遺跡や森林等で目撃される、よくわからない存在。
一言で言うのなら『希薄な実体を持った影が動いている』としか表現が出来ないモノ。
それなりの大きさだが決まった形状を持たず、姿形は様々。
多くの場合は
ゴキブリやムカデ、蜘蛛のような虫状の影で現れる。
時には
ネズミや
コウモリと言った場合もあるが、どちらにしても忌避感を抱くような姿の影となる事が多い。
直接的な被害は現在まで報告されていない。
此方を襲うような素振りを見せても、身体に接触する事無くすり抜けるだけである。
もちろん警戒するに越した事は無いが、必要以上に恐れる心配は無いとの事。
むしろ注意すべきは他の魔物や『遺跡を守護する存在』にも見えており、ソレらを誘引してくると言う点だろう。
このような謎の存在ではあるが、明確に分かっている習性もある。
それは『太陽ではない光源を避ける』という点であり、カンテラ等で照らすとその光から逃げるような行動を取るのである。
それは蝋燭等の光だけでなく、
ランタンツリーや
ヒカリスズランの発するような弱い光でも同様。
更には魔物を引き寄せる
鬼燈籠樹の実の光すらも避けていくようだ。
遺跡の探索には
照明器具を多めに持って行く事をお勧めする。
【要検証】
一部の
妖精族はこの【影虫』に対して強い恐怖感を抱いているようだ。
彼等の中には『
妖精界を破壊した
黒いもの』との共通点を述べている者も居るらしい。
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最終更新:2023年09月17日 02:52