巨大な
山羊の角を有する、赤銅の全身甲冑の姿をした上級悪魔。
両腕はそれぞれ黄金と白銀の煌びやかな大斧となっている。
相手の欲望に付け入る事を得意とし、欲深い願いを叶えて破滅に至る様を好むと言う。
かつて地上に現れた際、神官戦士団が激闘の末に女神像の中に封印する事に成功。
そして悪魔を封印した像は人の立ち入らない深い森の奥にある泉の底に沈められたと記録されている。
だがそれから百年が経過し、封印が弱まってきたのを機に一人の
木こりに干渉。
自身を封じている女神像の姿を模して『泉の精霊』に成りすまし、木こりの欲望を掻き立てる事で正気を失わせた。
そうして自らの腕を呪いの斧として木こりに与え、それで集落の人々を襲わせて血と魂を集める事で完全復活を目論んだようだ。
だがあと少しで封印が解けると言うところで偶然立ち寄った
冒険者により傀儡にしていた木こりが倒されてしまう。
直後に落ちた斧を拾おうとした冒険者の
仲間の精神を操り新たな傀儡にしようとするも、冒険者が所持していた『
宝玉』の力によって失敗。
最後は自らの手でその魂を奪おうとしたが、不完全な状態で現出した為に本来の力を殆ど出せず敗北し再び封印されたと言う。
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最終更新:2024年01月16日 21:08