破封術式

封魔結界によって遮断されたロクシア魔界を繋ぐ術式。
過去にリーモリスが構築し、現在はこれを基礎とした破封門が作られている。

この術式の構築に際してリーモリスは自身の右腕を切り落としロクシアに、左腕を切り落とし魔界に、そして胴体をその中間地点に当たる亜空間に配置して座標にするという手法を取った。
当然だがこの結果、術式の発動と引き換えにリーモリスは死亡した。

なお現在、両腕、及び胴体その全てが行方不明である。
両腕に関しては長い刻の中で朽ち果て、胴体は座標が確認されているにも関わらずそれを認識する事が出来ないらしい。

この胴体さえ撤去してしまえば、ロクシアと魔界は完全に切り離されるだろう。
人類側としては何としてもこれを見つけ出し消去したい所である。


【破封門】

破封術式の発展系。
魔界とロクシアの両方に門としての設備と術式を構築し、両世界から同時にリーモリスの胴体のある座標に繋げると言ったモノ。
用意した門が大きければより大人数、より大きな者が通行出来るようになる。
ただし常に封魔結界の修正を受ける為、門を開いたままにするには莫大な魔力が必要。

門の設置には大規模な作業が必要であり非常に目立つ。
魔界はともかく、ロクシア側においては人類による妨害を受ける可能性が高い。
更に魔界側とロクシア側でタイミングを合わせて同時に術式を展開しなければならず、少しでも失敗すると用意した多大な魔力や設備が全て無に帰してしまう事となる。

近年は『クロアネルの時映し』によって比較的容易となったらしい。


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最終更新:2022年04月11日 02:10