食味ランク

各地の魔物や生物を分析し、その食味をランク付けして纏めたモノ。
メルグ国が国家事業の一環として編集しており、同国の冒険者ギルドも協力者として名を連ねている。

だが食材の個体差によってランクの上下は変動するので、絶対的な指針では無い事は覚えておこう。


Fランク(食用に適さない)
食べられない。
もしくは食べる事に対して相当な創意工夫が必要となるモノ。

Eランク(食べる事は可能)
味は期待できない。
たまにコアな愛好家が居たりする。

Dランク(一般に食用とは認知されていない)
下手物の類い。
外見や匂いの癖が強い物が多く、然るべき調理を施せば珍味程度。
地域性が高かったり儀礼的に食べられている物はここに区分される事が多い。

Cランク(一般に食用とされる)
恐らく一番裾野が広い区分。
好き嫌いあれど概ね口にする事に抵抗が無い、あるいは少ない物。
心行くまで探求されたし。

Bランク(美味)
野生であるにも関わらず畜産物や栽培物に匹敵するモノ。
それを祝福するが如く飾り立てるか素の味わいを引き出してあげるかで度々議論が白熱する。

Aランク(とても美味)
Bランクに輪を掛けて美味しいモノ。
このランクになると国からの正式な依頼で冒険者ギルドに採取要請が来る事も。
稀少性の高い動植物もここに分類されていたりする。

Sランク(天上の美味)
美食の神が与えたもうた至宝。
無駄に手を加えるべきではないと料理人が包丁を置く。

EXランク(不定)
時期や個体によって大きく食味が変わったり可食条件が変わるモノ。
解毒処理が必要な種類もここに該当。


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最終更新:2022年06月02日 11:01