『あらひがらみのはんにゃ』
薫桜の守護神である
荒櫻華戦女神から生まれとも言える荒神。
全身に溢れ出る陰の気を纏わせ、両手に巨大な釘と金槌を手にした死装束姿の鬼女である。
【神話】
荒櫻大白鳳尊の天下平定に付き添った荒櫻華戦女神。
だが旅を共にする中で荒櫻大白鳳尊へと恋慕を抱くも、あくまでも忠義の存在として付き従った。
やがて平定がなされた後、荒櫻大白鳳尊が人間の妻を娶ると知った際には自らの刀でこの渦巻く情念を切り離したという。
こうして切り離された情念は荒櫻華戦女神の手によって川へと流されたが、ある日に川底の淀みの中で形を得ると狂乱しながら荒櫻大白鳳尊の屋敷へと飛んで行ったのである。
突如として現れたこの荒神に妻子を庇いながら迎え撃つ荒櫻大白鳳尊。
急報を受けて駆け付けた荒櫻華戦女神はそれが自らの情念から生まれたものであると看破すると荒櫻大白鳳尊にこれを詫び、共にこの嫉妬心の化身を討滅したのであった。
だが消滅の間際、荒僻羅般若の残滓は真紅の刀へと姿を変えていずこかへと飛び去ったという。
現在でもこの『
妖刀』は妬みや僻みを抱いた人間を探し、その念を喰らいながら激情を煽り多くの悲劇を生んだとも囁かれる。
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最終更新:2026年08月25日 11:29