マッスル人参の半分を食べ、より強大になったバロン・マクシミリアンに対し、 自分の力で勝つことをアレナンダと約束した万太郎は火事場のクソ力を発動させた。 万太郎がバロンのパンチを受け止めた。 バロン「なに!?」 万太郎「言ったはずだよ、ボクは絶対に負けないって!」 バロン「ふざけるな!」 バロンのもう片方の手でのパンチも万太郎は受け止めた。 バロン「貴様・・・」 万太郎「時間がない、そろそろ終わりにしよう」 バロン「馬鹿め、それはこっちのセリフだ! バロンが万太郎をアルゼンチンバックブリーカーに捕らえ、空高く飛び上がった。 吉貝アナ「おーーーとバロン、万太郎にバロントルネードボムを仕掛ける気か?」 中野「こ、こりゃマズイですよ。バロンはさっきより凄まじくパワーアップしています!」 吉貝アナ「ということは・・・」 ミート「あれを食らったらⅡ世は!」 バロン「粉々にしてやる!ハイパートルネードボム!!」 バロンが万太郎をデスバレーボムの体勢に固め、落下し始めた。 ミート「だけど、だけどⅡ世は!」 凜子「万太郎は!」 アレナンダ「絶対に負けない!」 万太郎がバロンのクラッチを外し、逆にバロンを固めた。 吉貝アナ「あ――っと!」 中野「この体勢は!!」 万太郎「キン肉バスター―――――!!」 万太郎のキン肉バスターがバロンに炸裂した。 その余波はコロシアム全体にまで及んだ。 倒れたバロンの姿が、元の老紳士の姿に戻っていった。 万太郎「うおっしゃ―――!! 吉貝アナ「キン肉万太郎必殺のキン肉バスターで奇跡の逆転勝利を収めました!!」 ケビン「見せて貰ったぞ万太郎、おまえの闘いを」 コロシアムに変形させられていたローズバト号を新世代超人たちが修復し、 元に戻ったローズバド号が海に出た。 万太郎はスーツを着込んで、前髪をセットしようとしていたが中々決まらない。 パーティーが始まり、凜子、たまき、恵子の3人も楽しんでいた。 そこへ着飾った万太郎が来るも、3人はドン引きする。 セイウチン、ガゼルマン、キッドの3人も来ていた。 ドレス姿のダレナンダ姫が来て、万太郎が駈け寄るも、 ダレナンダはアレナンダの方に行った。 いつの間にかにダンスが始まっていて、キッドと凜子は残された万太郎をニヤけた目で見て、ミートも呆れていた。 ダレナンダとアレナンダは外に出ていた。 ダレナンダ「良かったわ」 アレナンダ「え?」 ダレナンダ「この世からマッスル人参が消えて、ようやく私も解放された気がします。ありがとう、アレナンダ」 アレナンダ「いえ、全て新世代超人の方々のおかげです。そしてどんなにフザけて、カッコ悪くても、あなたはボクのスーパーヒーローです」 万太郎は1人でカルビ丼音頭を踊っていたが、コケた。 アレナンダ(キン肉万太郎!) 万太郎「寂し――――!!」 #center(){&bold(){おしまい}}