朝、少女は走っていた。学校行きのバスに乗るため、急いでいる様子だった。
ふと、少女は立ち止まった。
キレイな、ピンク色の蝶がひらひらと自分の前を横切ったからだった。
「うわぁー!」
少女は感嘆の声をあげ、自分が登校中であることも忘れて蝶を追いかけていった。
「あっ」
少女は体勢を崩し、倒れかけた。
その少年が少女を抱きとめた。少年は少女を庇ったのだった。
「ああっ」
その少年は整った顔立ちをしていた。少女はその少年にみとれていた。
「大丈夫?」
少年のその一言で、少女はハッと我に返った。
「うわぁ!」
最終更新:2026年06月25日 21:18