダ「喧嘩なんてもうしたくないの。どっちが悪いというのかそっちはやめましょう。今度のことでいろいろと考えたんだけど…はっきりわかったのはダウトファイヤーが来たとき子供達がみんな幸せだったということなの」 ダニエル「そう…」 ミランダ「彼女は子供のいいところを引き出すの。貴方の一番いいところは何?」 ダニエル「君」 ミランダ「そう…みんな会いたがってるわ」 ダニエル「何が言いたいんだ?」 ミランダ「あなたが必要なの」 ダニエル「僕だって…」 変わってミランダの家。 テレビにはミセス・ダウトが映っていた。 ダウト『明日のゲストはフランクさん、映画のメイク係です』 ダニエルことダウトが出演した番組を見て子供3人は笑顔になる。 ダウトが出演した番組ではドアをノックする音がなる。 ダウト『誰でしょうね?そろそろ終わりの時間だって言うのに…』 ダウトが扉を開けると郵便屋がいた。 ダウト『まあ皆さん郵便屋さんですよ、郵便屋さんご苦労様』 郵便屋『あなたにたくさんのお便りです』 一方でピンポンの音がなる。 リディア「新しい家政婦さんよ」 ミランダ「さあみんな来て、急いで。さあさあいいお顔でね、クリスそこに立って並ぶ」 ミランダが玄関のドアを開けるとそこにはダニエルが待っていた。 クリス「パパ…」 ミランダはダウトがダニエルと同じであることを受け入れたのか、ダニエルをシッターにしていた。 ダニエル「やあ」 リディア「どうなってるの」 ダニエル「迎えに来たのさ」 ミランダ「パパに頼んだの、これから毎日学校に終わってから」 ナタリー「ホントに!?」 リディア「でも裁判所で…」 ダニエル「ママに聞いて」 ミランダ「手続きしたの、今日から立会い無しで会えるようにね」 ナタリー「あたしたちだけ!?」 ダニエル「そうよ」 クリスはナタリーに抱きつく。 ダニエル「熊さんも連れて行こう、お前達も用意して」 ダニエルの言うとおりに3人は出かける準備をする。 ミランダ「ちょっと入らない?」 ダニエル「いや外で待ってる」 ミランダ「そう…」 ダニエル「ありがとう、それじゃあ」 ミランダは玄関のドアを閉めると、ダウト(ダニエル)が出演してる番組を見る。 ダウト『ダウトファイヤーさんへ私のパパとママは二ヶ月前に亡くなりました。お兄ちゃんはもううちは家族じゃないっていっています。それって本当ですか?私の家族は亡くなっちゃったんですか?パパとママが仲直りする方法を教えて下さい。ケイティー・マコーニ・クラウン。あのねケイティーちゃんよく喧嘩するパパとママは別々に住んだ方が仲良しでいられる、だって離れていれば喧嘩なんてできないでしょ?その方がいいパパとママでいられるの。中にはまた一緒に暮らす人もいるしずっといたままの人がいる、でもそうなっても絶対にあなたのせいじゃない。パパとママが愛し合って無くてもその愛は変わらないわ』 一方でダニエルが外で子供を待ってる中、子供達3人がやってきて、ダニエルは子供達を乗せて出発の準備をする。 変わってテレビに映るダウトが家族の言葉を言う。 |ダウト『世の中にはいろんな家族があるのママしかいないお家、パパしかいないお家、パパとママが二人ずつ残る、叔父さんや叔母さんの子もいるし、おじいさんやおばあさんに育てられた養子の子にもなるわ。同じ家に住む家族、別々に住む家族、兄弟と遠く離れてめったに会えない家族もいる。何ヶ月も会えなかったり何年も会えないこともある。でも愛がある限り、あなたたちは繋がっている。家族って心と心でしっかり結びついているのよ、あなたに私の愛を送るわ、がんばってバイバイ』| テレビに出演してるダウトがそれを言い終えると、変わってダニエルが子供を学校に送るため車で出発したところで終わる。 #center(){ (終) }