竜力

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ドラゴンであれば必ず有している力。
ドラゴンとしての概念や魂とも考えられ、竜人族やドラゴン種との混血、一部のレッサードラゴンも微弱ながらこれを有している。
長い刻を経る、もしくは精神性の成長によって増加し、位階の高いドラゴン程に強大な竜力を内包するようだ。
そして死ぬと急速に霧散し失われると云う。

ドラゴンキラーに類する武具等はこの『竜力』に対して何らかのアプローチを行う物が多い。

古来より竜を殺した英雄がその血を浴びて凄まじい力を手にしたという逸話がある。
つまりそれは他者が『竜力』を取り込む事が可能であるという事であり、話にある竜殺しの英雄はその血に混じっていた力を偶然吸収してしまったからとも。
それと同じ要領でレッサードラゴンの中には共食いを繰り返し、力を高めてゆく個体も存在しているとの事。

だが本来、ドラゴン種以外の者が竜力を取り込もうとしても非常に効率が悪い且つ不確かな物である。
効率よく取り込もうとするならば倒したドラゴンをその場で残さず喰らうなり、同化と言う形で吸収する他に無いだろう。

かつて魔王リブラグニドゥは、力あるレッサードラゴンを多数喰らう事によって真性のドラゴンに迫る力を得ていたらしい。
そしてドラゴンならざる者が取り込んだ竜力を発揮させた際には肉体が竜人に似た姿へと変化し、更にその身を竜そのものに変じさせる事も可能になるとされる。
この魔王リブラグニドゥもまたそうであったとの事。


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最終更新:1970年01月01日 09:00