#center(){|BGCOLOR(gray):COLOR(white):CENTER:&br()&big(){&big(){&bold(){ジローの最期か&br()ダーク全滅か!?}}}&br()&br()|} #center(){|CENTER:&br()光明寺博士の体を元通りに出来る&br()手術を目の前にして、&br()ミツ子たちはダーク破壊部隊最後の戦士&br()白骨ムササビに襲われた。&br()&br()あれほどの強敵・ハカイダーを&br()一瞬のうちに倒した白骨ムササビ。&br()体の回復がまだ完全ではなく、&br()キカイダーにチェンジできないジローは&br()これをどうかわすか?&br()&br()白骨ムササビは不気味に迫る!&br()&br()|} ジロー「ミツ子さん、後は頼む!」 ジローが単身白骨ムササビに立ち向かい、もろともに基地の外へ飛び出す。 ミツ子「ジロー!」 マサル「ジロー!」 サイドマシーンで山道を疾走するジローを、白骨ムササビが空から追う。 マサル「姉さん、お父さんの手術が先だ!」 ミツ子「ジローはチェンジできないのよ!? あの体では白骨ムササビに勝てないわ!」 半平「ミスター・ジローにはミスター・ジローの考えがあるんですよ!」 マサル「ジローの気持ちがわかんないのか!」 ミツ子「でも、私、じっとしてはいられないわ!」 ミツ子の頬に、マサルの平手打ちが飛ぶ。 マサルの目には、涙がたまっている。 ミツ子「……わかったわ、マサル」 半平「さぁ、そうと決まったら、早く光明寺博士の手術を!」 プロフェッサー・ギルが、アンドロイドマンたちに指示を下す。 ギル「まだ基地の外には出ていないはずだ。光明寺とミツ子とマサルの姉弟を捜せ! 見つけ次第、殺すのだ!」 ジローと白骨ムササビの追跡劇が続く。 ジロー (俺はたぶん、あいつには勝てない…… どうせ奴に殺されるのなら、少しでも遠いところへ行って殺されよう。その間にミツ子さんの手術が終わって、光明寺博士は逃げることができる。少しでも遠くへ…… 少しでも遠くへ!) 一方のダーク基地内では、ミツ子たちが光明寺博士を手術室へ運ぶ途中、追っ手のアンドロイドマンたちに見つかってしまっていた。 アンドロイドマン「逃がすな、捕まえろ!」「待てぇ!」 一方のジローと白骨ムササビ── ジロー (遠いところへ、遠いところへ!) 白骨ムササビが舞い降り、ジローの行く手を塞ぐ。 白骨ムササビ「キカイダー、逃げるのはやめろ! 俺と勝負をするのだぁ!」 ジロー「チェ──ンジ!」 やはりジローはキカイダーにチェンジできない。 ジロー「くっ……!」 白骨ムササビ「これはいい! チェンジできないキカイダーとは面白いぞ! ゆっくりと遊び相手になってもらおう! アバラ火の玉~!!」 白骨ムササビが攻撃を繰り出し、ジローはチェンジできない体で必死に逃げ回る。 白骨ムササビ「どこまで逃げられるかな、キカイダー!」 ミツ子たちは、光明寺博士をストレッチャーに乗せたまま、基地の外へ逃げ出す。 アンドロイドマンたちが依然、追って来る。 アンドロイドマン「待てぇ!」「逃がすな!」「捕まえろ!」 ついに光明寺博士が捕まる──と思いきや、ストレッチャーの上は偽物。 ミツ子とマサルも偽物であり、実は半平が作り物の人形2体を抱えて囮となり、外へ逃げたのであった。 アンドロイドマン「騙したな!」 半平「これぞ伊賀忍法、身代わりの術! ざまぁ見ろってんだ!」 アンドロイドマン「お、追え!」「逃がすなぁ!」 ミツ子とマサルは光明寺博士と共に、ダーク基地内の手術室に残っていた。 