元居た世界ではとある刀匠の家の生まれであったようだ。
腕は確かであったが「使えない刀なんて認めない」とやる気をなくし、家を継ぐ事も拒否していたとの事。
だがロクシアに迷い込み、実戦で使われる武具を作成できる事からやる気が再燃。
元いた世界で伝説となっている剣を模した
独特の作品を作り続けている。
しかし作ったはいいものの、少しでも気に入らなければ倉庫に放り込んで放置する癖がある。
更に武器に付ける銘のどれもこれもが絶妙にふざけた銘に改変されているようだ。
実際は自分が本当に作りたいものが見つからず、『元ネタありき』の剣しか造れない自分を嫌悪している。
造った剣にわざとふざけた名前を付けたり、出来が良いのに何かと理由を付けて倉庫に放置しているのはその裏返しであるようだ。
いつかしがらみから抜け出し本当に自分の作るべきものが見えたその時には、贋作などではない本物の『名剣』が誕生するかもしれない。
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最終更新:2024年11月19日 10:20