かつて西ギールシクリヒト大陸北部の山岳地帯に存在した国。
雪の女神スノーティリアを崇拝し、『風雪の王国』とも呼ばれていた。
兵士の数等と言った軍事力は低いものの、女神の
加護により周囲を取り囲む山々は常に吹雪が吹き荒れ天然の防壁となっていたようだ。
更に神殿を兼ねた王宮も女神の力で生み出された『溶けない氷』で守られており、美しさと同時に炎も砲撃も通さない堅牢さを誇っていたと云う。
しかし
第三次魔族侵攻時、密かに
魔族側と繋がっていた一人の下級官僚の裏切りで王宮内に安置されたスノーティリアの神像が破壊され加護が消失。
直後に氷の王宮は崩壊を始め、王と家臣、そして裏切った官僚諸共この崩落で命を落としてしまう。
運良く王子だけは助かったものの、追い打ちをかける様に快晴の雪原を侵攻してきた魔族軍に対抗する術も無く王国は降伏する事となった。
早期に降伏したが為に民の多くは生き残り、
第四次魔族侵攻の終結後には都市も解放された。
しかし既に国を再興させる力も血筋も残ってはおらず、やがて
グリルグゥルデン帝国の庇護下に加わる形で合併された。
そして更に時は流れ、現在では帝国から独立した
リヴァイク共和国の領地となっている。
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最終更新:2024年08月18日 23:12