|CENTER:BGCOLOR(blue):COLOR(white):&bold(){&big(){True Crime}}| サンクエンティン カリフォルニア州立刑務所。 刑務所内では殺人犯である黒人のフランク・ビーチャムの死刑執行までの準備が行われており医師が身体検査をしていた。 医師「血圧、120度70。異常なし。口あけて、ちょっと馬並みに健康だ。もう一つ検査が残ってる」 ルーサー「カップに尿を入れろ、それで終わりだ」 刑務所長のルーサー・プランキットがそれを言うとフランクはルーサーの言う通りに尿を採取しそれをする中、情報担当の看守がフランクの健康診断内容をタイプライターに打つ。 |フランク・ビーチャム&br()健康診断終了(翻訳字幕)| 変わって夜中のレストラン。 そこでは新聞記者スティーブ・エベレットと同僚の女性ミシェルが食事しながら話し合っていた。 ミシェル「むかつくな…」 エベレット「ジャーナリズムを非難したようだな」 ミシェル「あれがジャーナリズム?。笑わせないでよ」 エベレット「なあ、ミシェル。今週はよく働いた。みんなが銃を撃ちまくり記者も休む間話だ」 ミシェル「私に回ってくるのはカスばっかりよ。学校に戻って博士号を取らないと大事件を扱えないの?」 エベレット「ミシェル、君はまだ若い。世間の事はわかってないよ」 ミシェル「あなたまでそんな事!?」 エベレット「よーしよし、俺の肩で泣けよ。だれに虐められた?」 ミシェル「編集長よ。アラン」 エベレット「何で?」 ミシェル「ビーチャム事件の囲み記事が没。あの事件は絶対に酔うわ、そもそも…目撃証言を…」 エベレット「俺の目を通したよ」 ミシェル「自分でよく書けたと思ってるの、違ったのに」 エベレット「たしか君はこう書いてたな。メディアは事件の被害者を美化することで男性支配の社会という現実に蓋をした」 ミシェル「それこそが被害者を殺した暴力を生んだのだと?」 エベレット「ああ、いい記事だ。没はないよな」 ミシェル「くそアラン…」 エベレット「まだ青いがね」 ミシェル「じゃ…青いか試してみる?」 エベレット「青い果実の飲むのか楽しみだ」 ミシェル「ほんと?」 そんな中、バーテンダーのニールが2人に話す。 ニール「さてと…おかわりは?」 エベレット「ああ…彼女にマン気味だ。俺が済むから」 ニール「昔かいつものかそれとも?」 エベレット「いや、今のだアルコール」 ニール「ああ…バージンマリーか。OK」 エベレット「ところでバージンか?」 エベレットがそれを言うとミシェルは笑う。 ミシェル「ねえ?教えてくれない?。あなたみたいな一力記者がどうして西海岸まで流れたの?」 エベレット「愛を探しにだ」 ミシェル「う~ん、だったら探す場所を間違ってる」 エベレット「いや、そうは思う」 エベレットとミシェルはキスをする。 ミシェル「これあんまし利口じゃないかも…」 エベレット「愛とは愚かなものさ」 ミシェル「やっぱりだめ。もう行かなきゃ。あなたには家庭があるしそれに…とにかく駄目よ。ごめんなさい」 ミシェルが立ち上がり店を出る。 ニール「残念、ふられたな」 エベレット「何、次があるさ」 ニールは笑う。