ビーファイターカブトの第49話

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ビーファイターカブトの第49話 - (2025/06/29 (日) 22:20:49) のソース

メルザードの最終作戦……それは、人間の体内に爆弾を埋め込み、爆発させることなのだ。

マザー「地球を滅ぼすの人間だ―――何も知らず気づかぬうちに自らの爆弾で、炎で……地上を破滅させるのだ―――それこそわが闇の意思の最終作戦だ」
 
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ビーファイターがムカデリンガーに挑む。

しかし、ムカデリンガーの方がパワーが圧倒的だった。

ムカデリンガー「我々の屈辱を、晴らしてやる!! 抹殺! ムカデニックボム!!」

ムカデリンガーのムカデニックボムがビーファイターを吹き飛ばす。

カブトたちが転げ落ちる。

カブト「こいつ、死ぬ気で……」

クワガー「俺たちと、心中する覚悟だ!」

テントウ「なんて奴……」

ゆい「お兄ちゃん!!」

カブト「来るな! ゆい!!」

ムカデリンガーがゆいの方にジャンプし、人質に取る。

ムカデリンガー「来い!」

ゆい「いやああっ! 助けてカブト!!」

カブト「ゆい!!」

ムカデリンガー「これが俺の戦い方だ! とどめだ!!」

ムカデリンガーがムカデニックボムを繰り出すが、交わされる。

そこへ謎の光が現れ、ビーファイターヤンマ、ゲンジ、ミン、アゲハへと変わる。

アゲハ「ゆいちゃん……」

カブトたち「みんな!」

カブト「来てくれたのか。みんな!」

ヤンマ「仲間の危機は放ってはおけない!」

ゲンジ「地球の裏側からでも駆けつける!」

ミン「それが、道士です!」

アゲハ「元気だった!? みんな」

ムカデリンガー「おのれ……でやあっ!!」

ムカデリンガーのビームがビーファイターを襲う。

一同「ううっ……」

ヤンマ「スピニングボンバー!!」

ゲンジ「ライトニングキャノン!!」

ミン「ソニックプレッシャー!!」

アゲハ「ブルームキャノン、ビームシャワー!!」

カブト「インプットライフル! カブトニックバスター!!」

5つの最強技が炸裂。

ムカデリンガー「うわあっ!!」

ムカデリンガーの装甲が砕ける。

すると空にマザーメルザードの幻影が現れる。

マザー「ははは……」

カブト「マザーメルザード!」

マザー「このマザーのため、闇の意思のため……我が子ムカデリンガーよ―――虫けらどもにわが最終決戦の恐ろしさを見せておくれ―――」

ムカデリンガー「体が、体の中が……」

カブト「どうしたんだ一体!?」

テントウ「まさか……ハイパービートスキャン!!」

テントウがムカデリンガーの体内をスキャン。

テントウ「爆弾が増殖している……体全体が爆弾に!」

カブト・クワガー「何!?」

ムカデリンガー「助けてくれ……助けてくれ―――っ!!」

冷血鎧将ムカデリンガーは大爆発してしまった。

マザー「ハッハッハ……」

カブト「なんて破壊力だ……」

ゲンジ「全身を……体そのものを爆弾化させる!」

アゲハ「なんということを……」

ゆいはこの光景を見て恐怖に怯える。

マザー「ムカデリンガーの生体爆弾はまだまだ未完成だ……」

カブト「なんだって!?」

マザー「明日の夜明け―――人間どもの爆弾が本当に完成する。この闇の波動の結晶により、全ての爆弾を起爆させる! 楽しみに待て。人間ども―――ハッハッハ!」

マザーが消える。

ゆい「お兄ちゃん……私、死んじゃうの!? 明日の朝、死んじゃうの?」

カブトが振り向く。

カブト「ゆい……」

ゆい「嫌……嫌……」

カブト「ゆい……」

ゆい「助けて……助けてお兄ちゃん!」

超重甲を解いた甲平は涙を拭い、ゆいを抱きしめる。

他の6人も超重甲を解いていた。

マック「ゆいちゃん……怖いのはゆいちゃんだけじゃないよ」

フリオ「朴達もみんな、爆弾を抱えてるんだ!」

甲平「なんだって!?」

健吾・蘭「フリオ……」

フリオ「南米で……中国で……フランスで……あの雨に打たれたんだ」

ソフィ「世界ステージでコンサート中だった。演奏を危機に来てくれた人たちも、皆一緒に……」

李「私は遠足の最中……かわいい子供たちも、あと半日の命に」

ゆい「どうして……どうして……!?」

ゆいがしゃがみ込む。

一方、甲平は町を彷徨っていた。

甲平(みんな……みんな知らない……自分たちの運命を、爆弾を抱えてる問い事実を……クワガー、テントウ、ヤンマ、ゲンジ、ミン、アゲハも……戦って倒れれば……ムカデリンガーと同じように……)

(ムカデリンガー『助けてくれ……助けてくれ……』)

甲平が拳を握る。

甲平「(戦えるのは……この俺しかいないんだ! しかし……』闇の波動の結晶! そうか。あれが爆弾の起爆装置なんだ……あれを破壊すれば爆弾も! よーし!!」

階段の前に立つ甲平。

甲平「虫たちよ……地上に生きる命たちよ……俺に……この俺に力を貸してくれ……頼む。頼む! 頼む!!」

虫たちが甲平の期待に反応。

さらに甲平は超重甲しようとするが……。