ミツ子が光明寺博士の手術を終える。 マサル「終わったんだね?」 ミツ子「うん。でも…… 私、自信は……」 マサル「……目を覚まさないよ?」 ミツ子「お父様! お父様!」 マサル「お父さん! お父さん!」 ギルがアンドロイドマンからの報告を受けている。 ギル「ふむ…… そうか、手術室だ。奴らは手術室にいるに違いない、行けぃ! 1人も生きて帰すな!」 ミツ子「どうしよう、マサル!? 私、お父様を殺してしまった……」 マサル「まだわからないよ、姉さん。何か、何かやってみることがあるはずだよ」 ミツ子「ないのよ! もう、すべてやってみたのよ……」 マサル「姉さん……」 ミツ子「お父様……」 ミツ子の涙が、光明寺博士の頬にこぼれる。 光明寺博士の腕が動き、涙を拭う。 マサル「あぁっ!?」 ミツ子「お父様!?」 ついに、光明寺博士の目が開かれる。 マサル「お父さん!」 ミツ子「お父様!」 光明寺「ミツ子…… マサル……」 マサル「お父さぁん」 ミツ子「お父様ぁぁ!」 ミツ子たちが涙ながらに光明寺博士に抱きつく。 光明寺「私は…… わ、私は、どうしてここにいる!?」 マサル「お父さん、記憶も戻ったんだね!」 光明寺「そうか…… ここはダークの! わかった。わかったよ、ミツ子。泣くな、マサル。私はもう大丈夫だ!」 ミツ子「お父様……!」 光明寺「よしよし、もう心配するな。大丈夫だぞ」 そこへギルが、アンドロイドマンたちを従えて現れる。 ギル「久しぶりだな、光明寺…… とは言ってもわしの方では、記憶喪失中のお前には何度も会っているが」 光明寺「プロフェッサー・ギル、これは何の真似だ!? 私にどんな怨みがあろうと、この子供たちには何の関係もない! この子供たちには手を出すな!」 ギル「うるさい!! 今までお前たちを殺さないでおいた、わしが馬鹿だったのだ! 今日こそは、お前たちを皆殺しにしてやる!! 処刑場へ連れて行け!」 アンドロイドマンが光明寺親子を羽交い絞めにするのと同時に、どこからか、ギターの音が流れてきた。 すわジローかと、周囲を探るアンドロイドマンたち。 そして手術室のドアが開き、現れたのは──ギターを構えた半平。 半平「お待たせしました、ギターの服部半平ちゃん! チェーンジ!」 ジローのチェンジのポーズよろしく、半平が3本指を突き出す。 半平「──ではなかった、堂々、3度目の登場!」 ギル「おのれぇ!」 ギルの指示を受け、アンドロイドマンが半平を襲う。 その隙に逃げ出す光明寺親子。 ジローは依然、チェンジできないまま白骨ムササビに翻弄されている。 白骨ムササビ「この辺でトドメだ! 喉笛を食いちぎってやるぅ!」 ジロー「うわぁぁ!」 白骨ムササビがジローに噛みつき、放り投げ、さらに抱き着いて体を締め上げる。 白骨ムササビ「冥土の土産に教えてやろう! これがあのハカイダーを倒した『ムササビ地獄絞め』だぁ~!!」 ジローがなんとか拘束から逃れるものの、足はふらつき、絶体絶命。 そこへ、ギルからの指令が白骨ムササビへに届く。 ギル『ダーク破壊部隊、白骨ムササビ!』 白骨ムササビ「ははぁ!」 ギル『光明寺と光明寺の子供が逃げた。キカイダーを倒したらすぐに、3人を追って皆殺しにしろ!』 白骨ムササビ「承知しました、プロフェッサー・ギル! キカイダー、俺はとどめを刺さん主義だ。苦しむ奴を見るのが大好きでな! 苦しめぇ! 存分に苦しさを味わって、死ぬがいい!」 ジローが崖際まで追いつめられ、崖下へ突き落とされる。 光明寺親子は基地の外へ脱出できたものの、なおアンドロイドマンたちが追って来る。 