アドルフ・ヘーゲル

正しき隣人の会の現トップ。
輝くような金髪に透き通るような肌を持つ、誰もが振り返るであろう美丈夫な青年。
キザで饒舌で重度のナルシスト、人族に対しては明るく親切。だが亜人に対しては明るく非道。
弁論を得意としているが詭弁を弄する事が多く、彼と真面目に話し合うのは非常に危険である。

『亜人への差別はやめるべきだ』という主張の女性が、いつの間にか『亜人は人間より劣っているから保護してあげないといけない』という主張をしている事になってしまった『エグランティーヌ議論』は有名。

詳しい経歴は一切不明。
数年前に唐突に現れたかと思うと当時のトップを失脚させ、そして貴族の遊び場と化していた上層部を一掃して瞬く間に実権を握ったらしい。

知略家で光属性の魔法を得意とするようだ。
だが戦っている姿を見た者は一人もおらず、強いのかは全くの不明。

+ ...

“高慢の”アドルフ

正しき隣人の会トップたる『アドルフ・ヘーゲル』の正体。
『輝く道化』とも呼ばれる、暗く燃える大きな二本角をピエロ帽子の如く頭に生やした上級魔族である。

普段は部分的な変身魔法で角を隠し、人族に成りすましているらしい。
そして自身を最も美しく優れていると自負しており、人間や亜人はおろか同じ魔族達ですらも常に見下し蔑んでいるようだ。

膨大な魔力を持ち、操る魔法は凄まじいまでの威力を誇る。
だが使用する魔法はなぜか自身の弱点である光属性系であり、自分の放った魔法でダメージを受けてしまう事があるらしい。
その為か自ら戦闘をする事は殆ど無く、傀儡と化した手下を使って排除するのが常套手段との事。

魔界にいた頃から神出鬼没的に各地に現れ、巧みな話術と知略で周囲を扇動して大規模な騒乱を引き起こしていたと言う。

そんな魔族がなぜロクシアースにて人間至上主義組織のトップをしているのか?
それは彼が自身の手の平の上で踊る愚かな道化達の様子を眺め、嘲笑いたいだけだからである。


関連



最終更新:2023年12月03日 22:03