モドオウド国

東ギールシクリヒト西部に存在していた王国。
ロゼルス国ノウィスト皇国バクハーン国と隣接していた。

本来は農業と革細工を産業としていた国であったが、12代国王アルベルト・ダズ・モドオウドの頃より覇権主義に傾倒。
友好国ではあるが強大なノウィスト皇国を避け、ロゼルス・バクハーン方面へ侵攻を開始したのである。

彼の構想では同地域を制圧後はオートデザイスマッスアイ族居住地への進出、行く末は西ギールシクリヒト大陸の掌握を考えていたようだ。
しかしロゼルス・バクハーン方面へ侵攻を開始するも攻略は難攻、そしてその最中にアルベルトが病によって逝去。

その後は息子の『エンリッヒ・ダズ・モドオウド』が13代国王として跡を継ぎ、政治や軍を動かし始めるも全体的な能力不足が露呈。
国内は混乱し、更にノウィストによる国境封鎖やロゼルスとバクハーンによる逆進撃を受け大敗と言う結果を招いた。

そして国民は隣接諸国預かりの下、下級兵士を除く軍人や貴族を全員処刑とする事で戦争は終結。
これにより600余年続いたモドオウドは歴史に幕を降ろす結果となってしまった。

【追記】
現在のイヴリア枯塩湖は塩の大地であるが、モドオウド国の時代は翡翠色に輝く美しい湖であったらしい。
現在の状態になったのは『度重なる戦闘の結果湖が枯れた』『敵国魔導師の呪いによる爪痕』とも言われているが、そのどれもが信憑性に欠けた憶測である。


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最終更新:2024年08月16日 23:57