アンドロイドマン「待てぇ!」「逃がすな!」「挟み撃ちにしろぉ!」 光明寺たち「ミツ子、マサル!」「お父様!」 そこへ、半平の乗った車が割って入る。 半平「博士! この場は吾輩に任せて、一刻も早く、早く!」 マサル「&ruby(ハンペン){半平}!」 ミツ子「ありがとう!」 光明寺「ありがとう!」 ミツ子「さぁ、早く!」 半平「お前らごときに負けてたまるか!」 アンドロイドマンたちが、半平の車にしがみついて半平を引きずり出そうとする。 慌てて車を発進させる半平。 そこへ白骨ムササビも参戦する。 白骨ムササビ「畜生~! 生かしてはおかんぞ!」 一方のジローは崖下でどうにか立ち上がり、サイドマシーンを呼ぶ。 ジロー「くッ…… ミツ子さんたちを…… ミツ子さんたちを助けなければ……」 白骨ムササビが、半平の車を執拗に追いかける。 半平「わぁ、助けてぇ~!」 白骨ムササビたちの目が半平へ逸れたおかげで、光明寺たちは追っ手から逃れる。 光明寺「あっ、車だ!」 ミツ子「サイドカーよ」 マサル「煙を吐いてる……」 ミツ子「ジローだわ!」 サイドマシーンがジローを乗せて走ってきたのだった。 ジローは車上にもたれ、体から煙を吹いている。 ミツ子「ジロー!」 光明寺「これはひどい……」 ミツ子「どうしたの!?」 ジロー「ミツ子さんを…… 助けなければ……」 ミツ子「喋っては駄目よ、弱るだけだから! しっかりして!」 光明寺博士は、そばの草むらにジローを運び、修理を行う。 光明寺「変身回路が外れていた」 ミツ子「私のせいだわ…… 私のせいでジローがこんな目に……」 光明寺「よしなさい、ジローは元通りになる」 アンドロイドマンたちが近づいてくる。 光明寺「あっ…… ジローを隠せ」 アンドロイドマン「いたぞ!」「あそこだ!」「捕まえろ!」 光明寺たち「何をするんだ!」「離して!」「離せぇ!」 草むらに隠されたジローを残し、光明寺親子がアンドロイドマンたちに捕われてゆく。 半平の車は白骨ムササビに追い詰められ、事故を起こして停止する。 白骨ムササビが車内を覗き込むと、血まみれの半平が倒れているのみで、他には誰もいない。 白骨ムササビ「ムッ、いない!? どこへ逃げたか、光明寺めぇ!」 白骨ムササビが去ると、死んだと思われた半平が起き上がる。 半平「フフフ…… 死んだふりは、クマ以外にも効くもんですな」 ダーク基地の処刑場で、光明寺親子が縛り上げられている。 ギル「ダークを散々苦しめた光明寺親子め、今こそダークの恐ろしさを知るがいい。それぃ!」 アンドロイドマンの中から3人が槍を構えて進み出で、ゆっくりと光明寺親子に近づいていく。 ギル「恐がれ…… 怯えろぉ! 十分に苦しんでから、死んで貰おう!」 光明寺「殺せ! 殺すんなら、ひと思いに殺せ!」 ギル「まぁ、そう慌てるな。ゆっくり痛めつけてやるぞ……」 マサルの鼻先に、槍が突きつけられる。 ギル「それぃ!」 アンドロイドマンたちが槍を振り上げる── そのとき、ギターの音。 アンドロイドマン「ムッ、どこだ!?」 ミツ子、マサル「ジロー!?」 光明寺「ジローくん! 直ってくれたか……」 アンドロイドマン「あそこだ!」 ギターを手にしたジローの雄姿。 ジロー「ダークの首領プロフェッサー・ギル、いよいよ最期の時が来たようだな」 ギル「ほざくな、キカイダー!!」 襲い来るアンドロイドマンたちを、完全復活したジローが蹴散らす。 ギル「おのれぇ!」 ギルがジローを操る笛を吹こうとするが、ジローがアンドロイドマンから奪った槍を投げつけ、笛を弾き飛ばす。 