薫桜ノ魔呪皇

『くんおうのまじゅおう』
薫桜ノ皇国で祀られ信仰されている、呪術と『陰陽道』を司る神。
御守りや護符の神でもあり、『三桜神』(さんおうしん)と呼ばれる神の一柱。
その姿は長く伸ばした黒髪と渦巻く瞳を持つ、白桜の模様が描かれた着物を身に纏った娘子。

かつてはこの地に存在するあらゆる悪神を束ねていた存在であり、薫桜ノ導宣詞御言幸大神(くんおうのみちびきのりとみことさちのおおかみ)と長きに渡り戦いを繰り広げていた。
そして長い戦いの末に大神の説得に応じて改心し、三桜神の一柱となって幸福をもたらす神となったと言う。
その際に束ねていた悪神の半分は魔呪皇と共に善神となったが、残る半分はそれを良しとせずに散り散りとなったとの事。

悪神であった頃は憎しみや怒り、哀しみ等の感情を吸い取って己の力へと変えていたらしい。
今では人々の負の感情を引き受け、浄化させる神としても崇められている。


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最終更新:2022年06月12日 20:03