実桜城城下都市にて夏の終わりに開かれる祭り。
無病息災や天下泰平を願い、同時に帰って来ていた先祖の御霊を彼岸へと送る為の慰霊祭でもある。
夜になると数台の山車に乗せた提灯入りの大きな紙人形が祭囃子と共に都市の大通りを練り歩く。
この紙人形は城下の各町ごとで競うように作られており、主に
薫桜神道の一幕や過去の名のある武将、合戦の様子を模した物である事が多いようだ。
城下を一周し終わると山車の引手である町人達は港に向かい、用意しておいた小舟に人形を移して沖に係留。
そして宮司と
巫女が祝詞を唱えながら火を放ち、人形と船が海中に没すると祭りは幕を閉じるのである。
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最終更新:2023年06月14日 03:28