笛は地面に叩きつけられたショックで壊れ、爆発。 ギル「畜生っー!!」 ギルの絶叫──その間にジローが、捕まっている光明寺親子を助ける。 ジロー「博士!」 光明寺「ジローくん!」 3人を縛る鎖を引きちぎるジロー。 ミツ子「ありがとう、ジロー!」 ギルが女アンドロイドマンに守られながら逃げてゆく。 それと入れ替わりに、白骨ムササビが飛来。 白骨ムササビ「ムササビ参上! ギェ──ラァ──ッッ!!」 ジロー「チェ──ンジ・スイッチオン!! 1・2・3!!」 ジローが左肩のスイッチを右手で、右肩のスイッチを左手で叩くや、たちまちその姿がキカイダーへと変化。基地の外へ戦場を移し、キカイダーの戦いが続く。 突如、白骨ムササビが姿を消す。 キカイダー「はっ、どこだ、白骨ムササビ! 出て来い!」 白骨ムササビ「ここにおるわ!」 キカイダーの目の前に、白骨ムササビが躍り出て急襲する。 キカイダー「大車輪投げ!」 白骨ムササビ「アバラ火の玉!」 互いの技の応酬。白骨ムササビは自在に空を舞ってキカイダーを翻弄する。 だが、一瞬の隙を突き、キカイダーが反撃に転じる。 キカイダー「デン・ジ・エ──ンド!!」 必殺の電磁エンドが炸裂し、白骨ムササビが崖下へ転落、大爆発を遂げる。 ダーク破壊部隊最強最後のアンドロイド・白骨ムササビは敗れ去った。 ギルが基地の司令室へ逃げ込む。 キカイダー「待てっ、プロフェッサー・ギル!!」 それを追ってキカイダーも司令室へ。 ギル「ハハハ…… かかったな、キカイダー! ここには自爆装置が仕掛けてある」 キカイダー「何っ!?」 ギル「俺と一緒に死ね!」 キカイダー「やめろ!!」 襲い掛かる女アンドロイドマンを軽く一蹴し、ギルに掴みかかるキカイダー。 キカイダー「やめろ、プロフェッサー・ギル!」 ギル「うるさぁい!」 ギルが振りほどき、スイッチを入れるや、自爆装置が作動する。 基地内が次々に爆発・崩壊し、アンドロイドマンたちが大混乱に陥る。 炎と煙に包まれながら、玉座についたギルの目は、宙を見据え続けている……。 ジローが光明時親子を基地から連れ出し、外へ脱出する。 ジロー「さぁ、早く! ダーク基地が爆発します。急いで、早く…… 伏せて!」 目の前の山が爆発。山肌が崩れ落ち、中に隠されていたダーク基地が露わとなる。 そして基地が大爆発し、木っ端微塵に砕け散った。 ついにダークは滅び去った──。 後日。警察では、誤解で指名手配されていたジローの手配書が剥がされていた。 ジローを犯罪者と決めつけていた熊野警部が、ジローと握手をかわす。 熊野「ジローさん、何と申し上げて良いか…… まったく、私どもの間違いで」 ジロー「いいえ、どうか気にしないでください。あの場合なら僕が刑事でも、やはりあなたと同じことをしたでしょうから」 熊野「面目ない。あんたにそう言われると、どうも…… 光明寺博士、どうか許してください」 光明寺「ダークもこれで滅びたんです。もう、みんな済んだことですよ。これからは、きっといい世の中になりますよ」 熊野「マサルくん、これを」 熊野警部がマサルに、菓子を贈る。 マサル「サンキュー!」 ミツ子「どうも」 熊野「ハハハ…… で、光明寺博士はこれから、ロボット工学のご研究を?」 光明寺「いや…… まだまだ今の世の中では、優秀過ぎるロボットを作り出すことは、悪用されることだけだと気が付きましてね。しばらく外国で、のんびり暮らそうかと考えているんです」 ミツ子「えっ…… 外国で!?」 光明寺「うん。お前たちにはまだ言ってなかったが、スイスに家を買ってあるんだ。みんなと暮らすためのな」 マサル「スイス!?」 