リィテミラリス・ヴァールズ

ヴァールズ帝国に君臨したとされる女帝。
『帝国最初で最後の女帝』とも呼ばれ、その二つ名の通りに帝国初の女性皇帝であると同時に帝国最後の皇帝となった人物。

夫であった皇帝が早逝し、後継者にあたる皇太子はまだ幼く国を治められる状態ではなかった。
結果、リィテミラリスは我が子が成長して皇帝を継ぐまで摂政としてヴァールズ帝国を治める事になる。

摂政とは言え、実質は初の女性皇帝である事から臣下達の風当たりは強かったらしい。
だが幼少の頃からあらゆる学問を習得し、前皇帝であった夫を支え続けていた手腕もあって名君と呼ばれる程の善政を敷いたようだ。

しかし、グリルグゥルデン帝国の書物『ヴァールズの最期』に記載されてある通り、『大陸の覇者』として君臨していたヴァールズ帝国は第三次魔族侵攻魔族から最初に狙われ、完膚なきまでに破壊されてしまった。
そして燃え落ちる都を見つめながら歴代皇帝と民に謝り、皇宮のバルコニーで自害したと言う。

現在でも『悲劇の女帝リィテミラリス』という題材で語り継がれており、歌劇にもなっている。


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最終更新:2024年06月08日 01:22