オーズはガラに取り込まれていた五月を救ったが、なおガラに苦戦していた。 そんな中、空から火の玉が降ってきて・・・ オーズ「何だ?また敵・・・?」 火の玉の正体は、新たなる仮面ライダー・仮面ライダーフォーゼだった。 オーズ「え?宇宙飛行士・・・まさかね、って仮面ライダー!?」 フォーゼ「オッ、悪い悪い、まだ慣れて無くてな。で、あのバケモン倒せばいいんだな」 オーズ「そうだけど・・・何で?」 フォーゼ「ダチのピンチが見逃せるか」 オーズ「ダチ?」 フォーゼはドライバーに装填したロケットスイッチを発動させ、右腕にロケットモジュールを装備した。 フォーゼ「ライダーロケットパンチ!」 ロケットモジュールで加速してのフォーゼのパンチがガラを吹き飛ばした。 フォーゼ「俺は全ての仮面ライダーと友達になる男!仮面ライダーフォーゼ!なんてね」 フォーゼは背中からのロケット噴射を交えながら、ガラと戦う。 しかし、フォーゼドライバーがコール音を鳴らし出した。 フォーゼ「オラ、ジャマだ!」 フォーゼはガラを殴り飛ばし、左腕にレーダーモジュールを装備した。 レーダーモジュールに来ていたのは、クラスメイトのユウキからの連絡だった。 ユウキ「もう何やってんの弦ちゃん、部活始まっちゃうよ!」 フォーゼ「あ、ヤベェヤベェ」 フォーゼはロケット噴射で一旦ガラから下がった。 フォーゼ「こいつで決めるか」 フォーゼはマジックハンドスイッチを発動させ、右腕にマジックハンドモジュールを装備した。 オーズ「すごい!スイッチで変わるんだ」 フォーゼ「そういうこと、じゃあ次はあんたの番」 オーズ「俺?」 フォーゼはマジックハンドモジュールでオーズを掴み、振り回し始めた。 オーズ「何すんの!?」 フォーゼ「耐えろ、横Gは宇宙飛行士の基本だ」 オーズ「宇宙飛行士じゃないし!ああっ」 フォーゼ「止めは譲るぜ、オーズ。ライダースイングハイ!」 オーズ「はやぶさでもないし!」 フォーゼはガラ目がけてオーズを投げ飛ばした。 オーズはトラクローを展開し、ガラの腕を切り裂き、飛んで行く。 オーズ「セイヤーーーッ!」 オーズのトラクローの一撃がガラに炸裂し、ガラは塔の最上階まで吹き飛んでいった。 フォーゼ「ヘヘッ」 オーズ「ありがとう・・・やっぱりライダーは助け合いだね」 フォーゼが変身を解き、高校生・如月弦太郎の姿に戻った。 弦太郎「その通り」 オーズ「高校生!?」 弦太郎「んっ」 弦太郎が出した手をオーズが握ると、弦太郎はそこから、オーズの拳と自分の拳を3度かち合わせた。 オーズ「おっ、おっ、おっ・・・」 弦太郎「急ぐんで、また会おうな。じゃあな!」 弦太郎が去って行った。 オーズ「無茶苦茶だけど・・・若いっていいな」 (続く)