ミツ子「みんな一緒に、スイスで暮らすのね! 素晴しいわ!」 しかしジローは何も言わず、顔色も変えずに光明寺親子を見つめる……。 そして何日かが経ち、光明寺家では転居の準備が進められていた。 ミツ子とマサルの荷造りを、半平も手伝っている。 ミツ子「スイス…… 私、スイスへ行ったら、第一番にあの雪山へ登ってみたいわ。真っ白なアルプスの雪を、この手で思いっきりつかむのよ」 マサル「雪山なんて嫌だよ。僕は牧場で、あの長~い笛の音を聞いてたほうがいいなぁ」 ミツ子「あら! マサルなんか、一緒にアルプスに来なくたっていいわよ」 マサル「えぇ~!?」 半平「ミスター・ジローでござるよ。ミツ子殿はミスター・ジローと一緒に、アルプスの山を歩きたいと、こう思ってるのでござろうが?」 ミツ子「……知らない」 マサル「姉さん、赤くなってらぁ!」 半平「おっ、本当ですな!」 ミツ子「こらぁ! マサルぅ!」 光明寺博士は、自室を整理している。 そこへ、ジローが現れる。 ジロー「光明寺博士」 光明寺「おお! この家ともこれでお別れかと思うと、なんだか寂しくなるよ」 ジロー「博士…… ミツ子さんたちには、何も言わずに行きます」 光明寺「うむ。私も、君の良心回路を完全にしてやれなかったことだけが心残りだ」 ジロー「いえ、僕はこのままがいいんです。欠点の多い人造人間のままで…… 完全な機械にはなりたくありません」 光明寺「ジローくん、色々と苦労をかけたな……」 ジロー「とても、ためになりました」 光明寺「では、やはりこれから修行に出るのか?」 ジロー「はい。全国を回って、不完全な良心回路に負けない精神力を身につけてきます」 光明寺「君が来ないと知ったら、ミツ子やマサルはがっかりするだろうが…… まぁ、私からうまく話しておこう」 ジロー「……では」 光明寺「うむ。頑張りなさい!」 ジローがサイドマシーンに跨り、光明寺家を発つ。エンジン音が響く。 マサル「あの音、ジローじゃないかな?」 ミツ子「えっ……?」 ミツ子の脳裏を不安がよぎる──が、すぐにそれを振り払い、 ミツ子「馬鹿ね。ジローが&ruby(おもて){外}にいるわけないでしょ。お部屋で荷造りしてるわよ」 ついに出発の日が来た。 東京国際空港の光明寺親子のもとへ、半平が見送りに来る。 半平「光明寺博士!」 光明寺「やぁ! これは、どうもどうも」 半平「いざお別れとなると、名残り惜しいですな…… マサルくん!」 マサル「ハンペン!」 半平「ハハハ、我が愛する助手よ!」 しかし、ジローはいつまでも空港に現れない──。 ミツ子「ジロー……」 光明時親子を乗せた旅客機が、空へ飛び立つ。 どこかの川のほとりで、ジローがそれを見上げている。 頭上の旅客機に、ミツ子の姿がだぶる。 (ミツ子『ジロー…… ジロー…… ジロ──っっ!!』) ジローがサイドマシーンのアクセルを吹かし、力強く走り出す。 #center(){|CENTER:&br()プロフェッサー・ギルの率いる&br()巨大な悪の組織ダークは、&br()キカイダーによって全滅した。&br()&br()光明寺博士の体は元に戻り、&br()ミツ子・マサルの姉弟とともに、&br()幸せな生活を送るべく、スイスへ旅立った。&br()&br()そしてジローは今日から明日へ、&br()そして未来へ向かって、&br()力強く自分の道を進む!&br()&br()がんばれ、キカイダー!&br()&br()さようなら、ジロー!&br()&br()|} #center(){&bold(){&big(){おわり}}}