とある国のビーチで観光客が遊んでいた中、観光客の一人である男性アロンゾ・パーシーがリゾートベンチに座ってくつろいでいた女性アンジェラ・バルザックを呼びかける。 アロンゾ「やあ、お邪魔してもいいかな?。昨日もこのマップに来ていたよね?君のパーソナリティカジュアルなものでものすごいようなみつごじゃないか。相当なメモリーもらってるんだね。」 アンジェラ「そんな風に見える?」 アロンゾ「ひょっとして上流市民なのかい?こんなオープンマップに来なくてもプライベートでロケーションをレンダリングできるでしょうに…実は俺友達と一緒にプライベートマップを共有してるんだ、よりずっと静かでハイレゾなんだぜ。」 アンジェラ「悪いけど客は一人で静かに過ごしたいの」 アロンゾ「素直じゃないなあ…そんなに豪勢なパーソナリティーつられてたただ見せびらかしてるだけかい?こんな安いコンテンツしか楽しまないなんて宝の持ち腐れじゃないか」 アンジェラ「仕事柄色々とね…」 アロンゾ「仕事柄?」 砂浜の海付近のが波が来た瞬間、一時停止したかのように止まり電脳世界の仮想空間であったのか各所各所に不具合となるノイズが浮かび上がる。 観光客ら「え?」「どうした?」 アロンゾ「何だ?…あっ…あれ?」 アロンゾの体中にもノイズがかかっていることに気づく。 アナウンス『ディーヴァにお住まいの人類の皆さんへ、しばしご丁重をお願いします』 アナウンスがそう言うと空に何かの裂け目があり、それがモニターのような四角い形となる。 アナウンス(フロンティアセッター)「私はフロンティアセッター。皆さんを新たな可能性にご案内するためにそちらの仮想空間に介入しています」 観光客ら「おいおいまたかよ…」 「これ地上からのハッキングって噂だぜ」 「嘘、やだ、怖い…」「局は何やってんだ…」 アロンゾ「これだからオープンマップは…」 アロンゾがそう言うとアンジェラはテーブルに置いてあったのにグラスの中に入っていたジュースをかけると、ジュースとなる液体がモニターに変わる。 アンジェラはそのモニターのタッチパネルを操作する。 アンジェラ「エージェントコードZ9…875456。アンジェラ・バルザック、保安要員の権限に基づき当該システムにおける干渉支配権を要請」 オペレーター『要請を受理。これよりシステム管理権はアンジェラ・バルザックに使用されます。コマンド待機…』 アロンゾ「あんた…」 一方でフロンティアセッター(以下略でセッター)はディーヴァにいる人類に呼びかけていた。 アンジェラ「現在アクセス中のユーザーを一覧表示。ディーヴァ市民のIDを照合」 オペレーター『当該サービス利用者1842名のうちID7名が重複。不正アクセス警告』 アンジェラ「警告キャンセル。まだ泳がせなさい、回線速度でさらにソート」 セッターが人類に演説している中でモニターとなるビジョンに宇宙船のらしきものが映る。 セッター『ご覧ください。これが失われた第一の結晶・ジェネシスアーク号です。この宇宙探査船は…』 アンジェラがモニターを操作する中で何かを発見する。 アンジェラ「こいつね…御愛想の緊急回線なんか使っちゃって&ruby(わる){悪}まで守ったわけ?。アクセスルート追跡!」 アンジェラがそう言うと、全身が光出してピクセル状になりアクセスルートとなるトンネル内の電脳空間で裸体のような姿になり不正アクセスしているユーザーとなる存在を全速力で追いかける。 セッターが演説し続ける中でユーザーは分裂する。 アンジェラ「今更ダミーを流したって!」 アンジェラは分身を出してそれぞれのユーザーを確保しようとする。 アンジェラ「同じ手を!」 赤いアンジェラは体の腕をゴムのように伸ばしてユーザーを確保しようとする。 アンジェラ「もらったぁ!」 アンジェラがそう言いユーザーを確保寸前の中で、そのユーザーは消滅する。 その後、アンジェラはビーチの仮想空間に戻る。 オペレーター『アンジェラバルザック担当官は中央保安局より召喚されています、直ちに出頭してください。アンジェラバルザック担当官は…中央保安局より召喚されています』 オペレーターがそう語りかける中でアンジェラはモニターを閉じると、着替える形で水着の姿から電脳世界の制服のような姿になる。 アンジェラ「まぁ、そういうわけ…私の仕事はディーバのシステム要員よ。連絡が欲しければアドレス聞いておこうかしら?」 アロンゾ「いいえ、そのまたの機会に…」 アロンゾがそう言うと、アンジェラは中央保安局の本部に通じる神殿の入り口のような扉に入る。 |CENTER:BGCOLOR(black):COLOR(DodgerBlue):&bold(){&big(){楽園追放&br()Expelled From Paradise}}|